多摩アルのブログ一覧

久しぶりにAT車に乗りました。乗ったのはﾄﾖﾀの小型車。街中を数十分の距離でしたが…とても戸惑ってしまいました。
私はこの数年間、自分の車はもとより仕事の車もMTばかり、修理などでたまに借りる代車も車屋が気をきかせてMTを用意してくれます。
そんな環境下の私ですから、まずｼﾌﾄﾚﾊﾞｰの操作に迷います。そして左足の置き場に困ります。発進する時は動きだすﾀｲﾐﾝｸﾞに全神経を集中します。ある意味MT車のｸﾗｯﾁを継ぐ時より緊張します。走行中は無意識に左手がｼﾌﾄを握ってます。さすがにｸﾗｯﾁと間違ってﾌﾞﾚｰｷを踏むことは今回はありませんでしたが、過去に数回経験はあります。
減速する時はｴﾝﾌﾞﾚの弱さに恐怖を感じますが、本当の恐怖を感じるのは停止する時です。『もし今ﾌﾞﾚｰｷとｱｸｾﾙを踏み間違えれば確実に壁に激突する。』そんな思いが脳裏をよぎります。
幼い頃、『転ばないでね』と言われると緊張のあまり転んでしまったことに似ていますね。

まあ、壁に激突はしませんでしたが。

2000GTのﾎﾞﾝﾄﾞｶｰは二台造られた。一台は撮影用、もう一台はPR用。というのが定説である。
発売前の超高級ｽﾎﾟｰﾂｶｰだから2台というのも少ない気がするが、ﾍﾞｰｽは試作車であることや、ｵｰﾌﾟﾝﾓﾃﾞﾙへの改造などを考えれば妥当な数か。
最近の福野氏の調査によれば、撮影用の個体は映画に使われた後、ﾓｰﾀｰｼｮｳに展示され、ﾚｰｽのｵﾌｨｼｬﾙｶｰなどに使用され、二十数年前何故かﾊﾜｲで朽ち果てた姿で発見され、現在ﾚｽﾄｱされﾄﾖﾀ博物館にある。
また、驚くべきことに、PRに供されたのも実は撮影用の個体であることが福野氏の調査で判明している。
では、PR用の個体は？
日の目を見ることの無かったPR用の個体は今まで噂の一つも立てられたことはない。
すでに廃棄されてしまったのか？
それとも何処かのｶﾞﾚｰｼﾞで息をひそめているのだろうか？

ｵｰﾄｻﾛﾝに2000GTﾚﾌﾟﾘｶが展示された。
あの独特のｱｸｾｽﾊﾟﾈﾙも再現されていて見事な仕上がり。内装もお見事。ｵｰﾌﾟﾝﾓﾃﾞﾙなので不明だが、賛否両論あるAﾋﾟﾗｰとﾙｰﾌの付け根の部分はどうなっているのだろう？
まてよ、2000GTにはｵｰﾌﾟﾝﾓﾃﾞﾙはなかったはず。とするとﾎﾞﾝﾄﾞｶｰﾚﾌﾟﾘｶというべきか？
ということはﾃﾚﾋﾞｶﾒﾗとﾃｰﾌﾟﾚｺｰﾀﾞｰは付いているのかな？
そんな訳ないか。
写真は美しすぎるﾄﾞｱﾊﾝﾄﾞﾙです。

数年前、車検の代車で借りた車。朝一で乗る時ﾅﾋﾞが喋った。
『おはようございます。今日は〇月〇日〇曜日です。』
なぜかしらそれを聞くと無性にに腹が立った。でもその時はその理由が判らなかった。そして、代車を返すとともにそんな事は忘れてしまった。
今日、ある老人福祉施設の話を聞いてｼｮｯｸを受けた。その施設ではあのﾅﾋﾞと同じ文句を毎朝放送するのだという。
私はまだ認知症ではないし（多分）、たとえ認知症になったとしてもそんなことを機械に言って欲しくない。（認知症なら言われてもすぐ忘れる）
これが腹の立った理由だったのだ。
また、これを聞かされるお年寄りの方々も、尊厳を否定されたようでお気の毒だと思う。

拝啓 伊達直人様
あなたのなさった事に、あなたが喚起なさった事に、そして第二、第三のあなたが現れた事にとても感動しました。私には今のところ財力はありませんが、私なりに出来ることをしようと思います。
敬具