
昨日から本日にかけてスーパーセブンにご来社いただきました。お持込みくださいましたお客さま、この度も誠にありがとうございます!
1957-1970年代にかけてイギリスのロータス・カーズによって生産、販売されましたロータス・セブン、なかでもチューンアップされたエンジンを積んだ高性能バージョン、
スーパーセブン 1700SSになります。
仲林工業では、フルモデルチェンジした国産の新型車(トラック・バス・バイク・福祉車両等以外)や、
メルセデス・ベンツ / AMG / BMW / BMWアルピナ / アウディ / フォルクスワーゲン / ポルシェ / ジャガー / MINI / ローバー / フェラーリ / アルファロメオ / ルノー / プジョー / ボルボ / シボレー / フォード / クライスラー
上記海外メーカーのフルモデルチェンジした新型車を常に求めております。
まだ仲林工業に型が無い場合、採寸にご協力いただけましたら、第1号ボディカバーを無料でプレゼントさせていただくキャンペーンを実施中です(詳しくは
コチラ)。
しかしその対象外のお車に関しましても、仲林工業に型がない場合、採寸代は発生してしまいますが、実車をお持込いただけましたら型出しを行い、お作りさせていただきます(詳しくは
コチラ)。
採寸から開始です。
ボディ形状的にマチ必須となりました。
マチとは?
車の横面に対する生地と天井を走る生地の間、コーナー四隅に入っている細長い三角の生地のことです(車種形状により、四隅に入っていないものもありますが、だいたい、四隅にこのマチがあります)。
もっとわかりやすく知りたい方は、
コチラの記事をご覧ください。
ページ後半から、灰色の生地にて縫いつけてある部分(パーツ)のことを「マチ」と呼びます。
出来るなら、このマチは無い方がボディカバーとしては良いです。
ミシンの縫い目が減ることで、その分、老朽化が遅れるからです(縫い目があると、糸が解けたり、切れたりして、どうしても老朽化の原因になってしまいます)。
また、雨水などの浸透も少なくなります。
ただ、お車の形状により、マチを無くすことでフィッティングが崩れる場合もあります。
フィッティングが劣ってしまってもいけないので、その場合はどちらがベストかよく検討したうえ、マチを入れたりしています。
うしろマチは「なし」となる車種が多いのですが、今回はフィット感の崩れによりマチ必須となりました。
第1回サンプルカバーで全体的にフィット。全体の微妙なゆとりを削った第2回サンプルカバーで完成です。
装着シルエットを掲載します。
ミラー袋を「なし」にしています。
この年代のスーパーセブンは、ドアミラーを外されている方や自ら改造・変更されている方が多く、また車体形状的にミラー袋を設置しても、タイヤハウスに取られて浮いてしまい、不安定になると判断したためです。
このような場合は、いっそミラー袋を「なし」にしてしまった方が着脱も引っかかりがなくスムーズに行えますし、生地の揺らぎを抑える役目にもなり、カバーの効果が増す場合があります。
実際に、突っ張るというよりはミラーに軽く押されているといった感じで、ミラー自体に負荷がかかるレベルではありません。
リア部分もばっちりです。
そして幌を装着した場合の骨組みを立てて、カバーの突っ張りも検証してみました。
幌を立てていない現状のフィット感はこのような感じです。左リアタイヤを正面にして、お車を真横から撮影しています。
カバーを外し、骨組みを立てます。このような感じになります。
改めてカバーを掛けてみました。
もちろん多少吊られはしますが、ボディ自体はきれいにフォローされます。幌を装着した際も、カバーは使用可能と判断して大丈夫でしょう。
このスーパーセブン、背面にスペアタイヤを搭載することも可能です。
幌の骨組みを立て、かつ背面スペアタイヤを搭載した状態ではどうか、こちらもカバーの装着具合を確認してみました。
タイヤはありませんが、タイヤを搭載するフック型のバーをリア下部に設置。
カバーしてみましたが、リア下部への入り込みを充分に取っているため、こちらも問題なくフォロー可能となりました。
別ショットと合わせて掲載します。
幌を装着した場合、また背面スペアタイヤを搭載した場合でも装着可能なスーパーセブン専用のカバーが仕上がりました。
幌の骨組みを立てたり、背面スペアタイヤを搭載した場合は、当然のことながらカバーが全体的に後方へと取られます。この際、ドアミラーの当たる位置もずれるため、この点も含めてドアミラー袋「なし」はやはり正解でした。
お客さま、この度も実車をお持込みくださいまして誠にありがとうございました!
TT-9000(裏起毛)生地での第1号ボディカバーを仕上げさせていただきますので、少しお時間を頂戴致します。発送の際には改めてご連絡させていただきますので、どうぞ引き続きよろしくお願い致します!
ご注文はサイトからお受けしております。
ボディカバー・車体カバーの老舗 仲林工業
https://www.nh-cover.jp/
Posted at 2017/12/01 11:28:12 | |
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新作完成シルエット | 日記