リコーイメージング HD PENTAX-D FA 28-105mm F3.5-5.6 ED DC WR  

標準域の画角をカバーするレンズ．
DFA15-30mmと24-70が他社設計なのに対し，こちらはリコーイメージングの新規設計レンズ．
APS-C用のDA16-85mmに似た外観を持つが，あちらがFF換算で24.5mm-130mmをカバーするのに比べ，広角端，望遠端とも，ややスポイルされている．

はじめに驚いたのがHDコートの効果．
耐逆光性はなかなかの性能で，DA★16-50が大いに苦手としていた逆光域ではこちらが上です．

広角域で歪曲がやや大きいこと，四隅の解像が甘いことが挙げられますが，芯を食った合焦時にはとても良い写りをします．
開放（といっても暗いですが）から十分に使えます．逆に深く絞っても飛び切りシャープにはなりません．


望遠側が105mmあると，多くのシーンで不自由しませんし，その際の開放時の暈けもまずまず．
最短撮影距離0.5mがやや難点か．

山登りやトレッキングの際はこれ一本でも対応できそうな気がします．




関連情報URL：http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/lens/k/standard/hdpentax-dfa-28-105/