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何てこともない、とある日の自分と兄との何気ない会話の一部です。


まず自分には兄がいる。その兄とクルマの話をしていた時に、ふっと思ったことを聞いてみた。


自分「ねぇ、なんでエボ⑨を買おうと思ったの？」


その一言を聞いた途端に形相を変え、涙ながらに語ってくれた。


今のエボ⑨に乗る前はＥＧ６、ＤＣ２を乗り継ぐ生粋のホンダ大好き野郎であり、無限にスプーンなど、有名メーカーの高額パーツをぎょうさん着けるぐらいのクルマ好きであった。



しかし自分がシルビアの乗り換え、少したったある日、偶々兄のクルマと自分のクルマが、とある道で遭遇しなぜか追っかけっこを行うコトになる。


先頭を逃げる兄を自分が追っかける。


…本人いわく、乗り換えるキッカケはこの時に思ったとのこと。


散々ケツを煽られ、張り付かれながら走られた事が悔しかったと語り、後日インターネットで中古車を見ていた時、目に入ったハイパワー４ＷＤターボを発見、その日の内に購入に至る。


そこでまた疑問を１つ聞いてみた。


自分「なんでインプレッサは買わなかったの？」


兄「グランツーリスモで走らせるとインプレッサよりランエボの方が速いから。」


なん…だと!?


そんな理由でランエボを買ったそうな…。


けど確かに速いクルマであるし本人はとっても満足げであるので良かったのだと思う。


兄「やっぱりターボ車は良いよ、加速もパンチがあるし何より４ＷＤ最高だね、運転楽チンだし。」


凄いかわり様である。


…しかしその後、今までの積年の恨みを晴らすがごとく、自分が散々煽られる日々が今現在続いている状況である。


そして兄から最後に一言を頂いた。


兄「弟なんかにクルマで負けたくねぇ。」


…兄の威厳とは凄いモノだと感じた１日だった。