
優しい光が寝室に差し込めている。もぅ朝だ。
愛犬のダコタが迎えにきた。僕はゆっくりと階段を下りる。ダコタも小さな身体で一生懸命だ。
うちのロドリナ、今日はマミーとお墓参りの日。
僕は外に出て煎れたての珈琲とシガーを味わう。もぅ秋はそこまで。
目の前には威風堂々と黒光した愛車が、出発を待ち侘びている。まるで早く鞭を打ってくれと言わんばかりに。
今日も二人を安全に乗せて帰ってこいよ、頼むな。
さぁ 二人は出発だ。
愛車に火を入れる
「グォォン」
「バラバラバラ」
それは地響きの様な 唸っている様なアイドリング
こいつは頼もしい
アイドリングが落ち着いてきた頃、チョロチョロとダコタが出てきた。僕は「ヒョイ」とすくい上げ二人を見送る。するとロドリナが。
「べーグルとスクランブルエッグ作っておいたから食べてね!」
全く世話好きなやつだ
ダコタと遅目の朝食を取り、少し庭に放した。ダコタにとっては全てが新鮮で、好奇心旺盛に歩き回っている。
暖かい優しい陽気
僕はまたゆっくりと珈琲と煙草をするのであった
訳
ジリリリリーッ
ハンパなく煩い目覚ましが心臓に悪い。寝起きが悪い俺のせい。寝室は灼熱のビニールハウス状態だ。それでも二度寝。すると女王様が来て「朝だよ」隙間から犬彦乱入。俺の膝に抱っこをせがむ。
お前ウンコ食ってねーよな
怠い身体をなんとか動かし下へ。すると下りれない犬彦が上で鳴いている。
馬鹿
上に戻り抱えて下りる
今日は女王様、千葉かどっかに墓参り。俺は犬彦と二人きりだぁ。
外に出て煙草を吹かす。あちーな。いつまで鳴いてんだよ、蝉。秋ねぇんじゃん?
前には野ざらしの愛車。汚ねぇ。でけぇ。なんでこんな車買っちまったんだろ?
今日もガソリン撒き散らしてくんだろ。つかガソリンタンクに穴空いてんじゃね?何回スタンド行けば気が済むんだよ
出発するらしくキーを捻る。
「バーーン」
「バラバラバラバラ」
うるせー ホントにうるせー 近所の人も呆れてるよ
すると隙を狙ってた犬彦が足元を通り抜け車道の方へ
馬鹿 ひかれたらどーすんだよ あちーのに勘弁してくれ
部屋に戻り犬彦が走り回っている
腹減った
あっボンカレーだ 食べよ
しかし室内はクーラーがガンガン効いて気持ちイイや
犬彦を見ると興奮している。勘弁してくれよ。
仕方ないから庭に放し 煙草を燻らす。ちとじっとしてろ。みんカラ用に写真撮るから。よし撮れた、部屋戻ろう
すると犬彦 ウッドデッキの下へ……
「こっちへおいで」
全く来ない そして奥へ奥へ奥へ奥へ……
あぢーー
馬鹿 ずっと居ろ
家で仕事するはずが全く捗らず…………いい加減やろぅ

Posted at 2010/09/07 14:09:55 |
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