2011年03月20日
弟が被災地への救援物資輸送から帰ってきた・・・・・・・・・
彼が訪れたのは福島県。
帰ってくるなり、声にならない声を絞り出すように泣きながら言葉を吐きだした・・・
「テレビで映っているなんてもんじゃない・・・・
本当の姿はひどすぎて映せないんだ。
映像はかなりましなところが多い・・・」
「物資輸送に行った仲間がみんな、みんな泣いてた・・・
もう行きたくない・・・
みんなそう言ってる。
被災地での仕事が嫌なんじゃない。
あまりにひどすぎて、かわいそうすぎて俺の神経が耐えられない・・・」
「それでも、そんな中でも被災地人たちは、こんな俺にありがとう、ありがとう、ありがとうって
何度も何度も言ってくれるんだ。
おばあちゃんが手を合わせて俺のことを拝んでくれるんだ・・・・
そんな人たちに俺は何もできない・・・・・」
「それでおばあちゃんが言うんだ。
俺のトラックのナンバーを見て、娘の家が近くだから連れて行ってくれって・・・・
でも警備の自衛隊の人に聞くと、みんながそう思っているから、一人だけというわけにいかない。わかってくれって言われた。 そりゃそうだよな・・・
おばあちゃんを振り切って帰る時、本当に声をあげて泣いたよ。
あのおばあちゃんみたいな人が38万人もいるなんて・・・」
僕はもう、弟の話を聞いて、ただ、ただ一緒に泣くだけだった。
ガソリンを取り合うのはもうやめようよ
取り合いをするからその分必要なところにも回らないし、
売り切れたらタンクローリーがスタンドを回らなきゃならない。
当分は最低限の消費にして、ガソリンもローリーも東北で使ってもらおうよ。
Posted at 2011/03/20 02:42:52 | |
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