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2011年10月31日 イイね!

メルセデスベンツ 豊橋新車整備センター

メルセデスベンツ 豊橋新車整備センター・メルセデスベンツ豊橋VPC

 今はもうなくなってしまったが、愛知県の豊橋にメルセデスベンツのVPCがあった。その頃のメルセデスベンツ日本の車両陸揚げ地はこの豊橋と震災によって被災した日立VPCである。このメルセデスベンツ豊橋VPCの周辺には他にVWやボルボなどのVPCなどが隣接していたと記憶する。おそらく混載でここに陸揚げされるのだろう。

 この豊橋VPCには1999年4月に訪れたことがある。私は当時乗っていたC36を東名横浜から豊橋まで向かわせた。ここにはメルセデスベンツの乗用車の他に当時コマツが取り扱っていたアクトロスなどの商用車などもこのVPCで陸揚げ後の新車整備が行われていた。因みに日立ではアクトロスの整備は行われていない。クライスラー系のジープなどはまだ日本法人がクライスラーとの合併前だったのでこの時はなかった。このメルセデスベンツ豊橋VPCには部品センターも併設され、前日までに受けた部品オーダーをこの場所から全国のディーラーへストック分を配達していくのである。

 このVPCの広さはかなりの広さで具体的な数値は覚えていないが大きな野球場5個分以上はあったはずである。大きな車の整備をするヤードや足廻り等を確認するためのテストコースなど様々なものがあったが、そのときに大変驚いたのは陸揚げされた新車には蝋(ロウ)が塗られているのだが、その蝋を落とすため、ガソリンスタンドにある洗車機よりもかなり強力そうなタワシ洗車機2台を通ってその蝋を落としているのである。あんなに磨いてキズがつかないのだろうかと心配になった。

 そして、整備をしている建物の中には大量のホコリをかぶったW220のSクラスが15台ほど並べられていて、そのほとんどの車はところどころ部品が外されている。つまり、当時登場したばかりのSクラスは初期トラブルが多かったためその部品取りなってしまった車たちだったのであろう。そのほとんどは足廻りがはずされ、車高が落ちていた。おそらくエアサスの部品が間に合わずそれが修理用にまわされたのであろう。

 先日、この閉鎖された豊橋VPCが被災者のための避難所になっていることを聞いて、そんな懐かしいことを思い出したのであった。
2011年10月27日 イイね!

AMG C55 (W202)

AMG C55 (W202)・先駆け的な車

 メルセデスベンツのW202のCクラスにC55という車があった。日本での販売は限定で15台、世界でも+アルファ程度か。

 W202のAMGと言えば、C36に始まりC43とこの限定のC55ということになる。私の知人もこのC55を新車から所有していて、私も何度かドライブさせてもらった。また、この車以外にも当時のAMGジャパン所有のデモカーを運転する機会にも何度か恵まれた。

 はっきり言って暴力的加速そのものである。W203にもC55が、そして現行型CクラスにはC63があり、もはやそのパワーは400psを超えてはいるが、新しい車になればなるほどシャーシが洗練され、シャーシがエンジンについていっているが、W202のC55はシャーシがエンジンについていけてないないのか、感覚的にはW202のC55の方がじゃじゃ馬感があった。ただし、コーナーで破綻がきたすほどシャーシが緩いわけではない。

 ところで、このC55,並行車を見かけたことがある人はいるだろうか?そもそもこのC55はAMGジャパンがドイツのAMGに作らせた特別な車である。そのため車検証に記載されている型式も『-C43-』と記載され、この車がC43をベースとしたチューニングカーであることを意味する。また、ドイツ本国においてもこの車はカタログモデルではなく、カスタムメイドの車なのだ。そのため並行車を目にすることがないのである。ただ、世界は広いので中には高いエキストラを払いこのC55をオーダーしたセレブもいるだろう。だから一番最初に『+アルファ』と書いたのだ。

 当時のE55の価格をしのぐこの車とC43との識別点は内装ではウッドの使用点数とメーターの表示。外装ではC55のエンブレムとフロントグリル内に付く古いタイプのAMGのエンブレムである。因みにこのAMGのエンブレムは車検証と車両と本人確認ができないと購入できないアフターパーツである。

 このW202のC55は今でいうところのHWAが、いや独立した部門AMGパフォーマンスセンターが製造するブラックシリーズやシグネチャーシリーズに相当する車であり、その先駆け的な車であったかもしれない。
Posted at 2011/10/27 07:34:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | AMG | クルマ
2011年10月24日 イイね!

サウンド・ジェネレーター

サウンド・ジェネレーター・高揚するための演出

 最近の高性能スポーツカーは演出ともとれる音のする車が多い。特に車の外で聞いているといい音が聞こえる。わたしの8Cもそうだが、フェラーリ・599や458、アストンマーチンDBSなど数多くの車がかなりいい音をする。ただし、これはバルブが開いている時のみ。騒音規制が厳しくなったので負荷がかかっていないときは以前の車に比べるとむしろ静かである。

 ただ、運転しているときはそれなりに室内にはいい音が響き渡る。つまり、周囲への音の演出ではなく、ドライバーへの演出だ。

 マクラーレンより発売になったMP4-12Cは当初、試乗会に招かれたジャーナリストの間でエンジン音の評判が良くなかったようだ。そこでマクラーレンはサウンド・ジェネレーターを装着して納車するようだ。このシステムはエンジン音を室内に戻しいい音に聞こえるようにするためのものだ。フェラーリでは430から装着されている。乗られた方はお分かりと思うが355や360は外でいい音を聞くことができるが、室内にいるドライバーにはそれほど響いてこない。唯一感じられるのはトンネルなどの遮蔽された空間だけだ。しかし、430以降は室内にそれなりに盛大な音が響いてくる。

 最近の車はパワーがありすぎる。従って全開できる場面が公道では少なくなった。これを補うため音をドライバーに伝え高揚するための演出が必要になったに違いない。
Posted at 2011/10/24 07:39:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2011年10月20日 イイね!

アルファ ロメオ 8Cコンペティツィオーネ(Alfaromeo 8C Competizione)

アルファ ロメオ 8Cコンペティツィオーネ(Alfaromeo 8C Competizione) ・兄弟車

 アルファロメオ・8cとマセラティ・グラントゥーリズモそしてフェラーリ・カルフォルニアは兄弟車である言われるが、それぞれその乗り味は少々違うようだ。私はフェラーリ・カルフォルニアの運転席に座ったことはあるがドライブをしたことはない。従って、8cやグラントゥーリズモとどのように違うかは想像はつくがはっきり言ってわからない。

 グラントゥーリズモはドライブしたことがある。ドライブしたのは8cのエンジンに最も近いグラントゥーリズモSの方だが、ミッションはトルコン仕様のATの方である。以前、グラントゥーリズモSが走っているのを見かけたことがあるが、8cのように派手な演出的アフターファイアー音を出して走っていた。だから、このトルコン仕様のグラントゥーリズモSも同様の感じだろうと乗り込んだ。確かにライトスイッチなどは8cと同じでそれが兄弟車であることを感じさせる。そして、走り出すと・・・。

 スポーツモードにし、バルブが開くとそこそこの快音だがそんなに派手な音ではない。中速以上でシフトダウンすると出るはずの例の『バリバリ』音がない。そして何より乗り味がマイルドなのである。聞くところによるとグラントゥーリズモSでもカンビオコルサの仕様とトルコンAT仕様ではその味付けがかなり違うらしい。カンビオ仕様は想像のとおり8cのエンジンに近く、もう少し足廻りも引き締まっているという。つまり、トルコン仕様は万人受けするようどちらかというと北米仕様のセッティングになっているようだ。

 8cはカンビオ仕様のエンジンに近い。しかし、加速レスポンスに関しては、重量に差があるためかだいぶ印象が異なる。さらに8cは短いホイールベースのおかげでコーナーではかなりトリッキーである。よくコーナーの途中に段差があるとかなりひやりとしたことがある。その点ホイールベースの長いグラントゥーリズモSはそのようなことがなく、8cのようなコンベンショナルな足廻りとは異なりスカイフックサスペンションの力を借りて快適に運転することができる車である。

 ただ、同じグランツーリズモでもカンビオコルサとATがこれだけ違うと、これもまた性格を異にする別の兄弟車であると思う。また、その派生モデルグラントゥーリズモMCストラダーレもその乗り味は違うはずだが、マセラティとしては同じボディに大きく味付けを変えることにより、車好きな人もステイタスで乗る人にも乗れるよう守備範囲を広げているのかもしれない。
Posted at 2011/10/20 07:07:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | アルファロメオ 8C Competizione | クルマ
2011年10月17日 イイね!

コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド

コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド・コーンズモーターの復活

 コーンズと言えば、フェラーリ、ロールス・ロイス、ベントレー、マセラティを取り扱う会社であることは周知の通りだが、自動車会社ではなく江戸時代から続く総合商社であり、日本で最初の保険会社とも言われている。古くは浦賀に来航し今も沈没している黒船の保険の取り扱いはこの会社である。その中の自動車部門がこれらのブランドを取り扱っていることも、また皆さんのご存じのところだとは思う。

 さて、この自動車部門が事情により分社化される。今やすべての輸入権を失った状態では商社としての本来の物を輸入する機能はなく、1つの販売店ではあまり体をなさない。そこでコーンズモーターの復活である。コーンズモーターと言えば2000年初め頃までアルファロメオ、フィアット、ランチアを取り扱っていた会社だ。この名前を復活させ、今いる自動車部門の従業員を再雇用し、フェラーリ、ロールス・ロイス、ベントレー、マセラティを取り扱う会社に生まれ変わる計画のようである。

 自動車部門が『事情により分社化』とは要するに輸入業務などを取り扱ったりする人材などが不要になったり、また芝浦にあった頃と違い、各ブランド独自のショールームが必要になったりとかさむコストのため、コーンズと言えどこの部門を一部リストラをせざるを得ない状況にあるということだ。

 90年代終わり頃にガレーヂ伊太利屋から輸入権の移管があったマセラティを除くブランドを日本に根付かせたのはコーンズであることは間違いないが、日本法人ができたことにより横取りされた感がある。コーンズモーターカンパニーとしては、このリストラをやりたくないはずだが、事情を考慮し苦渋の選択だろう。しかし、仕方ないといえば仕方ない。が、定年55歳と平均的な定年より早いこの会社の40代後半から50代の方にはちょっと頭の痛い話である。何せこれらのブランドを根付かせたのは彼らなのだから。
Posted at 2011/10/17 07:28:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | クルマ

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