GSR

とくにどうということはないが、こまごましたことがうまくいかず、だんだん積もってくることがある。

我慢する気はさらさらないが、降り積もる塵の一つ一つに腹を立ててもしょうがない。

実体のないものに対する怒りを仏教では五蘊盛苦（ごうんじょうく）と言った。四苦八苦の八苦のうちの一つである。

世の中はすべて論理によって手を繋ぐようにできている。だが感情はその論理の外にあり、在りもしないものを見てわざわざしなくてもいい苦労をして心を乱している。

つまり幻に踊らされているのだ。という。


仏教シリーズもいいな。バカがまたいきり立って反論してきてうるさいだろうがこの頃は、いくら僕でもBlack Listなんて方法も発見した。

ちょっと思い出したことを一つ。どんな宗教であれ世界宗教となったものは僕の仕事として知らなければならなかった。高校、短大であったのでほんの入門だが。

教えるうちに疑問点がでてくるが一番真面目に、誠実に解説してくれたのはカトリックである。プロテスタントの中にも真面目なものもあった。仏教は創価学会を除いて、すべて勉強していない人ばかりだ。そんな奴らにお経をあげられるのも嫌だ。葬式も戒名もいらん。



GSRを少し改造した。バイクは改造しないと危険だ。体に合うように３ミリ２ミリの調節が必ず必要だ。セパハンは改造の余地が少なく、もしやりだしたら大工事になる。

そこで頭だ。ハンドルを長くした。５センチほど。ハンドルを止めているボルトが邪魔になるがこれがないとハンドルがずるずる回る。ハンドルに少し傷をつけ(ジスクでボルトが通る溝を切る）、風防、ブレーキ、アクセルワイアをずらす。

右の切り欠きが元の切り欠き、左が僕が削ったもの

ハンドルが完全に外れなかったため(アクセルワイアが張り切った）ハンドルをつけたままジスクをかけた。そしたら、そこらのハーネスを傷つけた。写真は右だけ、左は簡単で同様。

これは切り欠きを入れる前


人が失敗をすると、この時とばかりに自分でしない人は僕を笑う。ほら、かえって高くついたろ。前よりカッコ悪くなったじゃん。・・・

その通り。だが人任せの乗り方は、無能がすることだ。

性能は低くとも確実に長く乗れる最後のバイクだ。何よりもこれは僕のバイクだ。僕の鉄馬だ。