スタッドレスに交換する時に後輪右アブソーバーの上にあるカバー(バンプラバーといいます)がちぎれていることを発見しました。このため、走るとコツコツと異音がしていました。当時は急ぎだったので耐水耐熱テープとタイラップを使って応急処置しておきました。パーツ自体はアリエクで取り寄せておいたのですが重い腰を上げていよいよ交換することにします。
バンプラバーのパーツナンバーは
3353 6855 439 です。
アリエク検索すると送料込み2個で2002円!
3シリ系はすべてこの型番な気もしますが、ご自身車両はご確認を
交換前に機材を全て並べてみました
実際に使ったのは上記の通り。特に
16-18ミリ(日本では16mmが売ってない!)ratchet wrench
(画面左のバンプラバーの下側クロイレンチ)が大活躍でした。
左側から作業に入ります。こちらはちぎれ切ってはいない亀裂状態の方です。まずはタイヤ外してアブソーバーと車体を固定しているベアリングのボルト3本を外します。
Star Socket のサイズE12というサイズです。
上側ベアリング部分(ベアリングというと丸いものを想像しますが、一応この部品もベアリングだそうです)と古びた茶色のバンプラバーです。
真ん中にひびが入っております。
3点固定されているボルトのうち、内側部分が届くか心配になりますが、このようにアクセス可能です。(レンチを首の部分で曲げなくても回ります。)
ボルト3本外れた後、上からギューギューと重さを掛けるとアブソーバーが縮んでいきます。
ここで、アブソーバーが再度伸び切らないように針金などで縛り固定すると作業性がアップします。
(Mさんのティップス参考になりました!)
ボルト保護カバー(黒いカバー)を外すと
鬼門となる軸とナット
が出現します。
軸はトルクスT-30 中のボルトは16MMです。
このナットを回すのが大変なのです。
いくつか回す方法を試してみたいと考えこんなパーツ
(16ミリのソケットにネジ固定のハンドルレンチをかませてます)
を用意したのですが、硬く締まっており全く歯が立ちませんでした。
そこで、真打登場です!16-18ミリratchet wrench です。
実際の作業は手がふさがっていて写真取れませんでしたが、このような方法で外しました。
まずはratchet wrenchの16ミリをナットにはめます。
(このratchet wrenchは薄い仕様なのでベアリング外周部分に干渉しません)
次にT-30を上から挿入し軸に差し込みます
(ratchetは貫通できるようになっているのが大きなポイント)
ペンチやプライヤーでT-30が回らないように固定しつつratchetを回します。
外す時にはratchetを反時計回り(この画像であれば上方向)に回します。
この時、内側の軸(つまりT-30とプライヤー)も一緒に動いてしまうので
こちらは時計回り方向(この画像であれば上方向)に力をかけて一緒に動かない様にします。
今回用意したratchet wrenchは厚さが約5センチありました。ですんで、本当はロングトルクスソケット(ロングT型 トルクス ビットソケット T30 BT3T30L)なんかを用意してちゃんとレンチ使って外せば
よりスムーズに外れるのでしょうね。
参考までにratchet wrenchの情報です。アリエクで何でもそろってしまいますね。
私が買った時は1200円ほどしましたが、今の方がさらに安い、、円安なのになんでだろう。
(元安も一緒だから影響ないのかな?数少ない稀少通貨)
!外れました!硬かった!
新品と外したバンプラーバの比較です。こう比べると車両についていたものがつぶれていることがわかります。
アリエク入手と品番は同じですが、刻印が薄い気がする。。
でも、フィッティングはバッチリ!ベアリングにしっぽりハマってます!
後は取付とは逆の手順で固定します。ここまでで30分くらい?かな?
続いて前回、ちぎれていた右側も交換します。
装着後、箱根あたりまでフラット走り、状態を見てみました。こちらが左側。問題なく固定されてますね。
こちらが右側。こちらも問題なし。無事にできて良かった。
改めて交換前8年物バンプラバーを見ていきましょう。茶色になってますが、もともとはオレンジだったようです。空気に触れない内側やベアリング接続部分は新品の黄色と同じような色でした。
これは左側の内側を撮ったものです。先ほど4枚目の写真では外側の亀裂でしたが
内側を見るとすでに切れ始めていますね。
また、これは左側バンプラバーの黒いプラスチック部分(下側)から覗き込むように撮ったものです。
プラスチック部分に黄色のウレタンがはめ込まれて黄色ウレタンと黒プラスチックが
一体の部品となっておりますが、、、
ちぎれた右側を見るとわかるように、上側黄色ウレタン部分と下側黒プラスチックをつなぐ部分で
黄色ウレタンがちぎれて分離していることがわかります。

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タイヤのジャッキアップができるのであれば、交換部品と工具合わせても4000円くらいで
交換できるので今後チャレンジする方がいればご参考にしてください。
※注意※
当情報はあくまでも参考です。
当内容に関して当方は一切の責任を持ちません。
部品手配の誤りや取り付け方法の不備、不適切な設定や配線等があるかもしれません。
当方、当内容に付いて発生した事象や不具合について一切の責任は負いませんのでご了承を。
(一応、今回はエアバック着脱とかあるからしつこく書きました。)
くれぐれも、自己責任の範囲内において参考にしてください。
Posted at 2023/09/24 18:16:08 | |
整備 | クルマ