
前回の続きからなりますが、実は3番のバルブリテーナが破損しツインカム23バルブになっていました。
奇跡的にもバルブの曲がりもなくただ思いのままにバルブが重力で下がりはたまた爆発で上がりしていたのでしょう。
松本選手曰く追走進むにつれ良くなって来たと言っていました。
追走前予選では異音あるものの5気筒な感じで大きなダメージと思っていましたが確かにパワーダウンしているのはあきらかに周囲から見ても明らかでした。
追走中の松本選手運転席ではクラッチをこれでもかと揉んでいたようです。
決勝中他のエントラントからはエンジン壊れてるん違うのか?とやりとりあったみたいですが追走勝ち進むにつれバルブが自然に閉じたじたままになっいるようですが開くのは相変わらす23バルブだったのでしよう。
大会終了の数日後恐る恐るではあるもののエンジンの圧縮を計る事にしました見事になぜか全数ほぼ同一ですという事はエンジンは大丈夫とほっと胸をなでおろしました。
いったい絶対この音は?ラッシュ?まあばらして見るしかないということで某ディーラーメカニックでもある松本選手お盆休みに入ったという事もあり早速分解となった次第です。
ラジエター、タイミングベルトと分解が進んで行きます、ようやく目的の所までたどり着きそこで見たものは・・・・・。
何とバルブリテーナーが真っ二つに。
まあよくもこれで追走を勝ち進んだもんだと。
ほんと幸いな事にバルブの破損や曲がり無くコッターも悪させずにいてくれた事でしよう。
ここからがまあ笑えるといいますか何と言いますかまずは清掃後再組み込みに入る訳ですがもちろんエンジン本体ばらしたくありません。
破損箇所が3番シリンダでしたので3番を圧縮上始点に。
プラグホールより圧縮エアでバルブを保持させてからさあここからが画像の状態です。
タワーバーを利用しバルブスプリングをエイやと四苦八苦しながら約1時間程格闘していました。
これも3番でなければ不可能な技ですね。
さて無事事が進みエンジン始動し十分暖気を済ました頃には元の姿に戻っていました。
まさに知らぬが仏と言った所でした。
いやはやこんな長文になりましたが最後まで読み進みありがとう御座います。
Posted at 2011/08/14 00:17:33 | |
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D1SL West | 日記