いつも覗いている中古パーツショップに良い物がありました。
BNR32のトランク内貼りです。
トランク内部全部の内貼りセットで3000円で売っていたのですが交渉して写真のリア部のみを1000円で購入してきました。
店員さんに顔を覚えてもらっている強みですね(笑
何故、こんなものを購入してきたのかと言いますと、
私のHNR32は後期型(平成5年7月という正に滑り込み購入)な為に、
この部分の内貼りがコストカットの為違うんです(汗
これが愛車のものなのですが、ブレーキバルブやウインカーバルブ交換時に開ける為のリッド(蓋)が開きません(汗
プレス型はあるのですが切り込みが入ってませぬ。
もちろん左右ともです。
こうなるとブレーキバルブやウィンカーバルブを交換する為には…
このように毎回全ての内貼りを剥がさねばならない訳でして、バルブ1つ交換するのに大騒ぎ状態(汗
しかも…この部分に使ってある6つの内貼り留めピンが曲者でして
なかなか外れません。そして強引にやれば変形してしまいますし、チギレてしまう場合もあります。
何故、バルブ交換するために外さなければならぬ箇所にこんな外すのが困難な留め具を使うのか大いに謎。
結局、トランク内の内貼りを全て外していって、この外しにくい留め具を6つも壊さないように根気良く外していると…
バルブ1つ交換するだけなのに30分とか1時間掛かってしまうという罠。
ニッサンにR32の前期型に装着されていたリッド付きのもの
「フィニッシャートランク・リア」(84920-04U60)
を注文しようとしても既に製廃となっており
リッド無し仕様…私と同じタイプの
「フィニッシャー トランク リア」(84920-04U70)
しか部品取り寄せが出来ない状態。
ガッカリしていたところ中古ショップにこれがあったので購入したわけです。
とりあえず愛車のトランクからリアフィニッシャーを外してきまして、購入してきた中古品と並べてみました。
上が購入してきたリッド仕様の中古フィニッシャー(平成4年式 BNR32から取り外したもの)
下が私の愛車の非リッド仕様のフィニッシャー(平成5年式 HNR32から取り外したもの)
結論。BNR32とHNR32のフィニッシャーの形は全く同じ(笑
何の加工をする必要もなく取り替え装着できます。
しかし綺麗に乗り続けてきた自分の物と並べてマジマジと見比べてみると…
中古で購入してきたものは全体的に汚れていて黒っぽくなっているし、油汚れ、シミが何箇所もあるし 、ひっくり返して裏側を見てみたらプラスチックが経年劣化であちこち割れまくってる…
私のフィニッシャーといえば新品に見えるほど綺麗なのですが…(汗
うーんこんなボロを愛車に装着して、今まで使っていた綺麗な自分のフィニッシャーを倉庫に眠らせておくのは勿体無いなと思いながら
ジーーーーーッと2つのフィニッシャーを見つめていた私。
そして頭の中に浮かんだのは
「もしかして形が全く同じなんだから自分で加工して非リッド仕様のものをリッド仕様にできるんじゃないか?」
お手本がすぐ横にあるわけですしね。
というわけで早速、定規とカッターと紙やすりと油性マジックを用意して無謀にも作業を開始しました。
プラスチックが薄いのであっという間に切り抜き完了。
関係ない話ですが後期型の非リッド式リアフィニッシャーの裏側にはきちんとスポンジが付いているんですね。
やはりこちらを使いたいと再び思った私です。(スポンジがついている箇所のボディー側には配線が何本もあるので)
カッターでギコギコと切り抜いて断面がガタガタだったのでペーパーをかけて整えました。
表側から見てみると…
本物と見分けが付かないぐらい上手く出来た(自己満足)
気分良くして、もう片側も切り抜き作業&ペーパーがけ。
切り抜き作業完了です。
あとは購入したフィニッシャーからトランクトリムクリップ(蓋の取っ手)を外して、加工したフィニッシャーに移植。
移植完了完成です。
間近で見ても前期型のリッド付きフィニッシャーと見分けつきません。
そして穴の開いてなかった自分のフィニッシャーを加工して再び装着(笑)
これで今後バルブ交換する事があっても交換作業は3分でおつりがきます。
1000円で購入した中古フィニッシャーは結局使わなかったわけですが、穴開け加工の際に型を取る事ができましたし、 取っ手も移植して使うことが出来ましたので満足です。
やはり中学生工作がやってて一番楽しいです(笑
そして取っ手を取り外した状態の購入したフィニッシャーがどうなったかと言いますと…
R32後期型を乗っている知り合い(エアコンをLED化する時に加工手本を見せてくれた人物)
が欲しいと言いましたので譲ってあげました。
ディーラーでトリムクリップのみ購入して使用するそうです(笑