
早いもので、あの日から2年が経ちました。
・・・感傷に浸りたい気分でもあるのですが、妻の持病であるSLE(全身性エリトマトーデス)が再燃し、先日入院する事になりました。
「再燃」とは・・・
投薬によって抑えてきた症状が再び活動し始める事を意味します。
現在、4歳の息子とのプチ父子家庭生活を送っております。
2週間に亘る投薬治療が、十分な効果を発揮してくれることを祈りながら日々を過ごしています。
話は戻ります・・・
2年前のあの日の夜・・・星空がもの凄く綺麗でした。
普段、街の灯りで見る事が出来なかった星空がそこには広がっていました。
・・・しかし、多賀城の方の空に目を向けるとJX日鉱日石エネルギー(株)仙台製油所の火災で空が明るく照らされており、時折爆発音とともに、その綺麗な星空が見えなくなる瞬間がありました。
綺麗な星空と火災とのギャップがあまりにも印象的で、今でもあの夜空は忘れる事が出来ません。
私は、その日一晩中外で仕事をしていましたが、真夜中に足元を見ると、霜が降りてきていて、その時「・・・津波に襲われた方はもしかしたら、助からないかもしれない。」と感じたのを思い出します。
最近、震災の記憶の風化が進んでいると騒がれていますが、ここ仙台でも例外ではありません。
私を含めた家族にも怪我はありませんでしたし、ガラスのコップが何個か割れた位で大した被害がなかったのもあるかもしれませんが・・・自分自身、震災のあの記憶がなぜか薄れていく事を感じています。
ましてや、被災地から遠く離れた土地の方々にとっては、震災の記憶が薄れていくのはある程度仕方がないのかもしれません。
皆さん、震災の記憶が風化してしまっても、防災の意識だけは風化させないで下さい。
Posted at 2013/03/11 22:39:19 | |
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東日本大震災 | 日記