
神戸マラソンです、五月に参加か決まり、長い間練習をしてきました、しかし、ここに来て七五三、音楽会など11月の多忙で風邪をひくという何とも言えない残念な調整ミスをしてしまい、走り込みも全く出来ず、遂に出発の日が来てしまいました。
まぁ、それ程思い詰めなくてもいいかな?と思うと若干気持ちも楽になります。。。

朝一の羽田発神戸行きの飛行機です、D3さんがビートで空港迄送ってくれました。(ありがとう)
僕は勘違いしていて、ズーッと第二ターミナルからだと思っていたので、そこでクルマを下ろしてもらいました。
出発ロビーを端から端まで探してもSKYの看板はありません!?
もしや!?と思って案内を見ると、なんと!第一ターミナルじゃないですか!?
遠いなぁ、と思ったら目の前にシャトルバスが来て、タイミングよく乗り込めました!
ようやくチケットを発券して、準備完了です。
飛行機は多少遅れて離陸し、雲海を抜けて青空を飛びます、、、。
あっという間に着陸体制で高度が下がり、瀬戸内海、明石海峡大橋、明石海峡のサービスエリアがみえて来ました、大きく何度か旋回したりして、須磨の海水浴場が見えたりして、結構楽しめました、海面スレスレを神戸空港へ向けて飛ぶB737は無事ランディング、その直後のブレーキングで何百キロからの急停止がスゴいGでした。
羽田空港の規模から見るとやはり地方空港は小さい印象で寂しい感じはありますが比較的キレイでお土産も品数多く不満はありませんでした。

しばらく空港を、散策してからポートライナーに乗りますが運賃を見るとどうやら一日券を買った方がお得ですし、神戸マラソンのデザインカードなので記念にもなると思い購入。
受付は国際展示場です。
途中「京コンピュータ前」と言う駅がありましたがどれが京コンピュータなのかサッパリわかりませんでした。。。

「市民広場」駅前には長蛇の列が出来ており、なんでこんなにランナーがいるのか?と思いつつも仕方なく最後尾に並びました、その直後のアナウンスでその蛇はNMB48の握手会の待ち列だったことが判明!?
ムダな時間を過ごしてしまいました。。。
国際展示場の受付は混乱もなくスムーズに終わり、ゼッケンを受取り、マラソンEXPO会場に案内され、無料のマッサージなどを受けたり、

アシックスのブースでは池田美穂さんの神戸インプレを聞いたり、シスメックスさんでヘモグロビンチェックしたり、お買い物したり、バンド演奏や、JAZZやら、豚まんやらとにかくホテルのチェックイン時間まで暇を持て余すことがありませんでした。
そして、午後からの高橋尚子さんのトークショーを聞いて、色々アドバイスを頂きました。

時間もよろしいようなのでお土産のワインを買ってホテルに行く事にしました。

奇跡的に一部屋GET出来たホテルは駅からも近く、スタート地点からも近いナイスな位置にありました。
浴槽も広めで、シャワーが、マッサージ機能付きだったのは助かります。
テレビのオートターン機能もナイスでした。
もう、やる事も無いので、メシを食いに三宮の街に繰り出す事にしました、あのアーケードに向かい、色々な、お店を見ながら、どん底から復興した街の溢れんばかりの活気に心をうたれました、シャッター商店街やら、携帯屋とパチンコ屋と100均とゲーセン、チェーン居酒屋ばかりの東京や川崎とはちがう個人店が頑張ってる街、そして食べ物屋さんも洋服屋さんもたくさんあるのに何処も賑わってお客さんがたくさんいる!

本当に素晴らしい!
何もかも焼け野原になって創り直したにしては趣きのある街並で何処か懐かしい感じのする街にすっかり惚れてしまい何時間も歩いてしまいました。。。

早く寝なきゃいけないのに。。。
ホテルに戻って明日の準備をしてお風呂に入り寝ましたがなぜかいつも通り5時くらいに、目覚めてしまい、仕方ないのでお風呂に入り、朝食の時間を待ち、レストランに行くと、マラソンランナーが多く満席だそうで、少し時間が、押して来てドキドキしました。

そそくさと食事を済ませ荷物預け場所へ行き、着替えて荷物を預け、トイレに行ったらもう集合時間間近です!アナウンスは仕切りに急いで集合場所に行くように催促しています。

集合場所に着くと既にセレモニーが始まっており、偉い人の長いノウガキを聞きくはめになりました、日陰で寒かったのと、F組の僕はなかなかスタート地点まで到達できずどんどん身体は冷えて来て、嫌な予感。。。ようやくスタート地点を通過して走り出せました。
でも、慌ててペースあげてはイカンとダラダラしていると、悪夢が襲って来ました。
名状し難い尿意という名の悪夢が襲いかかります、、、
トイレは一キロごとに有りましたが、何処もブースが、少なく長蛇の列です。
一箇所スルーして、次を目指しました、先ほどよりマシなトイレに行きましたが、15分はロスタイムがあったでしょう、終わると殆ど最後尾でした。
もう、沿道の声援が同情的です。
こんな空気耐えられません。。。
しかし、ペースをあげてしまっては、後々響きます。。。
まぁ、少しは挽回して前に進みますが、なんと!またしても!アノモノが!!あの悪夢が!!
そんなに水分摂ってないのだけれど、やって来ました!もう、痛恨の極み!!2SiCKO!!
もう、また15分待ちです。。。
最初の10kmが驚愕の1:33てどう言う事、海岸線に出てからは陽当たりも良く、身体が暖まって来てもう、SiCKOの心配は有りませんでした、海には漁船が大漁旗を掲げ応援してくれています、沿道の声援も途切れること無く、スタッフさえも応援しています!!
垂水を過ぎ折り返しの手前の跨線橋からは明石海峡大橋が一望出来て素晴らしいロケーションです。

折り返しと言っても17km地点に過ぎず、本当の折り返しはもう少し先に有ると言うワナです。
まだまだ、温存しておかなければ、いつ体力が尽きるか、初めての僕には見当もつきません。
25kmを過ぎた辺りから太ももが上がって来ない感じがします。
給水、給食の体制は本当に行き届いており、ドリンクと声援をスタッフから受取りながら、走ります、沿道の応援にハイタッチしながら進んだり、カメラにポーズしながら走ったりもしました。
30kmを過ぎるとみんな沈黙し、自分との闘いをしているように見えました、半分位は歩いているでしょうか?、登りの区間では本当に辛そうな感じだし、給水所ではストレッチしている人が多くいました。
座り込んでしまっている人も居ます。
そして、最後の難関となる35kmからの浜手バイパスの登り!!
比較的登りは得意な僕はそれ程苦にならず登れました、三ツ池公園のヒルクライムに比べたら屁です!あそこで練習した事が実った感じでした。
高架になっている自動車専用道路は景色が素晴らしく、ポートタワーが間近に見えます!
スタッフの応援も難所だけあってより一層大きくなっているのが分かり本当に励みになりました。
そして、神戸大橋へ、一気に視界が開けポートアイランド、メリケンパークが一望できました!この景色を楽しみながら辛いけどあと、5km、4kmととても長く感じる1kmを刻んで行きます、ポートアイランドに入るとランナーの列がズーッと先迄見えます、それがまた長く長く更に1kmを長く感じさせます。
40km地点迄来ると明らかに失速している事を実感しました、殆ど意識が飛びかけてる感じです、今、歩いたらもう二度と走り出せないのではないか?そういう感じです。
本当にここからは沿道の応援だけが折れそうな心を支えている感じでした。
ラストのストレート遠くに「FINISH」の文字が見えます。
MCのお帰りなさいと言う声も、聞こえます、だけどもう、加速出来ません、後ろからズバズバ抜かれて行くのみです。。
あと100m位でしょうか?なんと、そこには、全てのランナーを迎える、高橋尚子さんの姿が!!
みんなとハイタッチをして、迎えてくれています!
本当になんといい人なんだろう。
彼女は本当にマラソンを愛してるのではないかとさえ思えてなりません。
最後のフィニッシュラインを通過したのは、号砲が鳴ってから5:03:48と言う不甲斐ないタイム、経験の差が出た感じでした。
上手く運べば4:00:00を切れるんじゃないか?そう思っていたのです、目標タイムは4:30:00だったのですが。
ネットタイムでさえ4:52:20となっておりました。
ですが、皆様の応援のおかげで完走できました、本当に応援ありがとうございました。
また、リベンジ、カマしたいと思います!
最後に神戸マラソン沿道での応援またはコースマーシャルの皆さん!お疲れさまでした!
そして、ありがとうございます!
あなた達の声がどれだけ僕の心を支えてくれたことか、涙が出る程感謝です!長い時間本当にありがとう!
僕たちランナーよりも彼等にメダルを送りたい!
"頑張って!あと少しです!"
そんな一言ですが、すべてのランナーに声をかけていたら喉が枯れてしまうでしょう、日陰の場所は寒かったでしょう、立ちっぱなしで辛かったことでしょう、遅くまで片付け大変でした!
ランナーはゴールして、帰りますがスタッフは撤収が午後6時頃になったのではないでしょうか?
夕方、ポートライナーにたくさんスタッフの子達、おじさん、おばさん達が乗っていました、本当にありがとう!
君達が居てくれたから最後まで頑張れたんです!
本当に素晴らしいマラソンでした!
景色、天気、運営、全てにありがとう!