先日、4WD フリードについてちょっとだけ述べたのですが、少し補足を・・・・
フリードに限らず、現行のホンダの4WDのトランスミッションは「5AT」でした。
フリードしかり、ステップワゴンしかり。
モデルチェンジしたばかりのCR-Vも「5AT」。
CVTの耐久性の問題や、後輪を駆動するためのトランスファを一体化したCVTを開発するというコストの問題があるようです。
(ただし、CR-Vの4WDモデルは排気量も大きく、許容トルクの問題ともうけとれる)
三菱やスバルがAWDモデルにCVTを組み合わせていることを考えれば、技術的にできないわけではないはず。
ただ、ホンダの4WDの需要がどこまであるかということが、4WD用のCVT開発に踏み切れない理由の一つかと思っていました。
しかし、偶然、「driver」5月号を呼んでいると、ステップワゴンが4月に
マイナーチェンジするとの記事が!
しかも、4WDモデルもトランスミッションは「CVT」です!
カタログ燃費はJC08モード燃費で13.6「km/ℓ」。
FFモデルの一番燃費のよいモデルで、15.0「km/ℓ」。
日産セレナを意識してますね。
話を4WDにもどすと、CVTを導入したことを考えると、4駆だから燃費悪くてもしょうがないって、ユーザーが我慢する時代ではなくなってしまったということでしょう。
何はともあれ、ホンダにも「4WD × CVT」がラインナップされることになりました。
ここで、フリード「5AT」仕様の不満を少しまとめてみます。
・オーバードライブカットで、「3速」にシフトダウンする。
・5速巡航中、キックダウンで「3速」にシフトダウンする。
・任意で4速にすることができない。
・街乗りの実際の平均燃費は10「km/ℓ」を下回る。
FFモデルのフリードは、当初、試乗した感じでは、1.5Lでここまで走るんだという良い印象でした。
トランスミッションがCVTということもあり、CVTがいいかどうかは別として、キビキビ感はあったかと思います。
ですが、4WDの5ATは、高速道路で追い越し加速をしようとすると、上記のように3速まで落ちてしまうので、回転数があがるため、非常にうるさいです。
また、スタンバイ式の4WDにもかかわらず、実際の燃費は10「km/ℓ」を下回ってしまいます。
さすがに、FFモデルと同じ1.5Lという排気量では、車重1.4トンを越えるボディには役不足なのではと思います。
というより、この1.5Lエンジンの最大トルクが4800rpmと、この手のクルマにしては最大トルクの発生回転数が異様に高いということが問題なのかも。
CVTとの組み合わせではエンジンの効率のいいところを使えるけど、5ATだとトルクを出そうと思ったら、回転数を上げるしかない=燃費が悪くなる、うるさい。
メーカーも、このことは認識していたはずです。
後発のハイブリッドモデルは、4200rpmで最大トルクを発生するように見直してきたので。
無論、モーターというエクストラの恩恵を受けてこそ可能になったわけですが・・・。
CVTがいいとは思いませんが、すくなくとも4WDモデルにも新型CVTを投入できたのは、他のメーカーと並んだという意味では評価できるのではないでしょうか。
ただ、このCVTが、フリードにも展開されることになるのかどうか。
ステップワゴンは、2Lエンジンですので、同じではないんですよね・・・・。
でも、噂によるとホンダはDCTをフィットに展開することを考えているとかいないとか。
ダイレクト感のあるDCTとV-TECの組み合わせ。
想像するだけで、気持ちよさそうです(^^)
国産車のDCT開発が活発になることを願います。
追記
なぜか、日に日にアクセス数が増えているこの記事。
どこからみなさん来てるのかしら?(・o・)って思う昨日今日。
ステップワゴンマイナーチェンジ:
http://www.honda.co.jp/STEPWGN/new/
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フリード | 日記
Posted at
2012/03/26 00:57:26