この記事は、
「障碍者」という本を読みました。(拡散希望です。)について書いています。
トラックバック元を読んで、思ったことをつれづれと。
大学時代の友人に、障害者(あえてこの表記、友人はいちいち気にしないと言ってたので)がいる。
高校時代に交通事故で左膝から下を失って、以来ずっと義足だそうだ。
そんな友人だが、大学のドコで知り合ったかと言うと、大学公認の体育会の部活だった。
その競技は人口が全国で千人いんのかなーという位のマイナーっぷりで、
中には名前を聞くだけで少し引いてしまうような人もいる敷居の高さがある。
友人はそこに大学二年の途中から入ってきた。
余所の部活はどうか知らないが、基本的に大学の在籍年数と部活の年次は無関係。
つまり大学では二年生でも部での扱いは新人のペーペーだ。
更に言えばその友人、二浪。
部での同期(俺ら)は三歳年下が大半で、年下の先輩にアゴで使われることになる。
そんな感じで普通なら結構心理的ハードルが高そうなんだけど、本人は全く意に介さず。
ちょっと出遅れたけど、面白そうだからはいりまーすみたいなノリだった。
実際、部活にもすんなり馴染んで、歳の差なんて普段は忘れていた。
まあなんとも気持ちのいいヤツで、障害についても全然気にさせない。
むしろ場の雰囲気次第では自分からネタにしてしまう。
酷い時なんか飲み過ぎて駅の階段から滑落しやがった挙句、
「すいません足元がおぼつかないもんで~(ゲラゲラ」とか言う始末だった。
ただ、それは必要以上に深刻な扱いをして欲しくないという想いもあっただろう。
そこら辺は周りも察していたので自然と適度な気遣いはしつつ、
いい意味で雑な扱いもガンガンやるような心地よい関係を築けていた。
卑屈さが目立つようなキャラだったらこうはならなかっただろうな。
こういう友人に恵まれたから思うんだけど
なんつーかね、腫物的な扱いは、どっちにとっても良くないんだろーな。
こう、お互い意識し過ぎず自然体で助け合いができるのが気分いいよね。
なお、その友人、大学を中退して一時消息が危ぶまれたものの、
今では誰もが知ってるご立派な企業の一部門で働いてます。
最近に至っては中古のポルシェを買ってご満悦、今度どっかドライブ行こうと話してます。
まじで元気。
Posted at 2013/09/15 10:56:18 | |
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