というわけで、みん友諸氏の皆様本年もよろしくおねがいいたします(^o^)/
昨年はBF復帰記念、そしてBFを通してお知り合いになれた方々また、みんカラを通してお知り合いになった方々のおかげで楽しい時間をすごさせていただきました。
そんな私が一年で一番最初に行う催しが「元旦プチオフ・オートバイ編」であります。
毎年恒例でありましてもう20年以上になります。参加の面々はオートバイに乗る高校時代の同級生と後輩たちからスタートしましたが、最近はそのお友達達も参加してまして・・・といってもそんなに大所帯ではありません。いつも7~8台ですけど(^^ゞ。
住んでいる場所も仕事もそれぞれですから一年でこの日にしか合わない人もいます。それでも恒例となっていますので、お昼を過ぎたころにはほぼ出席率100%。
とはいっても結婚して子供ができて・・・とか仕事の都合でどうしてもこれない人もいますので顔ぶれはほぼ固定となりました。
開催場所は九十九里波乗り有料 一宮P
今年は比較的暖かくてオートバイで走っていてもそんなに苦痛ではありませんでした。で、こういう場にあなたはどんなオートバイに乗って行ってるの?って質問が読んでる皆さんからひしひし(そうでもないか・・・(^^ゞ)と伝わってきますもので一応写真など・・・
こんなエンジンぶらさげてる
こんなのです。しかもこんなのが部品取りでもう一台・・・というか、部品取りになっちゃったのがシート被ってます。
名前を「KZ1300」といいます。Kawasaki重工業製です。1979年ものですから32年「落ち」になりますね(^^ゞ。なんでこんなの乗っているかといいますと・・・(こっからが長いですから飽きずに読んでいただけるよう努力しますm(__)m)
高校から付き合いのある同級生が、とある県の大学に進学しました。その学校の先輩諸氏がモロにノスタルジックな方ばっかりだったらしく、カワサキのZやら、マッハやら、クルマだとGC10やらサニトラやら・・・という劣悪な環境(+_+)にて学生生活をおくっていた彼はやっぱりその道にハマりまして、手をだしたのがカワの「Z2-RS」。その当時は900ccのZ-1なんて売ってませんでしたし、昨今の旧車ブームの前でしたから今からすると格安で手に入れたそうです。それを少しづつレストアして乗っておりました。夏冬の長期の休みのときには乗って帰ってきてまして・・・。私も「オートバイ」という言葉の響きに憧れを持っていましたからいつか近い将来のってみたいなぁと思うまでにさほど時間はかかりませんでした。
それから数年後、彼はそのZと郵便ポストか消防車と見間違うような真っ赤なGC10(いわゆるハコスカ しかも2枚ドア)をもって帰ってきたのですが、その彼の弟も同じ大学(兄4年のとき弟1年)に進んだためやっぱり病気にかかり、逆輸入のカワ、Z1000Mk2を買っちゃいまして・・・。そしてその弟を含め仲間たちってのが私の後輩にあたるのですが見事に感染し、カワの空冷Z系が大勢をしめました。
そのころの私は当然のように2輪の教習所に通い始め中免を取得、その当時はやってたゼファーの400に乗っていたのですが、本家の〇Zを横目で見ながら苦虫を噛んでいました<(`^´)>。やっぱオートバイは大型だよな・・・と思い、幕張の一発免許に通い始め7回目でようやく大型を取得。で乗ったのが900のNinja。なんでNinjaかといわれればやっぱカッコいいじゃないですか、しかも壊れないし(^o^)。でも空冷Z乗りからいわせると「Ninja買ったんすか、ふーん(^v^)」くらいのものでした。なんか悔しい(-_-メ)・・・。なんなのこの空気感・・・。ん?俺のって名前が「Z」から始まってないからか?・・・。しかも水冷・・・なーるほど(;一_一)。よし、「Z」行っちゃる(-_-メ)てなものでいわゆる「Z]の「アキ」というか「スキマ」を模索しはじめました。行きついた答えは
「アイツら黙らすにゃこれしかない・・・フフフッ( 一一)カワの重戦車 Z1300!!」
排気量1286CC しかも6気筒 車重0.3t 燃料タンク27ℓ・・・・・デカッ、オモッ(^^ゞ。ざっくりいうとこんなデータなんですがいざ探し始めると・・・
このころには第1次旧車ブームがすでに到来していて「ミスターバイクBG」をみてもどれも旧車は結構な高値。夢で終わっちまうのかなぁ・・・・なんて思いつつ千葉市内の「赤男爵」へ「ヒヤカシ」で行ってみた。
「こんちはー。こちらにZ13・・・・・・・ん?」
「\(◎o◎)/! あったー \(◎o◎)/!」
なんという奇跡\(◎o◎)/!こんなところで巡り合えるなんて(^o^)丿
しかし、これは「Z1300転落人生」の序章にすぎませんでした。なぜか。
①外装
放置プレーにもほどがあるってくらいフレーム結構サビだらけ
なぜかローソンカラーの緑色
タンクが27ℓなのはいいが鉄ではなく、変なウレタンでお風呂みたいな素材
②エンジン
ジャンプしてようやくかかる
キャブがバリバリのオーバーフロー
③その他モロモロ・・・
という悲しいくらいひどいものでした。で、これをどうしたかというと・・・
買っちゃうんですよ、若いから>^_^<
治しながら乗ればいいじゃん てな軽い気持ちで(^^ゞ
「所有する喜び」は見てくれを超えます、コイツ。最初はこんな鉄の塊みたいなの乗りこなせるかな・・・と不安になりましたが、いざ走りだすと案外軽いんです。そして一番のほめどころはやっぱり「6気筒」という存在。まず音。車のようです。ツキギさんの集合管が入ってまして出口に消音バッフルがついてるんですが、これをはずすとまさに快音(^^♪だいぶ爆音入ってましたが中回転域から音が整いだすと鳥肌モノでした。キレーに吹けます。そして6気筒ゆえの振動の少なさ。ハンドルにほとんど振動というものがありません。そして最後に希少性。県内ですれ違ったことはほとんどありません。ですので周りの「Z」よりも目立てます(*^_^*)。この3点を知ってしまったのでボロでも売る気にも処分する気にもなりませんでした。
その後ずっと所有はしていたのですが仕事が忙しいとか色々ありまして、しばしの放置プレー(でも倉庫保管です(^^ゞ。)。元が調子悪い古体は放置するとやっぱりさらに調子が悪くなるのは常でありまして、キャブは詰まる、Fフォークはオイル漏れ、タイヤはヒビだらけ・・・でも置いとくんですよ、いつかは・・・・・の気持ちはぶれてませんから(^^♪
そんなこんなでサブとしてほかに1台やっぱりカワの異端児を買ったりしましたが、これも今はシート被って冬眠中。そんななかたまたま見ていた某オクで写真の1台が出品中なのを発見(*^_^*)。さてどうするか。金額は見てくれの割には格安。出品元は北の大地。置き場は倉庫内ですでにオーバーフロー気味。
まぁ 落札してから考えましょ(^o^)丿
てな感じで入札ポチっとな。
ほかにも入札はしていないけど出品者へ質問している方が2名ほどありましたが終了間際になっても入札の気配なし。そりゃそうでしょ、世間的にみればあんな古いの実際に見て確認できるわけでなく、出品者だって本業は買い取り屋さんですからそんなに詳しいわけではない。いつ売れるかわかんないような車両はちょっと儲け乗っけて安値スタートしてそこからの競り合いの儲けが出ればいいくらいのものでしょう。で、そこ行くと私の場合、今現在1台持っているという強みがあります。一通り苦労はしているし周りは旧車好きばかり。怖いものなんてありはしません。心の余裕度が段違いです(^。^)y-.。o○。ま、それでも一応郵便ポストのGC10乗りには相談しましたがね(^^ゞ。彼も画面を見て欲しがりましたが実際は買えません。なぜか。それはヤッホーのID持ってませんから入札できないんですよ(^v^)知ってて聞いちゃう私>^_^< でも入札はほかの人にしてもらって後で名義変更すればいいだけですからやろうと思えば邪魔できたんでしょうけど、それをやらないのが彼のいいところ^m^
そんなこんなで終了時間到達。無事に最初の価格にて落札できました。落札後無事に手元に届きました。やっぱ綺麗だわ(^。^)y-.。o○ さっそく車庫の整理をしましてZ1300 2台体制が整いました。でもデカイの2台は場所取りますね。
以上がおととしの秋の話です。まだまだ続きます(^o^)/
おととしの暮れから昨年の正月またぎのできごと。ってのがありまして・・・
秋口に納車されてからほとんど乗ることの無かった2号車。元旦には前述の恒例行事がありますんで大晦日の夜に掃除でもしようと水の使える工場内に持ち込み洗車なんぞを始めました。洗っているうちに「そうだ、タンクの下側も掃除したろ(^O^)/」とおもむろにタンクをはずしました・・・・・が、これが悲劇の始まりであることにも気付かずに・・・(T_T)
翌元旦、お披露目だー(^O^)/とばかりにメットと新しく買ったグローブをもって出発の準備を始めます。これがちょうどお昼頃。バッテリーがちょっと弱いのは分かっていたのでブースターをつないでスタートボタンをポチットな。「キュキュキュ・・・」とクランキングするんですが爆発の様子なし・・・・。昨日は掛ったけど今日は寒いしこんなもんかと再充電。しばらくして再度挑戦「キュキュキュ・・・」とセルは調子よく回るんですがやはり爆発の気配なし。。。充電、スタートをその後何度も繰り返しますがその間に聞いた着火音は力の無い「ぼっ ぼぼッ・・・」の一回きり・・・なんで???時計をみると1時を回ってましたので買ったのを唯一知っている郵便ポストに電話・・・
私 「エンジンがかかりましぇん(T_T)少し遅れます~」
ポスト「あははははーーーーーッ^m^(最近の彼はこんな笑い方)」
と大笑いされましたが一応は心配をしてくれている様子・・・電話を切り再度挑戦するもやはりダメで、セルの回りもだんだん弱弱しくなり・・・・・私の気持ちも弱弱しく・・・。プラグをはずしてみるとかぶっている様子は見受けられずむしろ渇き気味。ってことは燃料が落ちてきてない。。。でも火は飛んでいる。キャブだ(>_<)でも一晩でこんなにかかんないほど詰まるか??全部はずすのは面倒なのでフロート室のガソリンを抜いて様子を見ることに・・・。組み直して再充電し再度挑戦。これが2時30分すぎ。あまりに来ない私を心配してかポストから入電。
「掛ったかい?やっぱダメ?でも寒いからもう帰る(>_<)。」
そりゃそうですよ、あんな海っぺリでまっててくれるはずがございません。
・・・あぁっ 本年終了でございますOrz 間に合わなかったOrz・・・
「帰りに寄るよ(^o^)丿」
彼はそう言って電話を切りました。来てくれるのはありがたいけどどうにもならんだろ、こいつは・・・なんて思いつつ再び始動の儀式を再開。
「キュキュキュ・・・・・ぼっぼっばぼぼぼぼぼ・・・・・・・・・
ばぼおおおおおおおん!!\(◎o◎)/!」
再始動キターーーーーっ!!
かよわい爆発音を助けるべくセルを回し続け、死闘3時間とうとう始動にこぎつけました。・・・・・・が時すでに遅しOrz・・・。。。すぐさまポストに電話するも出発した後だったらしく電話に出ません。仕方ないと思いそのまましばらく暖気します。暖気後近所を1周。やっぱ6気筒は素晴らしい(^o^)丿。4気筒にはない味わいがあります。家にもどりまもなくポスト君が「ガリガリ君ソーダ味色」したカワのZ1・Rでご到着。
「なんだぁ かかっちゃったの あははははは!!」
と、冷間ジンマシンだらけの顔で笑い飛ばされました ガクッ。
「電話切った後すぐにかかったのよ、来てもらって悪かったね<m(__)m>」
だいたいこんなものですよ、調子悪い奴って。車でも修理屋に行くと症状が出ないでしょ、それといっしょ・・・のはず・・・。
結局原因はいまだ定かではありませんが、おそらく・・・
この古体はアメリカ仕様の逆輸入車なのですが、79年当時カリフォルニアあたりでは排気ガスの大気汚染が深刻であったため車もバイクもなんらかの排ガス浄化装置をつけていまして、このZは一度排気したガスを再度燃焼室に送って再燃焼させる装置がついています。これと関連して燃料を送るパイプの中間に電磁ソレノイドが仕組んであるんですが、このソレノイドのパイプ内のガソリンが前日タンクを外した際に空っぽになってキャブまで燃料が送られなかった(エアがかんだ)。死闘の最後にやったフロート室のガソリン排出後、再度のガソリン充填によりソレノイドのパイプにもガソリンが回り結果、エンジンがかかった・・・・ということで落ち着きました。
前のはヘッド周りがごちゃついていたのではずしてしまっていたので、今回のようなことはなかったんですよね(^^ゞ。
その後はバッテリーさえちゃんとしてれば、何の苦労も無く始動する良い子ちゃんであります。
で、おとといの大晦日の夜。来年こそは無事出撃すべく燃料関係はいぢらずに洗車だけですませました。そして昨日の元旦は・・・
昨年の夏に車検を取ったのですがその後1度しか乗ってなかったのでバッテリーが心配でしたが、ブースターつないで1発始動(^o^)/ 前回の苦労があほらしく思えました。がしかし、ふけ方がちょっとおかしい。これってピストン6つもあるんで4つ火が入ってしまえばバラツキながらもアイドリングしてしまうやっかいものなんです(T_T) 原因はキャブの小穴のつまりなのは分かっているのでそのまま走りだします。最初のうちはやっぱふけなくてしばらくは5気筒でした。当然上へは回りたがりません。低めのギヤでしばらく走っていると詰まりも解消され6気筒になりました。
やっぱ間が開き過ぎると本調子になるまでに時間がかかります。原因はノーマルキャブですので、始動性をあげるためだけにFCRでも入れたろかな・・・なんて思ってます。加速ポンプピュッピュッ&怒涛の加速はおまけ(*^_^*)でも直線番長な私には合ってるかもしれません(^^ゞ。
現着するといつものメンバー勢揃い。でも「ガリガリ君色」がきてないなと思ったら車でした。理由は・・・来月彼は結婚するんですが、この機会に皆に紹介するために助手席にお嫁さんを乗せてきてまして・・・。
ま、おしあわせに(^。^)y-.。o○
果たして今後、今まで通り好きな時にオートバイに乗れるかどうかは彼の努力次第 つーことです。すんなり認めてくれるんでしょうか???今後がちょっとたのしみ(^^ゞ。
ま、そんなこんなであしかけ2日もかけると結構長ったらしい文章ってかけるものですね。日記でなくブログでなく「短編小説」化しすぎって声も聞こえてきそうですが・・・。最後まで読んでいただいた方には感謝 そして今年もよろしくおねがいします。