スバル インプレッサ WRX STI GVB、型が完成しました（完成）

本日は、スバル インプレッサ WRX　STi（CBA-GVB）が来てくださいました！
誠にありがとうございます。
型式：GRF、GVFのインプレッサ WRX STI も、以前に実車をお持込いただき、採寸、
カバーをお作りさせていただきました。
GVBは、GVFにおおきなリアウィング付いた形状となります。
フロント部分はGRF、GVFと同じ型にて作成し、
リアウィング部分だけ作る、ということだったので、
簡単に仕上がると思っていたのですが……。

GVBを実際にご覧いただいた方ならおわかりになるかと思うのですが、
リアウィングの角がかなり鋭くなっています。
ここにどうしてもカバーが突っ張られ、
かなりの皺といびつな張りが出てしまいました。

試行錯誤の繰り返しで、ほとんど最初から採寸したときくらいの時間がかかってしまいました。
最後のサンプルカバーは、第５回目でした。

まずは装着具合をご確認ください。





フロントはGRF、GVFと同じなので、問題ありませんが、、、





リア部分です。

写真ではかなり突っ張っているように見えるかと思いますが、
これでも緩和され、遊びがありますので、
パツパツ過ぎるわけではありません。



ちなみに、修正中にカバーの全長が足りず、
付け足しました(赤い線で表示されている部分です)。

★製品では、この赤い線部分の縫い目はありませんので、ご安心くださいね。



こちら、そのリアウィングの角が当たっているところです。
この角の頂点に縫い目を重ねれば見た目もきれいになるのですが、
ミシンの縫い目に負担がかかり、
長い間ご使用いただいたとき、糸が傷んでしまえばほつれてしまうと判断、
あえて縫い目にかからないよう避けてみました。
（装着の際は、上の写真のように、縫い目から外してお掛けくださいね）

このようなおおきく角張ったリアウィングが付いているお車は、
カバーの性質上、どうしてもリア部分はこのようになってしまいますね。
前回のGT-R（R35）のときも感じたのですが、リアウィングとルーフの間に、
屋外ならば雨水が溜まりやすくなってしまいます。
ただ、ここをくぼませてしまっては、さらに雨溜まりとなってしまうでしょう。
脇から流れ落ちるようにしたいのですが、
ラップのようにボディに密着する生地でない限り、
横生地を削ると今度はリアウィングの張りがまた強くなる、といった塩梅になります。

カバーとしてうまく収まる形はないものかと考えているのですが、、、 一長一短で難しいところですね。

お客さま、この度はありがとうございました！
型を起こし、TT-9000（裏起毛）生地にてお作りさせていただきますね。
どうぞよろしくお願いします。


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