私の家の車庫は電動シャッター(三和シャッター SA6CR シリーズのSA6CR-G1)がついているのですがこの半年くらい
変な動きが。。。
動かしていると、所定の位置に行く前に
止まってしまうんです。。
おかしいな、と思ってもう一回動かすと、ガコンガコン と何とか上がったり下がったりするのですが。。。
三和シャッターに電話すると、とりあえず見に来て診断して直るのに
諭吉さんが3人くらいではないかという話。。
どうしたものかと思っていたのですが、ネットで調べると
シャッター開閉位置検出用のポテンションメーターというものがあって
その劣化が原因だというブログがありました。
おーまったく同じ症状。じゃあ、とりあえず変えて見るかという事で分解です。
まずはシャッター上部のカバーを外します。
指差している留め具を押しながらスライドさせると開きます。

ポテンションメーターを発見(この画像、実は交換後のものです)基盤とモーターみたいな形の部品がくっついています。

上にネジでくっついているだけなので、さくっと外しましょう。

で、これが例のものです。
何だ?この良く分からない歯車の固定の仕組みは??単純にギアを固定すれば良いのに何か意味あるのか??

とりあえず外します。ばねなどを固定しているEリング(←初めて名前を知りました)は
マイナスドライバーの先端を隙間に差し込んでくるっと回すと外れるようです。

こんな部品で構成されています。
再度、三和シャッターに電話すると、このモジュール全部で約9000円とのことでした。

私のポテンションメーターは
SAKAE S22HP-10 5KΩ
でした。
他の先人の方のブログを見ると
COPAL M22E10
などが使われているという情報もあります。
とりあえず、部品の型番を撮って秋葉原のポテンションメーターがおいてありそうなお店にいって聞いてみると
COPAL M22E10 5KΩ
と機能的には同等とのコメントだったので購入。
1740円でした。
http://www.parts-land.jp/?pid=66084825

ただ、このポテンションメーター よく見てみると
軸の上と下に溝が彫ってある。。。
その溝にEリングをはめ込むのですがもちろん買ってきたポテンションメーターには
溝なんてない。。。
こんなの彫れねーよ
ルーターでほれる人もいるようですが、そんなに器用に使えない。。。
(一応試してみましたが、ぜんぜん上手くほれない)
さてどうしたものか。。。

とりあえず、ギアのサイズを調べます。
直径20.2?ミリ(何たるアバウト)
歯の数30
ギア幅4ミリ

汎用品だろうと思ってギアのおいてありそうなお店にいってみたのですが、全然ない。。
ギアの世界をなめてました。改めて勉強しますとまずは
モジュールを求める必要があると。
モジュールとは歯車の歯の大きさのことで、円直径/歯数です。
今回の場合は20/30で0.66ということです。この数値に近いギアを探します。
http://jp.misumi-ec.com/vona2/mech/M1000000000/M1006000000/M1006010000/
のページで条件を指定し検索できるすばらしいページがありましたので早速利用。
モジュールを見てみると0.6366という非常に近いサイズの規格を発見!!
協育歯車工業が作成する「
SP2S*30」です。おおーこれだ行ける!
ポテンションメーターの軸はφ6ですが、軸穴もφ6
しかも、軸にしっかり固定するためのセットスクリューもあるこれで決まり!!
しかも800円くらいで安い!!
と思って買う気満々でmisumiにユーザー登録しようと思ったら、、、
個人とは取引しません
だって。じゃあ直接、協育歯車工業にご連絡。小売してくれませんか?って聞いたら。
快く承ってくれました。1週間くらい納期がかかるかもしれないと言っていましたが
実際は注文して1日で取り寄せてくれましたので気持ちよく買うことができました。
有難うございます。

SAKAEについていたコード3本を新しく買ってきたCOPALに移植して再び組み立てます。
ギアの位置を合わせます。ギアの幅が若干足りないけれども、良い事にしましょう。
最後に六角レンチでセットスクリューを締め付けて軸にしっかり固定します。

シャッター本体にポテンションメーターを戻します。
きちんと入ってくれるのか??
結果は...
ぴったりかみ合いました。大成功!!!

最後にリミットの設定を行います。
スムーズに動くようになってくれました。良かったです。
材料費合計で2800円くらいと
3000円以下で治すことができました。
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Posted at
2017/05/12 09:09:24