
いよいよ、帰省のためのロングドライブ(横浜←→長崎 25,000km)の決行の日(28日)が近づいたため、連日残業続きで、昨日も終業のベルを聞きながら「今日も21時位まで頑張って仕事片づけて旅立とう・・・」と考えていた。
そこに、現在他部署で勤務している元部下が、慌てて駆け込んできた。
「会社を出たところの用水路で仔猫が鳴いているんです」
すぐさま話を聞きながら現場に歩いて行った。(その間5分程)
しかし、170cm程下にある水面にはカモが泳いでいるだけで鳴き声は聞こえなかった。
ふとカモの横に眼を移して驚いた。
水深10cm程の水面に顎から上だけが、ちょっとの浮かんでいた。
すぐさま飛び降り、抱き上げた体には藻や枯葉がいっぱい絡まっており、とても冷たかった。
しかし、抱き上げたら、大きな声で鳴き叫んだ・・・
「これは助かるかもしれない」そう確信した。
すぐさま事務所にもどり、タオルや雑巾を集めて包んで、車に飛び乗り高速を飛ばした。
川崎の
TNR日本動物福祉病院、ここは不幸な野良猫達のための専門の病院。
「緊急です。川に浮かんでいました!」と飛び込んだ。
すぐさま、事態を把握して、ドライヤーで乾かし、ミルクやブドウ糖を与えてもらえた。
奇跡的に、外傷も無く、特に何も問題は無かった。
しかし、自宅に連れ帰り、そこからが大変。
生後2~3週間の仔猫は、本来母猫が居ないと生きていられない。
・ 保温は28度程度に保たねばならない。
・ 2~3時間おきにミルクを 2cc程度は飲ませねばならない(これが、嫌がってなかなか飲まないのでで超大変、しかも夜通しやらねばならない)。
・ 一人では排泄が出来ないので、食事の前と後、温めた濡れティシュでお尻をポンポンと刺激を与え排泄させてやらねばならない。
以上の事が適切にやれなければ、あっという間に逝ってしまう。
しかし、ありがたい事にネット社会の現代では、仔猫の育て方も詳細に解説したページがいくつも存在するし、Twitterで呟けば、多くの方からの励まし、アドバイスがいただける。
お陰さまで、容態も安定し、後数分遅れれば土左衛門になっていた命は、力強くなってきている。
おじさんが、川で拾ったので 「
もも太郎」と名付けました。
Posted at 2012/04/26 19:39:25 | |
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