
回数分けすぎて
「○○編」ってのがややこしくなってきました。。
そろそろ本当に終わらせないと。。
現在地(リアルタイムじゃないです)は因島に降り立ったところ
(ちょうどエガシラ氏の左手のあたり。。)
残る島はこの「因島」と「向島」だけになってしまいました。。
進めば進むほど、終わりが近づいてくる。。これって人生と同じなのよね。。

静かな朝、行きかう船、穏やかな瀬戸の海。。何気ない風景も
ヨソ者のワタシには新鮮に映ります。(山育ちなもので海に憧れてる?)
さて、上陸後、いつものように、青い線を目印に走っていると、ある看板が。。
「因島水軍城」・・・だと?
それって強いの?って方は
コチラへ
「おいおい!またまたまた城かい!」って、、この旅3城目です。
どうやらすっかり城郭のトリコになってしまったのかもしれません。。
ま、ともかく(やっぱり)向かいます!
走る事数キロ・・
着いた!
ん?なんか思ってたのと違う。。
と思ったら麓のお寺でした。。どうやらここから少し山を登った所にあるようだ。。
(しかし立派な仁王像だ。。威圧感ぱねえ・・)
今度はちゃんと着きました!
また結構高い所にあるのね。。
山の尾根に築城されているようで、ここからは徒歩で登らないと行けません。
AM9:30お客さんはワタシ一人。。
人と言えば、麓の売店の辺りで、おじいちゃんのお手伝いをしている子供が居たくらい。。
さっそく城攻めじゃあー!

「おお勇者よ、魔王をたおすんじゃったら、(ひのきのぼう)を装備していきなされ」と、
親切なサービスがありましたよ(大うそ)
まだまだ若いから大丈夫!と思って、使わなかったのですが。。
山の途中に。。

植木で描かれた、
まさかの「水軍」アピール文字。。これが戦国の世なら。。無防備にも程がある!
登る事数分。。ハアハア・・ハアハア・・・

さすがは戦の為の城。。。簡単に侵入されるような所い建てるわけない罠。
勾配が、きつくて。。ヒイコラ言いながら登りました。
「やっぱ(ひのきのぼう)装備しとけば良かった。。。」と後悔。。
やっとのことで登りきりますと、正面には展示館(有料)と天守と屋敷がありました。
いざ天守の中へ、、(魔王はいませんでした)
天守の中はどうなっているかと言いますと、、
展示室になっていまして、色んな年代の船の模型がズラリ展示してあります!

海よー俺の膿よ~♪

タンカーです。展示してある模型船の中でも一際デカい!
和風・洋風、古代・現代問わず展示してあるようです。

。。。うん?
コレって。。
宇宙戦艦ヤマトじゃ・・!?
。。過去・未来も関係ないようです。。
(ソレハドウナノ。。?)感を引きずりながら、天守を離れ、尾根つたいに展望台へ。。

カッコいいねえー。
今は観光地ですが、昔の人はここで「命のやり取り」をしていたんでしょうね。。
下山したところには、お寺がありまして(さっきと違うお寺)
軒先で、果物の無人販売してありました。
せっかくなので1つ買っていくことにします。
どれがおいしいのか、分からなかったのでカンでデコポンをチョイス!
1袋200円です。これって高いの?安いの?
良く考えたら、
この旅で買った「お土産」らしいのもってコレしかない。。
まったく経済効果の無いオトコです。。
ディオの待つ駐車場へ戻ると、さっきのお孫さんが、おじいさんの
(何かの補修?)の手伝いをしていました。
なんと、微笑ましい光景なんでしょ♪いい子だ。。
目があったので話しかけてみる。。
ワタシ「おはよう!おじいちゃんのお手伝いしとん?」
子
「・・・」
はい。
今日もバツグンの「空気感」。。。
。。
再びディオを走らせる為に、(何かを忘れるために・・)
この旅5回目の給油を済ます。。
満タンと言っても4Lも入らないので、1000円も掛かりません!
2ストなので、燃費がいい方ではないのですが、それでも車よりは遥に良いです。
ここ水軍城はサイクリング路線から外れているようで、例の「青い線」があるところまで、
引き返します。
すぐに見つかって一安心と思ったのですが。。
進めば進むほど記憶に有る景色が。。(デジャブ?)
あれ?なんか見たことある場所に戻って来たぞ?
と思ったら、道に「今治」の文字が。。逆方向の青い線を辿ってるじゃないか!
また今治に逆戻りするところでした。。
青い線に頼りすぎてたらアカンですね。。
ルートを修正して、次の島を目指します。

海を見つめる恐竜発見!

そして、第六の橋、「因島大橋」に到着です。
この橋だけは「橋の端」ではなく「橋の下」を通ります。
2重構造になっていて、上は高速道路、下は原付・自転車・徒歩なんです。

御覧のように、金網のフェンスが付いているので見晴らしは良くないですが、
運転しくじっても落ちないという安心感はバツグンです。
それと「構造物の中」を走ってる感じが、なんかカッコイイんですよ。

降りて自分の足で立ってみるとわかるのですが、結構揺れてる。。
横揺れじゃなく、上を走行する車の振動で縦に揺れるんです。。ちょっとコワヒ。。
料金は50円なりー。

橋を抜けてからの1枚。こんなの大きな建築物作れる人間ってなんかスゴイですね。。
AM10:10

最後の島「向島」へ上陸!
「尾道」までもう10km切ってる。。この島の次は尾道。。

綺麗な砂浜を眺めながら、軽快に走るディオ様(低速域なら調子はいい)
見えてきたのは最後の橋!

じゃないです。隣りの「岩子島」へ渡る橋のようです。
第7の橋、最後の橋は「尾道大橋」なのですが、非常に道幅が狭く、
自転車・原付にはオススメできないとのこと。。
じゃどうするか?というと、
その手前から渡船が出ています。
と言うことで船着き場へ。。。到着!

もう海の向こうは尾道の街並み。。
ほどなくして、船が向かって来ました。
おお。。なんかドリフトしながら向かってくるよ。。
この画像のあと、
もっとスゴイ「飛距離と角度」で突っ込んできます。
多分潮の流れの関係でしょうね、、岸壁に着くときはちゃんと真っ直ぐになってました。
「この船に乗ってしまったらこの旅も終わってしまう。。」
あんなに遠いと思った場所がもう目の前に迫ってる。。
「達成感」というより終わってしまうという「淋しさ」の方が大きい。。
船が接岸し人々が降りてから、乗り込みます。
*軽自動車が載ってました、車も運べるようですね。
乗船券のようなものはなく、
お金は「船の上で頂く」システムのようです。
料金がわからなかったので、船頭のオジサンに聞いてみることに。。
ワタシ「お幾らですか?」
オジサン「○○円です!」
船と風の音がうるさくてよく聞き取れない。。
ワタシ「え?お幾ら・・・」
オジサン
「○○円ですっ!!」
ココロの声「ろ、60円・・て言った?」
何度も聞き返すのは悪いと思い、60円を財布から探すが、ちょうど無い。。
「しゃーない100円でお釣りを貰おう」と100円をオジサンに手渡すと。。
オジサンはおもむろに、ワタシのディオの方を指さし。。
「カブは110円ですっっ!!!!」
「・・・」
ワタシ「あ・・・ああ、すいません。」と言って慌てて10円玉を財布から取り出し、
オジサンに手渡しました。。
「そうか、乗り物は110円だったのね。。」
・・
でもね・・おとっつあん・・・
これ、、カブじゃないんよ。。ディオって。。言うんよ。。
船の上の数分間、、ワタシのディオは「カブ」でした。。
な・・何を言っているのかわからねえかも知れないが・・
あっと言う間に船はどんどん尾道側の岸壁に近づき・・・
そして着岸。。ああ。。
ついに。。ついに。。
本州の地に戻ってきました!!
AM10:50
ワレホンドニジヨウリクセリ
つづく