
昨日の地震速報(誤報)には、皆さん肝を冷やしたことでしょう・・・
♂なんか、職場の喫煙所で一服している時に・・・
「ギュイ!グュイ!震度4、40秒後!・・・30秒・・・5、4、3・・・」とカウントダウンが始まり、
近くを通りかかった親子に声を掛けて、広い場所に避難しました。
どうも気象庁が南海トラフに設置している海底地震計のひとつが、何らかの原因で、1、2秒ほど観測できなくなって、データ観測が再開された際に、急に観測されたノイズを受け、1cmほど海底が動いたとシステムが誤認したとの事。
当然、何台もの観測装置が海底に設置してあり、1台誤った情報を出したとしても、他の装置の値と比べて、1台だけ、あり得ないデータをだしているのであれば、システム全体として警報は出さないアルゴリズムになっているはずですが、その辺が、解せませんね・・・。
しかし、誤報を非難する気にはなれないのです。
南海トラフで地震が発生すれば、3.11(東北地方太平洋沖地震)クラスの超大型地震になる可能性があります。
3.11の際には、東北新幹線は、このような地震計システムのお陰で、地震の揺れがくる 9秒前に停止したのだそうです。
東海道の新幹線は、東北新幹線より海に近い場所を、時速300キロ程度で走っていますよね。
より危険性は高いのです。
海底で発生した巨大な地震の発生を、いち早く察知して、地震波の到達よりも何分か早く陸地に知らせるためのシステム。そのお陰で、地震や津波から救われる、たくさんの命があるのです。
誤報は、心臓に悪いし、新幹線も止まるし、Yahoo!もダウンして、ちょっと迷惑ですが・・・
遠い昔から、何度も大地震や大津波に定期的に襲われる因果な国土です。
それでも、そういう困難に真面目に取り組み、克服して、世界に例をみない、革新的な技術を生み出すのが日本です。
まぁ、今回の誤報は、必ず来る大地震に向けての国民総動員の避難訓練だったと・・・がんばってくれよと・・・言ってあげたいです。
Posted at 2013/08/09 20:48:15 | |
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