• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

モータージャーナリスト 町山絢香のブログ一覧

2013年12月31日 イイね!

第28回 わたしの五選 ~ わたしのベストカーオブザイヤー2013 ~ 結果発表!

 何だか、今年1年を締めくくるのに、最も相応しい内容になってきたような気がします。^^

 ようやく、というかベストカーはすんなりと決まりました。^^

 では、発表します!


【第1位】 VW ゴルフ                     14点 (V5+町5+O4)

(画像) VW ゴルフ 直4横1.2T TSI トレンドライン ブルーモーションテクノロジー 7速DSG FF (249.0) 11.81(1240kg/105馬力)
   

 COTYでは、前代未聞の輸入車が受賞と事態で、正に今年は「ゴルフありき」な新車でした。

 案の定、当企画のわたしの五選においても、選考委員4名(ワーストカーで辞退した方が1名参加されたので・・・)中、3名が2位以上に指名する程でした。

 改めて、その選考理由を説明する必要はないかと思いますが、当方のベストカーとは別に、今度はベーシックなトレンドラインの試乗記を以下抜粋しますので、お楽しみいただけたらと思います。


 ⅥからⅦになっても、相変わらずゴルフ・トレンドラインは実用車のベンチマーク足りえる高い資質を持ったクルマである、と言えますね。^^

 それと言うのも、これもし日本の小型車枠にこだわってしまうと、まるでポロをストレッチしたような外観になってしまい、果たしてコンフォート性とコーナリング性能とを高い次元で両立させることが出来たのか?

 どちらかを選択して、どちらかを割り切るトレードオフの関係にはならなかったのか?と常々思うわけで、輸出メインという生産そのものに疑問はあるけれど、国際的なマーケットに合わせたクルマ作りを日本の自動車メーカーがするようになった、という意味でアクセラ・インプレッサなどを生み出した功績は評価したい・・・。


 では、今度のトレンドラインはどうなのよ?というのが一番気になるところでしょうが、ⅥからⅦになってステアリング操舵力を軽減して、より幅広いユーザー層に支持されやすいステアリング特性になった、というのはハイライン譲りで、他の装備は簡略されど上質なタッチの革巻きステアリングは健在で、ここに廉価仕様を買われるお客様をも大切にする姿勢が見える・・・。

 更に、パッケージング面で特にシート形状を見直して、前後席ともシート座面角が適正になった、という部分もハイライン譲り。

 では、今度もトレンドラインがベストゴルフ足りえるか?と言われると、今度ばかりはそうとは言いがたく、明らかにハイラインの商品性向上に力を入れた傾向が強く、どうしても予算的な理由で・・・というのがない限りハイラインを推奨したい。

 と言うのが、ステアリングインフォメーションの面ですらハイライン優勢で、かつステアリング初期応答特性も良いから。

 そして、約200cc多い排気量も気筒休止機能がついて、エンジンレスポンス面で不自然さが皆無で、少しでも高速走行を念頭に入れるならば、燃費面で1.2Lに引けをとらないポテンシャルを持っているから。

 更に、例のレーダー機能についても前車の追従機能が非常に優れてて、ハイラインだったら標準で付くのに対し、他グレードでオプションすることを考慮すると、価格面での差が小さくなるため、尚更ハイラインのお買い得感が際立つから。


【第2位】 マツダ アクセラ                   6点 (高6)

VS


(画像1) マツダ アクセラ 直4横2.0HV セダン ハイブリッドS・Lパッケージ 無段変速 FF (262.5) 9.93(1390kg/140馬力)
    

 アンチゴルフ派が真っ先に選ぶであろうことが、想像に難しくない新型アクセラ。

 今回の対決は、いずれの仕様も二度目の試乗で、改めて同日に乗って仕様の違いを明確にしようと思ったのですが、荒れた路面を通過した時のサスペンション・タイヤの接地性で、どうしてもゴルフⅦとの隔たりを感じずにはいられなかった、というが正直なところです。

 当初、アクセラHVに乗った時、マツダ車らしい走りをするハイブリッドを期待していたら、思いの外最廉価な1.5L以上に加速が鈍く、とてもじゃないけど、積極的にアクセルを踏んで、走りを楽しみたいというユーザーには、到底向かないクルマだ、と思ったものでした。

 なので、マツダ車だと思うと加速性の鈍さが目に付くのだけれども、一度アクセラHVが走りというか速さよりも、低燃費に重きを置いたクルマである、言い換えればマツダが作ったプリウスだと思えば、そんなに遅くて腹が立つクルマ、ではないことがわかる。

 ファミリアの末裔だと思うと、内外装の質感が飛躍的に向上し、今やファミリアのライバルだったカローラの方が、むしろ一クラス小さなプラットホームで作られて、内外装のコストダウンが顕著で、今や完全にカローラとは立場が逆転した、と言っても過言ではない。 

 なので、パートナーは走り重視でマツダシンパなんだけど、当の本人は走りよりも質感・コンフォート性の方が大切で、パートナーがお世話になっているマツダ車で・・・なんて方には、むしろ大金星な1台ではないでしょうか? 


(画像2) マツダ アクセラ 直4横1.5 スポーツ 15S 6速AT FF (184.8) 11.44(1270kg/111馬力)
    

 先のハイブリッドのことを思うと、こちらは普通のガソリン車で、排気量ではハイブリッドの方が大きいながらも、実際の加速性では圧倒的にリードしている・・・。

 で、先代アクセラの1.5Lもパワーが不足気味ではあったけれど、エンジン回転の軽さで、変速機能付きCVTながらエンジンを使い切って回すと味わい深いものがあったけれど、今度の新型は、その味わい深さを損なうことなく、エンジンパワーが飛躍的にアップしている、という印象。

 ただ、これもハイブリッド同様サスペンション・タイヤの接地性の弱さはあったけれど、価格の安さを考慮すると、ハイブリッド以上に納得がいくところ・・・。

 とは言え、同セグメントで同価格帯のインプレッサと比べて、脚の性能などで劣勢になるならば、話は少し変わってくるけれど・・・。

 というのも、同日に乗ったスバルXVが、SUVルックで車高が高かったことを差し引いても、サスペンションストローク・接地性で新型アクセラを超えていたから・・・。


 という事情から、この対決は15Sの支持としたい・・・。ただ、内装がブラックのみというのはちょっと・・・。(それだけで、現地点では20Sに・・・もありえるし・・・。)


【第2位】 ポルシェ ケイマン                  6点 (町3+O3)

 強いて言えば3位、による投票による合計6点・2位獲得なため、事実上当方のみの選考。

 よって、当方のベストカー選考をご参照いただきたい・・・。


【第4位】 ボルボ V40                     5点 (V3+高1+町1)

 切り口は違えど、V40の基本性能の高さが評価につながりました。


【第5位】 ホンダ フィット                    4点 (O6-2)

 フィットHVへの評価が二分化し、当方のギア操作ロジックの問題と居住空間設計の問題でワースト入りさせたことが、順位低下に繋がった・・・。


【第5位】 ルノー ルーテシア                 4点 (V4)

 ルーテシアの走りやデザインを評価されてのランクインとなりましたが、当方の評価はルノーとしては芳しくない内容となった・・・。

 これまで評価したルノーは、いずれも左ハンドルの3ペダルMTのみ・・・。


【第5位】 ランドローバー レンジローバー      4点 (町4)

 当方の選考を参考にしていただきたい。

 以下、

【第8位】 ジャガー Fタイプ               3点 (高3)

【第8位】 スズキ キャリィ                3点 (高2+町1)

【第10位】 トヨタ クラウン                2点 (高4+町2-4)

【第10位】 レクサス IS                 2点 (V2)

【第12位】 ダイハツ タント               1点 (V1)

【第12位】 アウディ A3                1点 (V1)

【第14位】 BMW 3シリーズGT          -1点

(画像) BMW 320iグランツーリスモ 直4縦2.0T スポーツ スポーツAT 8速AT FR (524.2) 9.02(1660kg/184馬力)
    

 3シリーズGT。確かに、コンセプトが中途半端で、故にワーストカーに挙げられてしまったけれど、その気持ちがわからないわけでは、決してない。

 プロポーションとして、通常の3シリーズセダン・ツーリングのホイールベースを伸ばした、言わば中国市場向けストレッチ仕様のシャーシコンポーネンツを使った節が強く、故にあたかも日本の小型車枠いっぱいで作り上げたかのよう・・・。

 それだけ、縦横比で言えば、縦即ち長さ方向に長い。

 と、それだけで軽快なフットワーク、というものが期待しにくいというもの。

 だから、フットワークが軽快じゃない3シリーズって、何なの?と思われても仕方ないかもしれない・・・。

 実際の販売現場では、3シリーズユーザーのリピーターというよりかは、新規ユーザー獲得の意味合いの方が強いみたい・・・。

 という成り立ちなものだから、3シリーズGTでなければ・・・という説得力に今一つ欠ける・・・。


 それでも、実際に乗ってみたら、そこはさすが3シリーズの派生モデル。

 セダン・ツーリングとのバッティングを避ける意味もあってか、クリーンディーゼルの設定がないのだけれども、ボディの剛性感・ステアリングインフォメーションの高さ・変速制御の巧みさは、BMWそのものであり、3シリーズそのもの。

 スポーツATがオプションで付いていたことも、功を奏していた・・・。

 なので、当方もあえてベストカーには挙げなかったけれど、作り込みの良さからワーストカーに挙げる気持ちにもなれなかったのでした・・・。


 
【第14位】 スズキ スペーシア           -1点

【第16位】 スバル XVハイブリッド         -2点

【第16位】 ホンダ アコード             -2点

【第18位】 トヨタ ハリアー              -3点

【第19位】 メルセデスベンツ Sクラス       -5点

【第20位】 日産 スカイライン            -6点

【第21位】 日産 シルフィ              -8点

【第22位】 日産 エクストレイル          -11点
Posted at 2013/12/31 18:38:24 | コメント(2) | トラックバック(0) | わたしの五選 | クルマ
2013年12月31日 イイね!

2013年最後の、五選の途中経過

 今日のの五選
      (5)
12・212・912・212・2312・2


 今日のの五選
       (5)
12・2212・2812・2312・1812・22

 今日のの圏外;;

12・22

Posted at 2013/12/31 18:15:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 選抜 | クルマ
2013年12月30日 イイね!

第28回 わたしの五選 ~ わたしのベストカーオブザイヤー2013 ~

 既に、わたしの五選に参加されている2名の方から、今年は5台ベストカーを選考するのが難しい、とのことで、何かと難航しそうですが、当方は何とか・・・ではなくて、しっかりと5台選んだ上に、今回新たに設定した「特別枠」に対しても、別の1台で対応しました。

 では、いよいよ発表です。


【第1位】 VW ゴルフ

(画像) VW ゴルフ 直4横1.4T TSIハイライン・ブルーモーションテクノロジー DCCパッケージ バイキセノンパッケージ プレストン18インチアルミ 7速DSG FF (344.5) 9.43(1320kg/140馬力)
    

 本企画を提案するに辺り、当方にとっては「ゴルフありき」でした。

 と言うのも、実用車としての完成度の高さでライバル他車を圧倒していたから。

 ジャイアンツが強いと、何かとアンチ巨人が現れるのも人間の心理で、隙間がないくらいに出来が良いと、どこか反骨精神が生まれるというもの。

 そんな中、当方もあえて優等生ゴルフⅦを外すクルマ選びをも、同時に提案してきた、そんな1年でした。

 そんなゴルフⅦの中でも、当方一押しグレードは、気筒休止機能付き1.4TSIを搭載したハイラインで、尚且つジキルとハイド的にコンフォート性とスポーツ性とを高い次元で両立させてきたDCCパッケージ付き仕様なのです。

 更に、オプションの18インチタイヤにインチアップして、尚且つクルマの動きとしてのしなやかさを失わない、サスペンションの仕上げの良さが光った仕様のインプレを以下に抜粋します。


 期待外れなポロ・ブルーGTに乗った後に、ゴルフⅦのハイラインに改めて乗ると、格段にクルマの仕上げが違うことを実感する・・・。

 何が違うかと言えば、ボディ・サスペンションの剛性感の高さであり、かつ18インチにインチアップしてもバネ下重量を感じさせない脚の動きにしなやかさを感じる部分であり、DCCをノーマルモードにしてステアリング操舵力を軽くしても、確実にドライバーにインフォメーションを伝える部分なのです。

 走りと燃費性能との両立という部分で言えば、この勝負は格段にゴルフの方が上手。

 燃費とかしなやかさとか言えば、むしろ新型ゴルフGTI以上にも思ったくらい・・・。

 しかも、クルーズコントロールと連動したレーダー機能が付くのはゴルフⅦだけのものであり、ポロにもトゥーランにも今のところは搭載されず。


 5ナンバーサイズのポロも良いけれど、今度のゴルフⅦの完成度の高さは、そこらの並の新型車のレベルでは到底ない程であるだけに、出来るならば頑張ってゴルフⅦを選んで欲しい、と思った程。


【第2位】 ランドローバー レンジローバー

(画像) ランドローバー レンジローバー V8縦5.0SC オートバイオグラフィー 8速AT AWD (1670.0) 4.94(2520kg/510馬力)


 2位と3位は、エグゼクティブカーの連続となりましたが、何も当方がセレブの味方をしているから・・・ではなくて、高額車なら何でも・・・でもなく、実際に乗って心の底から、これ良い!欲しい!と思った、のが選考した理由であること、ご理解いただけたら・・・と思います。
 
 以下、レンジローバーの試乗記を抜粋。


 3代目でBMW資本になって以降のレンジローバーを、電子制御装備が増えたことを揶揄して「電子レンジ」と称することが某CCV誌で多々あったのですが、更に高級化・大型化しながらもオールアルミボディで軽量化(それでも車重2.5t強!)した新型4代目と接して思ったのは、大パワー・大トルク・重い車重を見事に手なづけた仕上げである、ということです。

 それは、決してランクル勢のようにアクセル踏み始めで不意に乱暴に加速することもなく、ランクルよりも更に重い車重ながらエアサスを使って、高い剛性感に基づいたボディ・サスペンションを基本に、プレステージカーの名に恥じないしなやかさを持って躾けられているのです。

 プレステージカーの名に恥じないのはパワートレインのみに留まらず、前後全席において見た目だけではなく、実際の座り心地まで贅沢な居住空間に仕上げているのは、ここでもランクルが及ばないところです・・・。

 510馬力で車重2.5tオーバーですよ!

 通常だったら、ブレーキング時に制動力が弱くて・・・があってもいいはず(アウディQ7には、その傾向があった・・・。)なのに、街乗りにおいても普通
 それにしても、V8・5Lスーパーチャージドのクルマのように制動できる・・・。(ポルシェ911のような制動力が・・・という話ではないですが・・・。)

 PSだって、伝統の油圧式のままで、低燃費と高効率に貢献するけれどもフィーリングが不自然になりがちな電動PSは採用せず。

 ただ、唯一車重の重さを実感するのが発進時の加速時のみ。

 それすらも、悪戯にドライバーにアクセルを踏ませようとする演出されたスポーティーさが強調されていないため、500馬力オーバーのモンスターでありながら、その獰猛さをアクセル全開時以外では感じさせることのないジェントルさを醸し出しているため、先の車重の重さ故の発進時の鈍ささえ弱点とはならない程のまとまり具合なのです。

 これならば、1670万円を投じて、惜しみなくプレステージカーの世界を味わえる、そう確信した1台でした。



【第3位】 ポルシェ ケイマン

(画像) ポルシェ ケイマン 水平6縦3.4 ケイマンS 左H 7速PDK MR (820.0) 4.31(1400kg/325馬力)
   

 ボクスターと共に911とモジュール設計で、911がRRに対してボクスター・ケイマンはミッドシップで、回頭性面では優位に立つも、911のプレステージ性?確保の為に、常にエンジン排気量は911よりは小さく、かつリアサスは911のマルチリンクに対してボクスター系はストラットで簡略化、更にはボクスターはオープンボディで、ケイマンはリアハッチバック形状で、ボディ剛性面でも格下扱い。

 という部分で、プアマンズ911の立ち位置が強要されているのは、新型ケイマンも例外ではないけれど、981ボディになってからはドアパネルは専用設計となって、よりミッドシップスポーツカーらしいスタイリングになった、と言う部分は進化として認めても良いのでは?と。(ご指摘された福野礼一郎様、ありがとうございます。)

 と言いつつ、やはりポルシェのエンジンレスポンスは格別で、他ブランド車での代用は到底効かないもの。

 その証拠に、エンジン音は勇ましいけれど、エンジンフィール・ギア変速フィールに切れ味が欠けてたジャガーFタイプに乗った時、つくづく思った・・・。

 よって、純粋なスポーツカーとして、更には普段の街乗りでもコンフォートなスポーツカーとして、純粋に評価した、というのがケイマン選考の理由です。

 以下、試乗記抜粋。


 ケイマンって、所詮プアマンズ911でしょ?

 911の優位性を保つために、あえてエンジンスペックを落として、ボディ剛性面で不利なハッチバックボディとし、簡素なリアサスでストラットレイアウトを採用したモデルでしょ?

 と、ある程度達観していたケイマンですが、今回の981ボディになってからはミッドシップ専用のドアパネルが採用されたことで、ドア後方に大胆なエアダクトが付いた、よりミッドシップらしいスタイリングへと進化したことで、かつて程のかっこ悪さは影を潜め、実際に乗っててもミッドシップらしい軽やかなコーナリング特性を味わいやすい1台へと変わったことが大きな進化ではなかったのでは?と思ったのです。

 この際、ポルシェのことだから、運転環境がドラポジが・・・とは一々言わないのは、そんなのポルシェにとっては常識中の常識でクルマ作りをする上で、まず外さないポイントであるから。

 昨年、新型911カレラSに乗ってエンジンスペック過剰で楽しみきれなかったこと、そして2.9Lのボクスター右Hでエンジンのパンチ力に欠ける傾向があったことを思うと、今回のケイマンSはスポーツカーらしい迫力と、扱いやすいパワーで等身大に近い感覚であったことから、今の自分に相当合ったスポーツカーの1台ではないか?と確信したのでした。

 これがベストです・・・と断言するには、同エンジンでもスペックに違いがあることから、2.9Lのケイマンはどうか?同じ3.4Lなら911カレラはどうか?いっそのこと4駆ワイドボディのカレラ4は?という疑問に応える必要があるので避けますが・・・。

 おそらく、当方自身としては、丁度等身大よりかは、少し自分を追い込む選択をすることでしょう。

 と言うのも、ポルシェ乗って単なる成金趣味に成り下がったのでは、何ともかっこ悪いではないですか!

 トランスミッションについて触れると、もはやMTの必要性が薄いのでは?というか、大方のドライバーにとっては、むしろPDKの方が速くスムーズに走れるのでは?と思う程進化を感じました。

 普段乗りはノーマルモードで十分で、マニュアル車に乗った感覚で変速制御するので、Dレンジホールドでも全然OK!

 スポーツ+モードに入れると、7速は封印されるけれど、下手なMT以上の変速スピードを誇って、スポーツカーらしい引き締まった走りを実現してるので・・・。



【第4位】 トヨタ クラウン

(画像) トヨタ クラウン V6縦2.5 アスリート 6速AT FR (357.0) 7.64(1550kg/203馬力)

    

 


 とかく、マツダ車のクルマ作りを以って、クラフトマンシップと言われることが多いけれど、その心は「職人の技能。職人芸。技巧」とのことらしい。(コトバンクより)

 でもね、実際に乗ってみると、オールスカイアクティブ満載のマツダ車は、まだまだVW・BMWなどのドイツ車と比べてしまうと、ボディ・サスペンションの剛性感や走りの質感面で、大きな隔たりを感じてしまうのです。

 では、何でクラウンと関係あるの?と言われそうですが、クラウンの脚って、実は相当出来が良い、と当方は思っているのですよ。

 基本設計で言えば、ゴルフⅦ基準なら確実に10年は時代遅れなんだけど、荒れた路面を結構なハイスピードで通過した際の、衝撃の吸収性が非常に高く、そこにボディ・サスペンションの剛性感の高さを感じたわけです。

 でね、クラウンって元々日本国内専用車両で、日本の国土に最も合わせて設計された高級サルーンで、これ程に日本人に合ったクルマ作りって、他車種では見たらないことで、これはこれで凄いことだと思うのです。

 そんな中で、時代が変わると共に世代交代した日本人が求める高級車の走りも変わり、昭和時代ならば50年代のアメ車が理想だったのに対し、今ではメルセデス・BMWなどのドイツ車に負けない高速走行性が求められていて、そんな今の要望に応えながら、クラウンらしさはきっちりと継承している。

 例えばの話、今回紹介するただのアスリート(ガソリン)でも、同日に試乗した320i・GTスポーツと比較すれば、純粋なステアリングインフォメーションだとかボディ・サスペンションの剛性感でタイマン比較ではクラウンは劣勢になる。

 けれども、それはBMWを目指したけれど達成できなかった類ではなくて、やろうと思えば、よりダイレクトな乗り味に仕上げることは出来たけれど、それを目指すとクラウンらしさを失うから、あえてステアリングフィールは軽めにして、脚も必要以上に固めにはしないで、あくまでもストロークの長さを確保することを優先する。

 そんな日本人の意地、みたいなものを感じたわけです。

 そりゃ、コスト面を言えば、購入時の出費が多くてもハイブリッドの方が圧倒的に優勢で、購入後の燃料代で大差が付く、というのは目に見えているのですが、それでもあえてガソリンで・・・というのも説得力あるところ。

 と言うのが、欧州ではトレンドになっているダウンサイジングターボ搭載じゃなくて、往年のマルチシリンダーエンジン独特の味わいが残っているから。


 と、走り面で純粋に評価できるのも、走りに関係ない装備でプライスアップしていない、クラウンリピーターからは敬遠されがちな廉価グレードだからこそ。

 手動シートリフター・手動チルトテレスコピック機能付きクラウンこそが、当方としては最も誇りを持って乗れるクラウンなのです。


【第5位】 ボルボ V40

(画像) ボルボ V40 直4横1.6T T4 セーフティパッケージ 6速DCT FF (289.0) 7.94(1430kg/180馬力)


 ボルボV40の選考に関しては、直4のT4への印象は抜群に高かったけれど、5気筒のT5に対する印象、特にRデザインで大きく低下し、それの差し引きによるものである、とご理解いただきたい。

 特にRデザイン、パワートレインのしつけイマイチで、発進でグワ、トルコンで変速切れ味落ちて、脚ガチガチで、今のボルボじゃ最もボルボらしくないという意味で、T5・Rデザインは、むしろワーストボルボ。

 それからすると、直4・1.6Lターボ+DCTは、これでRデザイン名乗って良いのでは?と思う程、走りはスポーティかつ安心感高いもの。

 その中でも一押しは、インチダウンタイヤが付いたSEが付かないT4なのです。

 以下、試乗記抜粋。

 

 より豪華装備が付いて安全装備が選択出来て、お買い得感が非常に強いT4-SEで良いじゃない?と一瞬思ってたけれど、廉価仕様のT4がまた素晴らしい。

 これを指名するだけの価値すらある、と確信したのです。

 何がそんなに良いのか?

 まず、16インチタイヤにインチダウンして、脚の弱さを感じることなく、かつステアリング操舵力が軽くなって、よりフットワークが軽快になったから。

 第2に、布シートは素晴らしいです。

 と言うのも、四季を通して快適に使えて、しかもローコストで手入れがしやすいから。

 しかも、シート調節機能が手動になるも、シート座面角調整も残されており、この部分ではゴルフ勢を超えた部分であることも推したいポイント!

 更に、メッキ加工がなくなってはいるけれど、その分見た目が精悍になったステアリングも、革の質は高額グレードと同等の上質なタッチで、実際の乗り味の部分で廉価仕様にはなってないのが素晴らしい・・・。


 でも、やっぱり装備は欲しいからT4-SEにするけれど、後で16インチにインチダウンしたら・・・とお考えの方もいらっしゃるでしょうが(当方もその一人^^;)、レーンキープアシスト機能との関係上、誤動作の恐れがあるために、安易にタイヤサイズを変えない方がいいとのこと。

 また、T4に17インチタイヤのオプションも可能だけれども、その際には16インチ用のデータを一旦アンインストールして17インチ用にインストールし直す必要があり、かつこの操作で元には戻せなくなる、というリスクとの相談になる形です。

 V40全般で言えば、相当にグルメな車種ではあるけれど、本当にグルメな1台を・・・となると、それ相当の覚悟が・・・と言うのは、どこの世界でも共通?



【特別枠】 スズキ キャリィ

(画像)  スズキ キャリィ 直3縦0.66 KX 5×2速MT AWD (105.5) 14.80(740kg/50馬力)
    

 

 今回の特別枠設定には訳があって、性別の壁を越えたはるな愛さんをCMキャラクターに起用するという、スズキの英断を評価してキャリィを選考するため、言わばCM大賞での選考の意味合いを込めてのことで、「キャリィありき」だったのです。

 昔だったら、表社会からは弾き出されて、夜の水商売しか職業がなかっただけに、今回の新型キャリィのCMを見て、時代が大きく変わってジェンダーフリーへの道が更に開けた、と思ったからなんです。

 クルマそのものは、エンジンが新世代になって安全装備が増えた軽トラック、という以外は、あまり見どころはなかったのですけどね。^^

 では、試乗記を以下抜粋します。
  


 満を持しての、はるな愛さんCM出演の新型キャリィ試乗です!

 旧型から大きく変わったのは、ショートホイールベースのフルキャブ方式に一本化したこと。

 それにより、旧型ショートホイールベース比でクラッチペダル位置が自然な位置になり、かつキャビンが広くなって使いやすくなったのです。思えば、旧ショートのキャビンはある意味被虐的な狭さで、当方の記憶ではシートを後方に目いっぱい下げても、まだ狭く感じたものでした。

 更に大きく変わったのは、搭載されるエンジンがK6Aから新型R06Aに換装され、先行してMRワゴン・ワゴンR系の乗用車で搭載されたときと同様に、低速域でのトルクが増大して、あたかも排気量が上がったかのようなトルクフルなエンジン特性となり、非常に乗りやすくなったことです。

 一方で、残念なところを申し上げますと、旧型4駆では全グレードに副変速機が付いていたのに対し、新型では見習わなくてもいいところでハイゼットを見習って?高額グレードと農業向け仕様以外では副変速機を廃止してしまったこと。

 もう1点は、今回乗った3台中の新型キャリィで、少なくとも2台に対して電動PSのアシストに不自然さ
があったこと。

 といった部分もありますが、今の乗用車が電子制御が増えて人とクルマとの対話が希薄になりがちなクルマ作りが目立つ中、本来の目的はプロの道具に過ぎないにしろ、人とクルマとの間に余分なものが少ない分、皮肉にも中途半端なスポーティーカーよりも遥かにクルマの動きをダイレクトに伝わって、ある意味究極のスポーツカーになり得ている、という部分に非常に魅力を感じているわけです。

 なので、FRレイアウトであることをいいことに、ハイリフト4駆でクロカン仕様にしたり、また車高調+ローダウンでドリフト仕様にしたりと、遊びのクルマとしても色々と楽しめる魅力満載なのです。


Posted at 2013/12/30 00:10:18 | コメント(9) | トラックバック(1) | わたしの五選 | クルマ
2013年12月29日 イイね!

第28回 わたしの五選 ~ わたしのワーストカーオブザイヤー2013 ~ 結果発表!

 2次選考の結果が出ましたので、発表します。


【第1位】 日産 エクストレイル  11点  (高4+町4+O3)

(画像) 日産 エクストレイル 直4横2.0 20X・エマージェンシーブレーキパッケージ 3列車 CVT AWD (259.7) 10.68(1570kg/147馬力)
    

 当方の選考理由でも触れましたが、海外市場優先・生産効率優先志向が強く、結果日本国内ユーザーがあまり大切にされていない、という部分で、2位以下のシルフィ・スカイラインにも共通するところで、結果的に日産車ワースト1・2・3フィニッシュという、不名誉な結果に繋がったかと思います。

 また、来月MCされるエルグランドも、単純に全高が低かったからという理由だけではない、アルファード・ヴェルファイアに対して販売戦線において大敗するという、深刻な事態を招いた状況を何とか打破しようというところです。

 エルグランドとて、当初はアルファードみたいに全高の高いFFミニバンを提案していたはず。

 それが、コスト面を理由にゴーン社長からダメだしされ、結果北米向けクエストと基本コンポーネンツを共用するという条件付きでFF化が承認されるという背景だっただけに、ゴーン社長の責任もあろうかと・・・。

 話をエクストレイルに戻すと、開発現場では圧倒的にディーゼルよりもハイブリッドの方が支持率が高いらしいですが、これも実際の乗り味よりも、燃費性能などの数字に表れれる結果の方が優先されている、という開発コンセプトもあるのかも・・・ですね。

 という意味で、選考委員3名とも残念な気持ちで迎えた新型車でした。


 以下、

【第2位】 日産 シルフィ            10点 (O5+高3+町2)

(画像) 日産 シルフィ 直4横1.8 G CVT FF (239.0) 9.47(1240kg/131馬力)
    

 実は、上半期でのワーストカーオブザイヤーでは当方も選考した、シルフィ。

 今回は、販売にあまり力が入っていない様子で、前回選考したことから、あえて2度目の選考をする必要はないだろう・・・と思って今回見送ったのですが、案の定他2名から選考される結果に・・・。

 シルフィをワーストに選考する理由に、それぞれ違いがあったのも興味深いところでした。

 そんな中、当方も久々にシルフィに試乗して思ったことを記したいと思います。


 当初、シルフィにダメだしした理由は、セダンとしてのパッケージングへの問題点で、後席背もたれが寝すぎててトルソアングルが大き過ぎて、腰への負担が大きい着座姿勢で設計されていること。

 この問題は、旧来から日本車の弱点として指摘され続けてきただけに、時代が変わっても中々直らないなぁ~と思ったところ・・・。

 かつては、ブルーバードのサブネームが付いていただけに、往年のSSSのようなスポーツモデルやアテーサなどの4駆などの設定がないことへの寂しさもあるところでしょうが、現状のシルフィにおいては、少なくともハイパワーエンジンが欲しくなるほど、ボディ・サスペンションの剛性感が高いわけではなく、むしろステアリングに伝わるインフォメーションが希薄な乗り味で、とてもじゃないけど901運動の象徴だったP10プリメーラやR32スカイラインの面影は、そこには殆どないと言っても良いほど。

 言わば、高齢者向けセダンなプレミオやアリオンの日産版みたいなもので・・・。

 なのに、何故3ナンバーボディなんだ?という疑問があるでしょうが、そこは今や日産にとっては日本国内以上に重視している中国市場の要請から。

 というのも、向こうでは後席3人掛けすることが多く、その際にはボディ幅が広いのが重宝するのだとか。(ちなみに、中国ティーダも3ナンバーで、シルフィはその4ドアセダン版なのだとか・・・。)


 といった大まかな印象は、デビュー当初に乗った中間グレードXの時と、基本的には変わらないもの。

 という訳で、あの時のイメージそのものだった、のです。



【第3位】 日産 スカイライン            8点 (高5+O2+町1)



 発売前からの、この反響の大きさは、スカイラインへのエンスージアスト達の期待の大きさ、と取れなくもないですが、あまりにも国内市場を軽視し過ぎていないかい?

 という疑問は、少なからずある・・・。

 が故の選考ではなかったかと・・・。


 あくまでも、当方は試乗してから結論を出す主義なので、2月に発売されてからが本当の評価で、いずれはメルセデス製直4エンジンが載るだろうから・・・。



【第4位】 メルセデスベンツ Sクラス      7点 (町5+高2)

【第5位】 トヨタ ハリアー             5点 (町3+O1+高1)

 この2車に関しては、当方の選考を参考にしていただきたい・・・。


【第6位】 トヨタ クラウンというか、マジェスタ       4点 (O4)





 これより、ベストカーオブザイヤーの投稿をお願いします!^^
Posted at 2013/12/29 20:09:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | わたしの五選 | クルマ
2013年12月28日 イイね!

第28回 わたしの五選 ~ わたしのワーストカーオブザイヤー2013 ~ 2次選考開始のお知らせ

 この度は、当方含めて年末でお忙しい中、わたしの五選にご参加いただき、ありがとうございます。


 一応、1次選考の結果が出て、1位は5点×3名=15点の過半数である8点以上はクリアしたのですが、最高点5点を入れた方がいなかったため、2次選考を開始します。

 以下、2次選考対象車を紹介します。


 1位  日産 エクストレイル    11点 (町4+高4+O3)

 2位  日産 シルフィ         8点 (O5+高3)

 3位  日産 スカイライン       6点 (高5+O1)

 4位  メルセデスベンツ Sクラス  5点 (町5)

 5位  トヨタ クラウン(マジェスタ)  4点 (O4)

 6位  トヨタ ハリアー         3点 (町3)


 以上です。


 以下、2次選考対象外車です。

 7位  スバル XVハイブリッド    2点 (O2)

 7位  ホンダ アコード        2点 (高2)

 7位  ホンダ フィット         2点 (町2)

10位  BMW 3シリーズGT     1点 (高1)

10位  スズキ スペーシア      1点 (町1)



 当方の2次選考は、

 1位 メルセデスベンツ Sクラス

 2位 日産 エクストレイル

 3位 トヨタ ハリアー

 4位 日産 シルフィ

 5位 日産 スカイライン

 です。


 スカイラインに関しては、発売が来年2月で現物すら見ていない状態でのワースト選考に抵抗はあるものの、商品戦略上、日本人ユーザーの優先順位が著しく下がっている現状を黙認するわけには・・・という思いから、クラウンよりはこっちでしょう!というところで・・・。
Posted at 2013/12/28 23:43:14 | コメント(3) | トラックバック(0) | わたしの五選 | クルマ

プロフィール

「駆け抜ける歓びを追求したBMW 740iの特別仕様車「Driver’s Edition」登場
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20180930-10346413-carview/
ドライビングに関係ない装備簡略化でお買得価格で良い」
何シテル?   09/30 13:58
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2013/12 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

リンク・クリップ

「俺のカー・オブ・ザ・イヤー2015」 はどのクルマ!? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/12/09 06:32:24
【 ムフロンの五選 ・ 厳選6号車 ・ 2合目 】積んで積んで走って走れ!  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/06/21 21:45:37
五選の途中経過 ~ ドライビングプレジャーを求めて、MTロードスターvsAGSアルト♪ ~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/06/12 00:28:36

ファン

96 人のファンがいます

愛車一覧

三菱 ミニカ MINIカー♪リターンズ (三菱 ミニカ)
 燃料代が掛かるセフィーロワゴンのフォローとして、近場の脚の低燃費スペシャルとして、新た ...
三菱 ミニキャブトラック 土屋軽市@41T (三菱 ミニキャブトラック)
 2017年6月末の、クラコンシリーズ生産終了に伴い、小型FR絶滅の危機が迫る。  そ ...
三菱 ミニカ 三菱 ミニカ
 昭和48年式初期型。タコメーター付きでシングルキャブであることから、グレードはES(ス ...
マツダ ユーノスロードスター マツダ ユーノスロードスター
 2010年12月30日に、オークションにて無事落札されました。  引渡しは2011年 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
©2018 Carview Corporation All Rights Reserved.