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創業昭和47年、50年以上の実績を誇るボディカバー専門の老舗、仲林工業です!

お問合わせやご注文はサイト(nh-cover.jp)からお願いします。
営業時間:9:00-12:00 12:45-17:00 (土日祝はお休みです。お盆・正月休み、臨時休暇あります)


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このブログについて
お車の採寸や型出しをメインに記録しています。写真を多めに掲載するよう心がけていますので、どのようなボディカバーか、見た目や形状、フィット感等をお確かめください。ただ実際の製品は、写真よりもカバーの丈が調整されている場合があります(結果的に横生地に継ぎ目が入ることもあります)。また留め具の仕様によってはフィット感の印象や縫製が多少、異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

仲林工業のフォロー・リムーブの指標

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2017年07月28日 イイね!

ジャガー XJS V12コンバーチブル、採寸&装着確認(完成)

ジャガー XJS V12コンバーチブル、採寸&装着確認(完成)本日はジャガー XJ-S V12コンバーチブルにご来社いただきました! お持込くださいましたお客さま、誠にありがとうございます。
以前よりずっと仲林工業カバーをご愛顧くださっているお客さまです。この度はようこそお越しくださいました。
1975年~1996年にかけて発売されましたスポーツカー(グランツーリスモ)のジャガー XJ-S(XJS)、そのなかでもマイナーチェンジ後のジャガー XJS V12コンバーチブルになります。

ジャガー XJ-S(XJS)は、発売当初に採寸した型があり、専用タイプとして販売を行ってきたのですが、いまなおカバーのご注文をいただく車種であることから、現在の採寸技術で型の改良ができればと希望しておりました(お客さま、機会をくださり誠にありがとうございます)。

仲林工業では、フルモデルチェンジした国産の新型車(トラック・バス・バイク・福祉車両等以外)や、
メルセデス・ベンツ / AMG / BMW / BMWアルピナ / アウディ / フォルクスワーゲン / ポルシェ / ジャガー / MINI / ローバー / フェラーリ / アルファロメオ / ルノー / プジョー / ボルボ / シボレー / フォード / クライスラー
上記海外メーカーのフルモデルチェンジした新型車を常に求めております。
まだ仲林工業に型が無い場合、採寸にご協力いただけましたら、第1号ボディカバーを無料でプレゼントさせていただくキャンペーンを実施中です(詳しくはコチラ)。





従来の型には触れず、採寸から開始です。
第1回サンプルカバーで全体的にフィット。フロントバンパー上とリアバンパー上のゆとりを削った第2回サンプルカバーで完成しました。

装着シルエットを掲載します。











ボディ形状的に、マチなしで作成することは厳しいと判断致しました。
マチとは?
車の横面に対する生地と天井を走る生地の間、コーナー四隅に入っている細長い三角の生地のことです(車種形状により、四隅に入っていないものもありますが、だいたい、四隅にこのマチがあります)。
もっとわかりやすく知りたい方は、コチラの記事をご覧ください。
ページ後半から、灰色の生地にて縫いつけてある部分(パーツ)のことを「マチ」と呼びます。
出来るなら、このマチは無い方がボディカバーとしては良いです。
ミシンの縫い目が減ることで、その分、老朽化が遅れるからです(縫い目があると、糸が解けたり、切れたりして、どうしても老朽化の原因になってしまいます)。
また、雨水などの浸透も少なくなります。

ただ、お車の形状により、マチを無くすことでフィッティングが崩れる場合もあります。
フィッティングが劣ってしまってもいけないので、その場合はどちらがベストかよく検討したうえ、マチを入れたりしています。

ポイントは、ジャガーのボンネットマスコット。
仲林工業ボディカバーは、ボンネットマスコットに対し、マスコット袋が付くわけではありません。
マスコットが入る形状、サイズで作成致します(そのため、多少テントのように突っ張ります)。
マスコット袋を付けることも可能ですが、ミシン目が密集して雨水が入りやすくなったりと、アンテナ袋と同様にデメリットが多くあります(詳しくはコチラ)。
ただ、袋を付けましたらボンネットマスコットへの負担はもちろん減りますが、どちらを取りましても一長一短です。もっとも、仲林工業では、マスコット袋は「なし」の方がカバーとしては効果が見込め、良いと判断しています。
マスコット袋「あり」と「なし」の状態を比較していただくため、写真を掲載します。

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ボンネットマスコット袋を装備しますと、、、

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このような感じになります(ベンツ Sクラス(W221)ロングにマスコット袋を装備した時の写真です)。

今回、試しにマスコット袋を装備してみました。





装着時のカバー生地の前後・左右の引っ張りや移動を考慮し、このようなサイズ、形状になっています。
ボンネットマスコットが入っていますので、当然その周囲はボディに落ち着き、テントのように突っ張ることがないため皺も減っています。

全体的な装着シルエットを掲載します。







ボンネットマスコットに対してもアンテナに対しても、仲林工業では基本的に最初は加工せず(袋を付けず)にお作りし、お客さまへお渡ししています。
ボンネットマスコット袋の装備をご希望の場合は、お客さまのお手元へ到着してから、印を付けていただき、弊社まで返していただくことが必要となります(詳しくはコチラ)。

今回のようにマスコット位置を計測している車種に限りましては、お持込みいただいた外観形状と同じ場合、位置がずれることがありませんので、弊社で装備してからお渡しすることが可能です(別途料金がかかります)。
しかし、繰り返すようですが袋の「あり」「なし」でメリット、デメリットがありますので、装備の際は、コチラをよくご確認のうえ、お決めくださいね。
装備ご希望の場合は、ご注文時の「備考」欄に「マスコット袋希望」とお書き添えください。
確認後、料金を訂正し、メールにてご連絡させていただきます。

お客さま、この度は実車をお持込くださり誠にありがとうございました! お陰さまで、きっちりとした納得のできる型が取れました。
仕様に関しまして改めてご連絡させていただきたく、お戻りをお待ちしております。
どうぞ、よろしくお願い致します。


ご注文はサイトからお受けしております。
ボディカバー・車体カバーの老舗 仲林工業
https://www.nh-cover.jp/
Posted at 2017/07/28 15:31:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 改良報告 | 日記
2017年07月26日 イイね!

トヨタ プリウス(3代目)G's、採寸&装着確認(完成)

トヨタ プリウス(3代目)G's、採寸&装着確認(完成)昨日はトヨタ プリウスG'sにご来社いただきました! お持込くださいましたお客さま、誠にありがとうございます。
2009年から2015年にかけて発売されましたトヨタ プリウスは(3代目)、なかでもマイナーチェンジが行われた2011年12月、その際に新たに登場したプリウスG'sです。

仲林工業では、フルモデルチェンジした国産の新型車(トラック・バス・バイク・福祉車両等以外)や、
メルセデス・ベンツ / AMG / BMW / BMWアルピナ / アウディ / フォルクスワーゲン / ポルシェ / ジャガー / MINI / ローバー / フェラーリ / アルファロメオ / ルノー / プジョー / ボルボ / シボレー / フォード / クライスラー
上記海外メーカーのフルモデルチェンジした新型車を常に求めております。
まだ仲林工業に型が無い場合、採寸にご協力いただけましたら、第1号ボディカバーを無料でプレゼントさせていただくキャンペーンを実施中です(詳しくはコチラ)。





ノーマルのプリウス(3代目)のサンプルカバーが残っていましたので、試着から開始しました。
ほんのわずかですが、部分的なゆとりが見られました。
プリウスG'sの方がボディサイズは大きいので、本来ならゆとりが出るのはおかしいのですが、ノーマルのプリウス(3代目)なら、もっと大きなゆとりが出ている可能性があります(ノーマルプリウス(3代目)の製作日誌はコチラコチラ)。
ノーマルのプリウス(3代目)採寸時は、まだ採寸技術が充分でなかったため、詰めが甘かったようです。
改めて削ったサンプルカバーで完成です。

装着シルエットを掲載します。











うしろマチ「なし」の型になっています。
マチとは?
横生地と天井を走る生地の間、コーナー四隅に入っている細長い三角の生地のことです(車種形状により、四隅に入っていないものもありますが、だいたい、四隅にこのマチがあります)。
もっとわかりやすく知りたい方は、コチラの記事をご覧ください。
ページ後半から、灰色の生地にて縫いつけてある部分(パーツ)のことを「マチ」と呼びます。
出来るなら、このマチは無い方がボディカバーとしては良いです。
ミシンの縫い目が減ることで、その分、老朽化が遅れるからです(縫い目があると、糸が解けたり、切れたりして、どうしても老朽化の原因になってしまいます)。
また、雨水などの浸透も少なくなります。

ただ、お車の形状により、マチを無くすことでフィッティングが崩れる場合もあります。
フィッティングが劣ってしまってもいけないので、その場合はどちらがベストかよく検討したうえ、マチを入れたりしています。

コチラと比較しましても、フィット感の向上はわかっていただけるかと思います。

<オーダー時のアドバイス>
お持込みいただきましたのはプリウスG'sですが、今回採寸しました型で、(3代目)ノーマルプリウス、プリウスPHVにも適用させていただきます。
プリウスG'sの方がボディサイズは大きいのに大丈夫? と思われるかもしれませんが、先述の通り、もともとはノーマルのプリウス(3代目)のサンプルカバーから削っており、ゆとりは軽減されています。
プリウスG'sもしっかり収まる形状、サイズは確保したうえでの削りですので、仲林工業カバーとしてのフィット感、クオリティはお約束致します。

また、アンテナに対しアンテナ袋を付けた場合、下記のようなイメージとなります(レクサス LS460にアンテナ袋を装備した際の写真です)。

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仲林工業では、アンテナに対しては最初、加工せず(アンテナ袋を付けず)にお作りし、お客さまへお渡ししています。
アンテナ袋の装備をご希望の場合は、お客さまのお手元へ到着してから、印を付けていただき、弊社まで返していただくことが必要となります(詳しくはコチラ)。

ただ、今回のようにアンテナ位置を計測している車種に限りましては、お持込みいただいた外観形状と同じ場合、弊社で装備してからお渡しすることが可能です(別途料金がかかります)。
しかし、アンテナ袋の装備にはデメリットがあります。
装備の申告方法含め、コチラをよくご確認のうえ、ご検討くださいませ。

お客さま、この度はご来社くださり誠にありがとうございました。
TT-9000(裏起毛)生地による第1号ボディカバーを仕上げさせていただきますので、今しばらくお待ちください。どうぞ、引き続きよろしくお願い致します。


ご注文はサイトからお受けしております。
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Posted at 2017/07/26 17:39:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 新作完成シルエット | 日記
2017年07月21日 イイね!

BMWアルピナ D3ビターボ ツーリング(F31型)、装着確認(完成)

BMWアルピナ D3ビターボ ツーリング(F31型)、装着確認(完成)本日はBMWアルピナ D3ビターボ ツーリングにご来社いただきました! お持込くださいましたお客さま、誠にありがとうございます。
日本では2014年4月から発売されておりますBMWアルピナは(F31型)のD3ビターボ ツーリングです。

仲林工業では、フルモデルチェンジした国産の新型車(トラック・バス・バイク・福祉車両等以外)や、
メルセデス・ベンツ / AMG / BMW / BMWアルピナ / アウディ / フォルクスワーゲン / ポルシェ / ジャガー / MINI / ローバー / フェラーリ / アルファロメオ / ルノー / プジョー / ボルボ / シボレー / フォード / クライスラー
上記海外メーカーのフルモデルチェンジした新型車を常に求めております。
まだ仲林工業に型が無い場合、採寸にご協力いただけましたら、第1号ボディカバーを無料でプレゼントさせていただくキャンペーンを実施中です(詳しくはコチラ)。





以前にBMW 3シリーズは(F31型)のツーリングを採寸しており(その時の製作日誌はコチラ)、そのサンプルカバーがありましたので、試着を行ったところ、きれいにフィット。

装着シルエットを掲載します。











3シリーズ(F31型)ツーリング同様、うしろマチなしの型になっています。
マチとは?
横生地と天井を走る生地の間、コーナー四隅に入っている細長い三角の生地のことです(車種形状により、四隅に入っていないものもありますが、だいたい、四隅にこのマチがあります)。
もっとわかりやすく知りたい方は、コチラの記事をご覧ください。
ページ後半から、灰色の生地にて縫いつけてある部分(パーツ)のことを「マチ」と呼びます。
出来るなら、このマチは無い方がボディカバーとしては良いです。
ミシンの縫い目が減ることで、その分、老朽化が遅れるからです(縫い目があると、糸が解けたり、切れたりして、どうしても老朽化の原因になってしまいます)。
また、雨水などの浸透も少なくなります。

ただ、お車の形状により、マチを無くすことでフィッティングが崩れる場合もあります。
フィッティングが劣ってしまってもいけないので、その場合はどちらがベストかよく検討したうえ、マチを入れたりしています。

ただノーマルの3シリーズ(F31型)ツーリングの時とちがい、カバーの丈がこころもち短めになりました。
BMWアルピナとしてのエアロのボリュームのちがいと思われます。

全体的に丈を 3cm延長

上記1点、修正して型にしています。実際の製品はこの写真よりももう少ししっかりと被るものになっておりますので、ご留意くださいませ。

アンテナもちょうど同じ位置になりました。
アンテナ袋を付けた場合、下記のようなイメージとなります(マツダ CX-3にアンテナ袋を装備した際の写真です)。

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仲林工業では、アンテナに対しては最初、加工せず(アンテナ袋を付けず)にお作りし、お客さまへお渡ししています。
アンテナ袋の装備をご希望の場合は、お客さまのお手元へ到着してから、印を付けていただき、弊社まで返していただくことが必要となります(詳しくはコチラ)。

ただ、今回のようにアンテナ位置を計測している車種に限りましては、お持込みいただいた外観形状と同じ場合、弊社で装備してからお渡しすることが可能です(別途料金がかかります)。
しかし、アンテナ袋の装備にはデメリットがあります。
装備の申告方法含め、コチラをよくご確認のうえ、ご検討くださいませ。

お客さま、この度は遠方からのご来社、誠にありがとうございます。
TT-9000(裏起毛)生地による第1号ボディカバーの仕様につきましてお尋ねさせていただきますので、お戻りをお待ちしております。
どうぞ引き続きよろしくお願い致します。


ご注文はサイトからお受けしております。
ボディカバー・車体カバーの老舗 仲林工業
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Posted at 2017/07/21 14:38:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | 新作完成シルエット | 日記
2017年07月14日 イイね!

スズキ アルトターボRS(HA36型)、完成品の装着確認(完成)

スズキ アルトターボRS(HA36型)、完成品の装着確認(完成) 本日はスズキ アルトターボRS(HA36型)にご来社いただきました。お持込くださいましたお客さま、遠方からご足労いただき、誠にありがとうございます!
2014年12月から発売開始されました8代目のアルト(HA36S/36V型)、そのなかでも2015年3月から追加、発売されていますアルトターボRSです。

アルトワークスは以前に型出しを完了しており(その時の製作日誌はコチラ)、今回はアルトターボRSで完成品の装着確認をお願いさせていただきました(お客さま、誠にありがとうございます)。
アルトワークスと装着シルエット、フィット感は同じになるのですが、生地の厚みやカラーが若干異なることから、全体的な雰囲気がちがって見えるかと思います。
イメージをより具体的に実感していただけるかと思い、写真をアップ致します。





完成品は、「膨らみ防止の通気筒」2対4個装備、また留め具「腹下通しの2.8メートル留め具×すそ紐絞り加工」仕様で仕上げました。
すそ紐絞り加工の留め具の位置は、「左後ろ」へ変更になっています。コチラの図を参照に、留め具の位置を変更できますので、ご注文される際はご参考くださいね。
そして、「引っかけハンドル」と「バックルポケット」も装備。

使用には万全のボディカバーとして仕上がっています。装着シルエットを掲載します。









作り置き保管していたため、細かな畳み皺が目立ちますが、これは装着しているうちに緩くなっていきます(フィット感はもっと増していきます)。

腹下通しの2.8メートル留め具」を締めた状態のものも掲載します。







左下の方で、すそ紐絞り加工の紐が、「引っかけハンドル」に絡まっています。
簡易ではありますが、これなら地面に垂れ落ちず、すぐに汚れてしまうこともありません。
このような感じで留めてくださいね!

お客さま、この度は完成品の撮影作業にご協力くださいまして誠にありがとうございました。
また何かございましたら、お気軽に弊社までお声がけいただけましたらうれしいです。
どうぞ、今後ともよろしくお願い致します!


ご注文はサイトからお受けしております。
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Posted at 2017/07/14 18:20:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 新作完成シルエット | 日記
2017年07月13日 イイね!

ボディカバーのはっ水性について

ボディカバーのはっ水性について<ごく稀ではありますが、ボディカバーの使用によって問題が発生したとお客さまからご報告を受けることがあります。仲林工業では、そのような事態になった際、原因を追究させていただくとともに、今後、その内容をネット上にて公開することに致しました。
公開することでさまざまなご意見や情報を頂戴できるかもしれませんし、また、仲林工業ボディカバーをご検討されている方にとっての情報や判断材料にもなり得ると判断したためです。
お客さまのお名前はもちろん、特定される場所柄やディーラー店さまの名称は伏せております>


今回は、ボディカバーのはっ水性についてです。
先日、お客さまからカバーのはっ水性がどうもおかしい、というご連絡を頂戴しました。
仲林工業製品をご愛顧くださっているお客さまで、申されるには、今回新調したボディカバーが1ヶ月程の使用でカバー内に雨水が浸透したとのこと。

お客さまが抱かれた疑問点をまとめますと、
  • 初回のカバーは最初の半年はまったく雨水は浸透しなかった
  • カバー生地そのもののはっ水性が疑わしい
  • 生地表面の水の弾き具合が前回とちがう
  • 生地の仕様(造り)を変えられたのでは?
コチラでも掲載していますが、仲林工業ボディカバーは、生地自体にはっ水加工を施しているものの、ミシンによる縫い目があるため、そこから雨水がカバー内へ浸透することはあります。
同じ雨は二度となく、かなりの雨量であったり、雨の降りつける角度が変われば、カバー内への雨水は浸透しやすくなります。
また、生地に変更はありません。

それらをお伝えさせていただいたのですが、お客さまは疑問を抱かれており、弊社もどういう状態なのか確認・調査させていただきたく、問題のカバーをお戻しいただくことになりました。
ちなみに、お客さまのお車への悪影響は発生しておりません。

雨水の「弾き具合がちがう」というご連絡を頂戴したのは今回が初めてで、もともと生地は、加工工場さまにてはっ水等の加工を施されたものを何千メートルと仕入れており、その生地から何百台ものボディカバーを生産致しますので、1台だけのボディカバーに問題が出る、ということはまずありません。
それではいったいどうなっているのかとお戻しいただいたボディカバーを確認しましたところ、まず驚いたのが、まだご使用1ヶ月程とは思えないほど、生地表面が汚れていたこと。
土汚れというのでしょうか、泥のコーティングがされたような印象です。

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霧吹きで水道水を噴射してみました。

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お客さまが申されていた、「ベタッ」とした感じになっています。
しかし、はっ水性は見受けられます。

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気になるのが、やはりカバー表面の泥の汚れ。それも、ルーフに該当する部分がもっとも汚れています。

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試しに、汚れを拭き取ってみました。
使用したのは、仲林工業オリジナル大判布巾<アブゾーブ>。カバー表面の汚れ取りやメンテナンス用に開発された布巾です。

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すると、みるみるうちにきれいな生地表面が覗きました。

▽泥でコーティングされたような生地表面

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▽泥のコートを拭き取って覗いた生地表面。

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若干ですが、ちがいにお気づきいただけますでしょうか。
それぞれの水の弾き具合を確認します。

▽泥でコーティングされたような生地表面。

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▽その泥のコートを拭き取って覗いた生地表面。

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拭き取った部分の生地の方が、きれいに水を弾いています。
もっとも、これは当然のことで、はっ水加工のされた生地の表面をさらにコーティングしたように泥汚れの層が出来ていたら、その泥汚れの表面では、水分はびちょっとなってしまいます(泥汚れのコートにはっ水性はないため)。

導き出された結論はこうです。
新調したボディカバーをお車に使用し始めておよそ1ヶ月後、大雨に打たれます(まだ新品にもかかわらず、カバー内に雨が浸透したのですから、かなりの豪雨だったと想像されます)。雨は、土埃を充分に含んだ泥水に近いものでした。
その雨が降りつづけたことにより、ボディカバー表面(特にルーフ部分やバンパー上部)に、薄い泥のコートができてしまった。
雨が止み、カバーも乾きます。しかし、カバー表面に付いた泥汚れはそのままコーティング状態で残ります。そのカバーを装着してまた雨に濡れた際、今回のように水の弾き具合がちがう、と感じられたものと思われます。

お客さまの使用状態、また使用環境を充分に把握することができませんので、あくまで現物のカバーを確認したうえでの予想、判断なのですが、お客さまに事情をご連絡しましたところ、「なるほど」と納得いただけました。

また疑われていた生地そのもののはっ水性について、簡単なテストを行いました。
カバーの中に洗面器を置き、そこに水溜まりを作ります。

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それを放置。

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5時間、たっぷり経過しました(日が傾いています)。

見た感じでは、特に変化はありません。

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水を吸取り、浸透具合を見てみます。

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仲林工業でも、定期的に試験を行っており、当然の結果ではあるのですが、みごとに1滴の水の浸透も見られませんでした。

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洗面器はまったくもって濡れておらず、水によるひんやりとした冷気だけがかすかにこもっています。

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▽水を受けていた面の裏側、起毛部分です。濡れていません。

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今回は、カバー生地のはっ水性について改めて確認させていただく、良い機会になりました。

まだ新品のボディカバーがお手元にあるお客さまで気になられる場合は、ご家庭でも簡単にできるテストですので、試してみてください。充分なはっ水性を確認いただけるものと思います。
ただ、洗面器に受ける部分に縫製箇所(ミシン目)がありましたら、そこからは浸透します。また数ヶ月使用されたカバーでは、環境によって生地が傷んでいて、浸透することもあります。

今回の調査で、雨の汚れ具合によっては一気に耐久性が落ちてしまう場合があることを思い知らされました。
例えばボディーカバーを使用して1ヶ月後に今回同様の問題の大雨に打たれるのと、1年後に打たれるのとでは、結果的にカバーの寿命におおきな差が出るものと推測されます。
このような事態を払拭するために、一昨年より開発致しました仲林工業オリジナル大判布巾<アブゾーブ>、こちらによる定期的なメンテナンスが効果的であることが実感できます。

オリジナル大判布巾<アブゾーブ>は、現在、単品でもご注文可能です。ご注文フォームはコチラ
また次回カバー買い替えの際にも、同時購入をご検討いただけましたらうれしいです。

今回はボディカバーのはっ水性についてのご報告でした。


2018年5月25日 追記:コメントにて、大悪オヤジ さまからご指摘頂戴致しました。
問題のカバーが返ってきた際、カバー表面に泥が付いた状態が確認され、「泥のこびりつき」であることから、「土埃を充分に含んだ泥水に近い雨が降りかかった」と安直にイメージ致しました。
しかしながら、雨そのものの成分として、「土埃を充分に含んだ泥水に近い雨」というのは考えられません。
コメント欄でもお書きいただいているのですが、「カバー表面が雨の後の乾ききってない間に、強風により雨で濡れていない地面等の土埃が飛来し、それが湿気っているカバー表面に付着、そのまま乾いた」結果、と捉えた方が正確でした。

ブログ本文を修正することも可能でしたが、お知らせいただきましたことも含めて記録したく、あえて追記として訂正させていただきます。
Posted at 2017/07/13 12:18:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | 発生した問題事例 | 日記
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