今日は、VIVIOのエンジンO/Hの続きをしました(^^)
本日の作業は、バルブステムシールの交換デス★
以前私が働いていた、某ディーラーから特殊工具(SST)を借りてきて、自宅にて作業しました。
こういう道具を、会社を辞めた今でも貸してもらえるというのは嬉しい限りです♪
写真↓
クランプのようなSSTを、ヘッドを跨いでバルブスプリングを押さえつけます★
SSTのハンドルを手で回してバルブスプリングを押さえつけます★
そして押さえつけた状態にして、マグネットハンドを使用してコッタピンを抜きます↓
コッタピンを取り外し、SSTを緩めるとバルブスプリングが外れます(^ω^)
あとは中のステムシールを取り外して交換…という作業を4気筒×4バルブの計16回繰り返しました♪地味な作業ですが滅多に行わない作業なので楽しかったです(^^;)
バルブを取り外すなんて、専門学校の実習以来デス(爆)
ステムシールを交換した後は、整備士の頃から尊敬してた先輩から教えてもらったボーリング屋さんに、ヘッド面研をお願いしに下関の、とある町工場へ…
基本的に、整備に関しては可能な限り自分で行っていますが、面研などの100分の1単位の仕事は、手馴れた職人さんしかできませんし、私自身もそんな道具ありません。
正直、紹介してもらったボーリング屋さんが、どんな人かも知らないし、技量も分からないので不安でした(^^;)
しかしながら、その不安は一瞬で吹き飛びました!
プレハブ小屋の中から出てきたのは、おじいちゃん!
私「すいません。ここでヘッドの面研をやってくれると伺ったのですが…。」
おじいちゃん「おー、できるよ?もってきた?」
私「はい、今トランクに積んでます」
おじいちゃん「なら、見せてみー(^^)」
私「このヘッドなんですが…」
おじいちゃん「あー、スバルのEN07かぁ~。冷却水のパイプが邪魔でボーリングしにくいんよねー。まぁ任せとき!パイプ抜いとくわ」
私「えっ!?(汗)」
驚きを隠せませんでした…まだ何も言ってないのに(汗)
おじいちゃんの一言で…いや失礼、職人さん一言でこの人のスゴさが分かりました。
シリンダヘッド見ただけでスバルのエンジンだと分かること自体、相当の経験がないと絶対分からん(^^;)軽自動車サイズのエンジンで4気筒といえども、スバル以外にもダイハツのJBエンジンだって4気筒あるし★
冷却水のパイプ見ただけで何のエンジンか分かるとは(驚)
あとは、何も言わず全てお任せしました(笑)
エンジン仕様もノーマル+ポート研磨なので、やや圧縮を上げる程度でお願いしますと♪
今日は久々に感動しました(^ω^)
年々、町工場も減ってきてる中で、まだまだこんなスゴイ職人さんが居るって嬉しいですね!おそらく市内で唯一のボーリング屋さん、ディーラーやレース屋さん、また僕のようにプライベートで整備してる人が、この職人さんを尋ねてくる理由がよく分かったきがします★
今度ボーリングしてるところ見せてもらおう♪
Posted at 2011/05/14 00:40:02 | |
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