悲しいな。　バイバイ copen ,GSR

いざとなると寂しいものだな。copenを人に譲ることにした。

ずっと思ってはいたんだ。いずれクルマは古くなり僕の手に負えない故障が起きる。これでもかといろんな故障が噴き出すようになる。

そうなる前にコペンを愛する人に譲りたい。僕の能力は限られている。copenは、年齢的に介護が必要な年だ。下手すると死ぬかもしれない。・・・



いろいろ考えていたが、ふさわしい人を見つけたので譲ることにした。コペンの思い出が走馬灯。

とても車に詳しく大事にしてくれる方なので、ただで差し上げた。


子供が結婚したときの気持ち。嬉しくてさみしい。

出来れば避けたい感情だ。仕方ない。寂しさついでにGSRもゆずった。ナンバーを外したらなんだか魂を抜かれた車のようだ。明後日、新しい所有者がナンバーをつけて持っていく。


僕は平気な顔をして、さよならをする。未練がないフリをする。

車庫の中なのに鳥がコペンにうんこした。20年以上いちどもなかったことだ。明後日、人手に渡るときに。・・掃除しよっと。



GSRも手放した。これはぜひくれという人がいて、これもただで譲った。


ヒトとの別れはなんともないが、キカイとの別れはつらい。それと比べると人間のバカとの別れは至福の時ですらある。機械はそうはいかない。僕が乗らなかったらとっくに鉄くずになっていたから。つまり僕の分身。

クルマ自体は決して名車ではない。ちゃちくて狭くて非力だ。でも頑張ってくれたのだ、寡黙にけなげに。

4気筒はクルマとして普通だ。オープンも特に珍しくはない。ターボ車はありふれている。だがこれらのコンセプトを軽の中に同時に入れ込んだのは後にも先にもcopen しかない。二度とできてこない。



copen GSR！！　　バイバイ。



でも新しい顔がある。AF24（JIORNO）、6万円ラパン。20世紀のクルマたち。
可愛がっていくぞッ。