2025年08月15日
CX-60 25S、乗り方にはちょっとしたコツがある!
「CX-60 25Sは乗り方にポイントがある」と私は思っています。
ノンターボ、ノンバッテリーのこの車は、アクセルをしっかり踏み込むことが運転を楽しむ秘訣です。
「燃費が1km/L下がったところで、ハイブリッドとの価格差を埋めるには年間何キロ走る必要があるか?」を計算しておけば、気にせず気持ちよく走れます。そして、その時に響くエンジンの音は、この車ならではの楽しみ。ぜひ、エンジンサウンドも味わい尽くしてください。
このクラスでFR!その感動を味わってほしい
FR(後輪駆動)ベースのSUVは、この価格帯ではまずありません。だからこそ、この車に乗るならFRの走りを存分に楽しんでほしいです。
「スッとハンドルを切ったら、スーッと曲がっていく」。このスムーズなハンドリングは、一度味わったら忘れられません。カーブの後半でもリアが流れるような感覚は全くなく、安定した走りをみせてくれます。
「足回りが硬い」という声も聞きますが、私はこの車高と車重で、これほどまでにキビキビと、無理なくカーブを曲がれる車を他に知りません。初期型には足回りを柔らかくする対応も可能でしたが、あえて対応しませんでした。その結果、今はもう足回りが硬いと感じることはほとんどありません。もしかしたら、私が慣れたのか、車が「こなれてきた」のかもしれませんね。
車との「対話」が楽しい
私はロードスターにも乗っているので、アクセルを踏み込んでエンジンを回すことに慣れています。そのため、CX-60 25Sの走りもすぐに楽しめました。
「加速・減速時にギアが変わっていく感覚」をほどよい程度に感じられるのも、私がお気に入りのポイントです。まるで車と対話しているような、そんな運転の楽しさがあります。
また、初期型で指摘されていた低速時のギクシャク感については、2年目の年次点検で学習プログラムをアップデートしてもらったところ、かなり改善されました。元々の状態を知っているので「ゼロになった」とは言いませんが、今はもう不満はありません。
CX-60 25Sは、ただの移動手段ではなく、運転そのものを楽しませてくれる、そんな車です。
Posted at 2025/08/15 17:56:29 | | クルマレビュー