皆さんのコメント見ると少しさびてもちょっと乗ればすぐにとれる
ということですが、全然取れない。
ということで交換です。
まずは型番ですが、日本のF3xシリーズはローターが300mmと312mmがあってどっちがついているか車両見ないとわかりません。
どこをどうやって見ればよいか、タイヤをはずしてみてみたら簡単にわかります。
ローターを見ると型番が書いてありますね。この型番で調べると312mmであることがわかりました。
これは製造年月日でしょうか?14年の54週か?って、一年は基本52週じゃないか(厳密にはうるう年(366日)で最初の土曜のみの1周分+52週分+新たに始まる日曜のみの1周分で54週となるケースもある)
でも、日曜日は休息日だし。。
また、キャリパーガイドの下側にも312という文字が。
このあたりの情報からフロントは312mmローターとしました。
また、リアは300mmでこれは一貫しております。
以下に型番の一覧をまとめました。
フロントローター 312mm
純正品番 ディクセル BENDIX
34116792219 1214947 PRT6077
対応品番
34116855006
34116774875
リアローター 300mm
純正品番 ディクセル DURAGO
34216864900 1254870 BR901536
対応品番
34216792229
フロントパッド
純正品番 ディクセル BREMBO
34106799801 1218978 P06075N
対応品番
34106856191
34106859181
34106859182
34114073936
34116854126
34116856193
リアパッド
純正品番 ディクセル BREMBO
34216873093 1258569 P06071N
34206873094
対応品番
34216850569
34206799809
また、キャリパーガイドは16mmのボルトで止められているようですが、、、
16mmなんかない。E型トルクスで止められてます。なんという嫌がらせ。
後輪は16mmでした。一安心。
さて、いつものAutorockで部品調達です。おお、さすが海外やすい!
輸送費入れても4万いかない!それならいつもの通り、まとめ買いだ!
ということで、ブレーキパッド等も一緒に買いました。
船に運ばれて到着した荷物をご開封すると、。、
あれ、ローター前後1個づつしか入ってない・・・
そうなんです、日本で売ってるローターは前だったらセットつまり2つなのですが
こちらのサイトは1個づつなのです。したがって、2つ買わないといけなかった。。
しょうがないので、再度注文。破れかぶれでさらにまとめ買いモード
2個分の費用考えるなら、日本でディクセル買うほうが安いです。
ディスセルで前後調達+ブレーキパッド等をROCKAUTOが最安コースかと思いました。
勉強代ですね。
さて、気を取り直してローターを耐熱ペイントで塗装しさび止めしましょう。まずはパーツクリーナーでざっと脱脂します。まずは前輪。
続いて後輪。
車庫の一角を新聞紙で覆って簡易塗装ブースです。ローター外周のスリットにも吹き付けていきます。
今回は1時間ほど時間を空けて3回ほど塗りました。
はい。4枚そろったローター円盤軍です。UFOですね。
では、まずはフロント左から。パッドとキャリパー(六角7mm)をはずします。キャリパーはサスペンションスプリングにS字フックを複数使ってひっかけます。ブレーキフルードホースにテンションがかからないように注意します。
回転しないようにマイナスドライバーをローターのスリットに突っ込んで固定した後、キャリパーを固定しているネジを六角(6mm)で外しました。
なお、キャリパーガイドを固定しているE型トルクスをはずすこともチャレンジしましたが、あまりの硬さに壊れると思い、外さないで知恵の輪のごとくローターを取り出す方法に変更しました。
(フロントはキャリパーガイド外さなくても取り出すことができます。ローターによるので要確認ですがYoutubeで海外サイトなど調べたところ300mmでも312mmでもおそらく大丈夫なようです。現にガイドをつけたままでも外れました。)
その後、固着しているのでハンマーでローターの後ろをたたくのですが、すごい量のさびが落下し始めます。。
回しながらたたいたらぽろっと外れました。
なんじゃこりゃー
赤錆の大群
裏面です。いうまでもなく、右が新品 左が外したものです。こんなに変わっちゃうもんなのですか?
表面です。表のほうが比較的、さびてないようにも見えますが、それにしてもひどいですね。
車両側も金属ブラシでさびをごしごし落とし、パーツクリーナーで洗浄しました。電動ドリルの刃先をワイヤーブラシに変えて作業したのですが
非常にはかどりましたね。
さて、車両側の清掃が終わりグリースも刺したので、新しいローターを取り付けます。
知恵の輪の様につける関係からローターの裏側角と表面がキャリパーガイドに当たってしまいます。傷つくのを少し気にして養生のガムテを張りました。
その後、タイヤボルトで位置決めして、ローターを六角(6mm)で固定します。
キャリパーとパッドつけてタイヤ装着します。慎重に行ったのでここまで40分くらいでしょうか。
続いて同じ作業をフロント右にも行います。こちらも30分程度で終わりました。なかなか順調です。
さて、リア右に取り掛かります。16mmの6角がえらく硬いと聞いてましたが、、、
きつかった。
と言うかキツいどころではなかったです。あり得ない硬さでした。あまりの硬さに作業中の写真はありません。
固着剤かサビかわからんですが、タイヤ交換で使う電動インパクトレンチでも動かず。恐らく150nm以上の硬さです。
結局、タイヤ交換用の長いトルクスレンチに16mn1/2付けてタイヤハウス内に体を入れ込んで、全体重をレンチにかけてやっと1/4回転する位でした。
不幸中の幸いは後輪はスペースがあり長いレンチも何とか使えた事です。右後のガイドボルトを外すだけで1時間近くかかりました。
これはキャリパーガイドが外れた後の写真です。この後、サイドブレーキを解除して6mmの六角ガイドボルトをはずしてローターを取り外します。
外れたキャリパーガイドです。青い固着剤の跡が見えますね。
外れたボルトです。パーツクリーナーで丁寧に洗いました。
裏面です。いうまでもなく、下が新品 上が外したものです。フロントより錆がひどい・・・
キャリパーガイド保護のために、耐熱ペイントで塗装しました。少しはましになるでしょうか。
キャリパーガイドを取り付けます。後輪はスペースが広くタイヤ交換用のラチェットも入りました。110nmで固定します。
キャリパーとパッドつけてタイヤ装着します。リア左だけで2時間近くかかりました。
続いてリア左ですが、疲労がたまりもう写真を撮る余裕がないです。左後の上ボルトは電動インパクトで何とか外れました(音がやかましかった)が、下ボルトは手作業でした(右ほど硬くなかったです)
気を付けないと腰を痛めますね。明日以降の筋肉痛が心配です。
ガイドボルトを外すのが最大の鬼門です。
ローターの固着はそんなに心配するほどでもなかったです。
組み込んでいきます。タイヤ付けてこれで作業自体は終わりました!
改めて感じるのですが、尋常じゃない錆の量です。ドン引きです。交換前後の比較写真を上げるか悩みましたが情報は多いほうがいいと思い人柱のつもりで掲載します。
海辺に住んでいるわけでも無く近くに鉄鋼場あるわけでも無く新幹線は通りますが家からは2km離れてます。強いて言えば、冬場にスキーで長野に行く位ですが、1シーズン多くても5回往復位です。みんなこんなにさびるのかなあ??
新しいローターに期待したいです。
ローターの調子を見ようと、夜な夜な箱根芦ノ湖まで行きました。鳥居が湖越しにライトアップされて幻想的♪
尚、今回、無事に交換出来たのは先人方々のみんから情報に寄る所が非常に大きいです。
特に後輪のティップス(腰に来るレベルで硬い、レンチは1/2の方が良い)はまさにその通りでした。
貴重な情報をいただいた皆様に重ねて感謝致します。