多摩アルのブログ一覧

十数年前、神戸で男の子を殺した犯人の手記。
読むかどうか迷っていました。
解説だけを読むと犯人の身勝手な言い訳に思えました。もちろん全部読まないと判断はできないとは思いますが。やはり買わない事に決めました。

どうしてこんなことを書くのかというと、
前回のブログに書いた殺された女の子は私の知人の仲の良い友人でした。
彼女はとても傷つき、悩みを聴いてやれなかった事を後悔しています。
しかし子供を養うために以前と変わらず明るく仕事をしています。
ただ、一人になった時、どうしようもなく悲しい気持ちになるそうです。殺されて埋められて、痛かったろう、辛かったろう、寒かったろう、さみしかったろう、悔しかったろう、無念だったろう、と。
直接の遺族ではなくても、彼女のように傷ついている人はたくさんいます。
でも、その人達は日々生きてゆくために頑張っています。心に傷を抱えながら。
今さらその人達の心の傷を拡げるようなことはしてほしくはないのです。だから私は読まないと決めました。