車高調組んだ際にリアにハイパコ5kg/mm組んでしまったもりもりどん。
その後、バネレート下げれば突き上げなくなるかと3kg/mmに換えたわけですが、もともとAudi A1用の車高調整用サスペンションなので、ホントにOKなのか確認してみました。
以前計算したときはリアはもう5kg/mmからしかハイパコなかったんで、あんま気にしなかったのよね~(汗)
今回、実測も含めて再検討!
1.バネレートの確認
1G状態のサスペンションの縮み量は
リヤ荷重440kg÷2(左右輪に等荷重として)÷3kg/mm(バネレート)
=73mm
よって、ジャッキアップ時と下ろした際では73mm車高が変わるはずですが・・・・
↓ジャッキアップ時ホイール上端とホイールハウスとのスキマは約180mm
↓1G状態時ホイール上端とホイールハウスとのスキマは約110mm
↑より180mm-110mm=70mm縮んだことがわかります。
計算値は73mmですが、スケールの当て方が悪かったとも言えますし、バネのヘタリとか個体差で70mmしか下がらなかったともいえますが、ほぼ近似値ではありますので、とりあえずOK。
燃料等の重量の問題もあるかもしれませんが、とりあえず今回は運転席側のみUP。
左右で若干のズレがあることは確認済みです。
ダウン量で見るかぎりは、ほぼ実測3kg/mm程度のバネレートだということが確認できました。
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2.リアショックアブソーバーのストローク量とバネレートの確認
バネ上の最大上下加速度を2.0としたとき
リヤ荷重440kg÷2(左右輪に等荷重として)×2(ばね上の最大上下加速度)
=最大荷重440kgより
最大荷重440kg÷3kg/mm
=147mm
↓取り付け前のショックが最大伸びきった状態でのバンプラバーまでの距離140mm
↓取り付け後のショックが最大伸びきった状態でのバンプラバーまでの距離140mm
スプリングが遊ばない状態でタイヤとタイヤハウスの間に指2本ぐらいが入るスキマの車高にした状態で、ショックの最大ストロークが保てるようにショックのねじ込み量を設定しています。
ショックの取り付け位置がストロークmaxであることが確認できました。
(全調整式なので、この状態が理想)
しかし、ショックの有効ストローク140mmに対し最大荷重時147mmですので、ストロークが不足しています。
1G状態からさらに70mmもストロークするわけですから、指二本じゃクリアランスが足りません!
実際には面ウチなんで、かわせてるんですが(汗)
やはり、GTIの車重に対しては3kg/mmのバネレートでは、レートが不足していると思われます。
ちなみに、1.2TSIですとリア荷重400kgですので、400÷3=133<140mmでOK
(あくまで最大の上下加速度を2Gと仮定した場合ですが)
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3.調整量の確認
↓スプリングのほうの車高ダウン量はあと30mm程度。
タイヤハウスにタイヤをかぶせるぐらい車高を下げられますね。
が、しかし、この状態でショックのねじ込み量は目いっぱい(涙)
あくまで片側づつジャッキアップして、しかも手で回してるので、方法変えればもしかしたらもっとねじ込めるのかもしれませんが、僕には無理(涙)
せめてスパナがけできるようになってれば(ダブルナットになっていれば・・・)tもっとねじ込めるかもですが。
仮に、この状態で車高を30mm下げると・・・・
ショックの有効長140mm-30mm=110mm
110mmから1G状態の縮み分70mmをひくと・・・・・
40mmしかストローク量残りません(涙)
この仕様では、指2本ぐらいはいるぐらいがGTIではショックが底付きしない限界のようです(涙)
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4.底付きしないバネレートはいくつ?
仮に4kg/mmだと220kg÷4kg/mm=55mm
3kg/mmで70mm下がることから70mm-55mm=15mmスプリング取り付け位置をあげれば、指2本入る車高で同じ。
ただし、ショックの調整は不可のため、140mm-15mm=125mmが有効ストローク
最大加速度2Gで440÷4=110mm<125mm
指二本入る程度の車高で、バネレート4kg/mm以上は必要だと思われ。
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てことで、4kg/mmぐらいのスプリングためしてみようかしら・・・・・(・o・)
※上記考察はあくまで最大の上下加速度を2Gと仮定した場合の私見です。
走行スピードや路面状況によって、適切なバネレートは変わると思われます。
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次回、ノーマル形状ショック考察 -リア編-
のはず・・・・
Posted at 2013/01/09 00:34:41 | |
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