みなちん'74のブログ一覧

宮崎駿監督作品「風立ちぬ」を借りてきて観ました。

淡々とさらりと一人の飛行機設計者を描いていました。

私はもう四回も仕事を変えてしまっているので、

映画の主人公のように子供のころからやりたかった仕事に就き、

世界を凌ぐモノを造り上げてしまった人はうらやましいです。

すがすがしく難しいことをカンタンそうにやってしまう一流の人は、

見ていてかっこいいものです。

「このぐらいだろ」と、

そこそこお客さんを満足させようとしている自分の事を棚に上げて、

こういう人に巡り逢えることを望んでしまいます。

「美味しいラーメン屋さん」

「自分のクルマを簡単に直してくれる修理屋さん」

しかし、超一流の人にはいくつもの奇跡が起きたのではないでしょうか。

大好きなものが出来ること、

一途に努力出来たこと、

応援してくれた人がいたこと、

努力の質が良かったこと、

その世界に引き込んでくれた人がいたこと、

どうしても今までのモノを超えたかったこと、

そのアイデアを見つけられたこと、

自分がどんな事をしても超一流の人になれないのは分かってきました。

それと同じで簡単にうまい人に巡り逢えるものではないということです。

なんで、自分が客の立場の時は相手のお手並み拝見といった心もちで挑みます。

この人はどこまで自分の望みを叶える気持ちや力を持っているのか。

残念ながら、

「もう部品はないですが、何とか直しますよ」

とか、

「どんなクルマでも引っ張ってきますよ」

などと言ってくれるお方に

いまだめぐり会えたことはない。

めぐり会えるものではないのかもしれない。