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2015年09月27日 イイね!

Cable Harness



ロッククライミングをしていた頃、ハーネスなんて上等な言葉はなく「安全ベルト」といっていた。ところがこの時代の安全ベルトはとても危険なもので、岩山の壁から落下したときにはザイル(ロープ)が伸びきった時点で体への負担が大きく、たいてい脊椎が折れたりして痛めることが多かった。

今はザイルもハーネスも改良されて、落ちたら死ぬか不具者になる時代は遠い過去だ。

こんなことは車のブログでは無駄話か。いいや違う。Scienceはすべてに通底する。いつか山の話をしよう。

今回は車のハーネス。車内の電線の引き回しのことだ。接触不良、断線、接地不完全、高周波の回り込み、漏電、電圧降下・・・ 70年代までは、車の故障といえばほとんどこのような電気系であり、器具自体よりそこにいたるハーネスがお粗末であったために起こる故障だった。

今のクルマは、故障がほとんどないというのが定説になっている。僕は異論がある。一体何年のスパンで車を見ているんだ。10年以内とか時間を限ればたしかにそうだ。長く乗らなくなっただけだ。

ほんの20年後、現在道を走っている車の何台がそのときも走り続けているだろうか。サルが車に乗ると壮大な浪費劇を演じる。

バッテリーが6Vのクルマをご記憶の方もまだ多いはずだ。70年代の原チャリは6ボルトだった。液が減っていたので学校の蒸留水を黙ってもらったことがある。

このとき観察眼のある人はハーネスの一本の電線の太さに驚いただろう。そこらを走る12Vのクルマよりバイクの線は太かった。

それを見たからけん少年は、ワーゲンやらカブ号は頑丈だなあと誤った感激をした。

あるいは別の例で言うと、ダンプのハーネスはその一本一本が細い。軽の方がよっぽど太い。今はいちいち線の太さを変えるのは面倒なので共通化されてきたが。


結論。  ボルトが高いクルマには比較的細い線で足りる。6V車にはガッシリしたハーネスが必要だ。

発熱というロスは電流の自乗に比例する。だがわずか6Vで仕事をさせるには電流で稼ぐしかない。ならば、線を太くして単位断面当たりの電流を小さくするしかない。逆に、24V車は細い線でいい。電流が少なくて同じ仕事をする、すなはち発熱が少ないから。(仕事=電流×電圧)


真実が見たとおりなら学問はいらない。たいていパンドラの箱の片隅のまさかと思うところに真実は身を潜めている。







Posted at 2015/09/27 17:56:25 | コメント(1) | 日記
2015年09月26日 イイね!

佐賀県に駐車していたので当て逃げされた



佐賀市郊外大型店の駐車場はとめどもなく広い。土地がタダだからだ。それなら一台あたりの駐車スペースも広げたほうが、大型も来やすくなってよいと思うのだが。

ところが、そこをケチって一台でも多く、軽でもいいから一台でも多く、という商売精神ですべての大型店は一貫している。駐車場全体は広く一台のスペースは狭い。

ここ十年来ダントツで人口比交通事故死日本一の佐賀県は、走ればすぐその理由が分かる。さもありなん。

事故を減らそうという交通施設はなく、設置規準に違反しないかだけを考えて慢性的な道路工事がある。

道が狭くクルマが少ない佐賀県はよく角から軽が飛び出す。その軽は、歩行者に対しては走る殺人鬼であり自分は走る棺おけだ。なおかつボーっとしてその自覚がない。


離れたところにポツンと駐車していたが、気が付くと左ドアがガスッとくぼんでいた。2回目。

そこで皆知ってる裏技を使うことにした。外気導入をShutにして天井の窓もロックし右前ドアを5~6回強く閉めた。空気圧で左のドアがぺこんと戻った。少しは痕跡が残ったが、何とかなったので修理入院はしなくてよさそうだ。

これをするときはスピーカーをふさいでおく必要があった。気圧でスピーカーのエッジ部がぼろぼろになり吹っ飛んでいた。音がびりびりひずむのでいやなことが起こったと思っていたその予感が当たった。





そこで交換すればそれで済むが、車を趣味とする以上へんなプライドが許さない。自力更生。

コーン(いわゆるスピーカー、ここが振動して音を出す)やエッジ(コーンの周辺部で少しぐらぐらしながらコーンを支える コーンの円周部にある)に強い力が加わったから起きた故障である。

僕はまずエッジをきれいに切り取りコーンの周りにからけん特製のエッジを貼り付けた。小さな(5ミリ幅)テープを50枚用意してエッジのカーブを思い出しつつ約5ミリの幅を開けて貼り付けた。

要するにひまわりの花のようになった。間隔をあけたのはコーンが震えるときスピーカーの内部に空気がこもりにくくなり音がよくなると想像したからだ。

そしてその予想は当たった。すばらしく抜けのいい音になりVolをMaxにしても音が割れることはなくなった。怪我の功名だ。

音が割れるときはボイスコイルがマグネットとこすれていることが多い。したがってエッジテープはコイルのセンターをずらすことのないようまず上下左右を固定してからひまわり状にゆとりを持たせて貼っていくとよい。隙間を作るのを忘れずに、コーンが振動する分のゆとりも忘れずに。


買ったら早いさ。頼めばもっと早い。だけどDIYは獲得するものがある。思考したこと。タダであること。もとよりよくなったこと。そして一番大事なのは「俺ってやるやん」という満足感。

ひがんでいじけてキーボードに向かって泣きじゃくっている、精神を病んだ変態。あんまり人間的じゃないな。

最高に楽しい。佐賀の当て逃げ野郎、どんどん当てろ。




Posted at 2015/09/26 14:38:49 | コメント(2) | 日記
2015年09月22日 イイね!

僕は儀右衛門(ぎえもん)に続きます


彼は東芝の創始者カラクリ儀右衛門にあこがれていた。あこがれるのは勝手だが東芝に入るには、可能性がない。

そこらのボンクラが東大に行きたいというようなもんだ。寝言は寝て言え。

だが一つ一つ条件を確かめていくとさほど夢物語ではないことがわかる。0.1%の可能性もないと思ったが0.2%ぐらいの可能性はありそうだ。

田舎の学生が一念発起したぐらいで天下の東芝の本社に入れたら、その数千倍の努力している学生はペンを投げ捨てる。あほらしい。




ところが普通高校の生徒にはあほらしいと思えるほど、ことの条件がそろった高校がある。田舎の工業高校。八女工業高校。宮崎工業高校。・・・

彼らは鞭を持って追いかけてくるような切迫した状況で勉強したことはない。普通高校とは違うのだ。自由な発想はまさに企業が欲するものであり、暗記競争に勝てば頭がよいとされる意味のない能無し遊びまくりの文型脳ではない。

貧しいから大学進学は出来なかったが、頭の質ははるかに上等だ。

企業がこれに目をつけぬはずはない。

生徒たちは上から与えられたことには興味を示さないが、自分が疑問に思うことには猪突猛進する。

ちゃんと各分野で業績を上げ重役になり教授になっている。


万年時計。のちに現在の東芝やSEIKOの技術者が、どんなに努力しても再現できなかったものだ。

日本は昼の長さを等分して時刻を決めていた。すなはち、夏と冬では一時間の長さが違うのだ。からくり儀右衛門は精密に自動調整されるようにした。



同時に異なる窓には異なる方式の時刻表示がなされるようになっており、万年時計とはこのことだ。エネルギーは鯨の骨弾性を利用した。

その他揮毫したり、橋を渡ったり、弓を射たりする人形・・・儀右衛門の発想はとどまらない。


工業高校出身者はその能力に比して不遇な場合が多く上記の二人は例外だ。競争社会では何かと理由をつけて人を蹴落とす必要がある。「何だ高卒か」、「なんだ重積習ってないのか」、「コネなしの入社か」・・・

そんなハンディが何だ。そんな小さいことで腐ってしまう人間は最初からだめ人間だったんだ。

他人がアドバンテージを持っているなら自分は血を吐いてでも努力せよ。

儀右衛門は努力の人だった。その末裔東芝の一員たらんとするなら、自らもまた努力の人でなければならぬ。

経営トップの醜態は己の怠慢の言い訳にはならぬ。





Posted at 2015/09/22 21:19:53 | コメント(0) | 日記
2015年09月18日 イイね!

top dead center(上死点)



上の図はピストンが一番下がった状態だ。(下死点) ピストンは、この上死点と下死点の間を往復しているわけだ。たとえば4気筒のエンジンにはこれが4個ある。

下死点が問題になることはほとんどないが、上死点の正確な位置はバルブタイミングやバルブクリアランス(隙間)を決定するとき重要だ。

車をどんどん乗り換えるのが羽振りがよいとされる日本では、買い換えるとき多少なりとも無理をして高いのに買い換える。国民は省エネなんてする気はさらさらない。

何が省エネだ。あほ。牛乳パックが一般ゴミに混ざっていたと怒り心頭になる省エネ狂いのババアがよくいるが、こんなのは埼玉県に連れて行って外人に刺してもらおう。省エネになる。埼玉県警は、危ない外人を捕まえておきながら、ふたたび野放しにしたことを謝ってない。6人殺し。

じゃあそんなに省エネが好きなら、紙おむつを使うな。熱帯林は日本人の紙おむつに消えている。

人に言われたことではなく、役に立つことを考えろ。

クルマは長く正しく乗れ。それこそが省エネだ。ホント、僕が書くスピードをはるかに凌いで事件が起きる。が、話の寄り道はここまで。


車の買い替えサイクルが激しいと景気がよくなるという奴がいる。だとしてもそれが何だ。クルマは長く乗ってこそクルマだ。かつてクルマがクルマであったころ、クルマは永く乗ってほしいという技術者の願いが各所に詰まっていた。

あっという間に消えていくキャブ車。アホが競って使い捨てるなら、造る方もどうしてクルマらしいクルマを造ろうか。


バルブクリアランスは今ほとんどのクルマが自動調整だ。クラッチも。あ、クラッチすらなかったな。このクリアランス調整にピストンの上死点を知る必要がある。

車に始動用クランクがついていたころ、プラグ穴からシリンダーを見ながらこのクランクを回し静かに上がってきたピストンを見て上死点を決めた。

だがバイクはプラグ穴が小さく暗くてピストンが見えない。

しかし、人は困ったときには考える。これが大事なのだ。自動調整になって隙間ゲージもいらなくなった。だからロストテクノロジーだ。しかし、無駄だったとはならない。なぜならそこで考えたからだ。


プラグ穴に藁かストローみたいなのを刺してタイヤを手で回す。ピストンに押されてストローがするするっとでてくる。これを何度か繰り返し一番ストローが出たところのタイヤの位置に印をつける。

あとはクリアランスの調整だ。

さて、この頃のクルマの場合は簡単ではない。あえて書かない。考えるのが楽しいという人がかならずいる。そういう人達が技術立国日本を創ってきた。

もし、その恩恵にあずかるだけで考えようとしない人がほとんどだったら、つまり、クルマに限らずすべてのものに関して利用だけしようという人ばかりだったら、今日の日本はなかった。その人は寄生虫だ。





Posted at 2015/09/18 21:25:07 | コメント(1) | 日記
2015年09月15日 イイね!

人襲った紀州犬に警察官発砲13発 3人がかり射殺


>引用

14日午前2時半ごろ、千葉県松戸市稔台の路上で、近隣住民の飼い犬が相次いで人を襲い、警察官3人が拳銃13発を放って射殺した。松戸署によると、飼い主の男性(71)と近くに住む女性(23)が犬にかまれて腕などに軽傷を負った。発砲によるけが人はいなかった。犬は7歳のオスの紀州犬とみられ、体長約120センチ、体重は21キロ。 < 日刊スポーツ 9月15日(火)9時57分

引用終わり


まさに飼い犬に手を噛まれるとはこのことだ。飼い主が能無しかぐうたらな性格のため、ろくにしつけをしなかったせいだ。だんだん手におえなくなってきたようだ。

無駄吠えひとつ押さえきれず、口を開けば家族の一員ですという。それは間違い。お前が犬の一員だ。大人の国イギリスのペット事情についても述べたくなった。またいつか。

例にもれず不潔な住まいに住んでいた。だらしない人生は人に迷惑をかける。

この事件は、道を歩いていて梯子が倒れ掛かってきたので、持っていた木刀で梯子を払いのけたことと同じだ。緊急避難である。犬は飼い主の所有物であるから正当防衛ではない。

正当防衛とはやむなく行うものであるから度を過ぎると過剰防衛が構成される。つまり、最小限にすべきだ。

一方、緊急避難はそうではない。でもそんな法律論より目の前に犬が向かってきた恐怖を知っているか。ポイントは、この3人の警官のすばやい処置にある。

僕は、この公園でシェパードと格闘した。(下、写真)

なんとか死んでもいいから五分に持ち込もうと、すべての能力を動員した。このとき、僕は非武装論を捨てた。

(暴虐の嵐を思い出すからけん)


3人の警官よ。狂った動物愛護論に臆するな。よくぞ13発でしとめた。血が逆流する恐怖と怒りの中では目の前の的にも当たらないものだ。

人に当たっていたら、・・・というバカがかならず顔を出す。それが何だ。このとき撃たずして他に方法はない。棒は、麻酔銃は、といい出すに違いない。バカよ、言った以上はやってもらおうじゃないか。100メートルを6秒で走る犬に棒でどうする。金魚すくいと間違えたな。

仲間の警官を撃たなかっただけでも日ごろの訓練の成果をうかがえる。


Posted at 2015/09/15 11:24:00 | コメント(1) | 日記

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「元祖アバルトに会う。 http://cvw.jp/b/849485/47557633/
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