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イイね!
2015年04月20日

三徳山 三佛寺 投入堂

三徳山 三佛寺 投入堂


皆さんは、不意になんだか懐かしい景色に出会った事はありませんか?

デジャブー??って言うのでしょうか。



私は中学生の頃、山奥の岩場に立つお堂の写真を見た時に鳥肌が立つ思いがしました。。

それは私がこの世に生まれる前に見た様な感じがする不思議な景色でした。。





それが鳥取県の三徳山・三佛寺の投入堂である事が判明したのはそれから20年余り経ってからでした。。

そして先週の土曜日についに投入堂を訪れる機会がやってきました。



数日前から眠れば投入堂の夢を見る様になり・・・

土曜日は出社する予定でしたが、たまたま仕事が変更になり、しかも雨続きの中の晴れ・・・

もうこれは行くしか無いと思い、強行日帰り弾丸ドライブで朝早く起きて行動に移しました。。




日帰りするにはどうしてもサンバーではなく、⑧のパワーが必要でしたので、妻に⑧を借りようとすると・・・・

妻いはく、投入堂へは険しい山道を1時間以上登らなければなず単独での入山が禁止され、必ず2名で登らなければならない事になっているいう事・・・・。

知らなかった・・・

毎日終電近くで帰宅すると、PCでチェックする暇も有りませんでした・・・



・・・という事で、今回は⑧と共に20年振りに妻が登山についてくることになりました。。

てか、妻が変な建造物ヲタクだったという事をスッカリ忘れていました。。




画像は20年振りに復活した妻の革製登山靴「クリスピ」(右)と150mの墜落から私の脚首を守ってくれた「ゴロー」(左)の「夢の饗宴」です。


モチロン、クリスピのメンテナンスは万全にしていましたので、いつ履いても大丈夫です。。



激しい渋滞の中立ち寄った中国道の加西SAでは、鳥取県のゆるキャラがキャンペーン中でしたので、三徳山のパンフレットを貰いました。。



予定通り??渋滞に巻き込まれ12時過ぎに現地到着・・・



お寺の境内は思っていたより明るい雰囲気で、八重桜が咲き乱れていました。。







入り口で拝観料を支払いますが、ここは未だ投入堂への登山道では有りません。。




境内には古いお堂が数多く存在し、三佛寺の歴史の深さを如実に物語ります。。。



投入堂登山の受け付けは本堂の裏側にありました。。





山肌を転がってきた大きな岩・・・

こんなのに当たればひとたまりもありませんね・・・

そしてこれが投入堂への入り口・・・


右手は肩までしか上がらず、左脚は90度までしか曲がらない不自由な身体で、はたして頂上まで登れるかどうか、この段階ではかなり不安でした。。



十一面観音堂までは普通の登山道ですが・・・


そこを過ぎた辺りから、急に険しくなり、滑りやすい木の根を慎重に登ります。。


左脚は柔軟性がかなり阻害されていますので、なんだか自分の脚ではない様な感覚に襲われます。。



泣き事は言えない状況ですので、左脚の置き場を慎重に見極めながら岩を登ります。。



狭い道での下山者との交換です。。



そして上へ行けば行く程、岩は険しくなっていきます。。

アルプスに比べると初級の岩場ですが、不自由な手足を少しずつ前に出して前進するにはこのくらいの岩場が限界です。。



ここが一番きつい文殊堂の登りですが、鎖が取り付けられていますので、案外楽に登れました。。



これが文殊堂からの絶景です。。



これ、かなり高度感があって怖いです。。。

こちらはもう少し上に位置する地蔵堂・・・



こちらもかなりの高度感があります。。



お~怖っ。。。




三徳山・・・

世界遺産登録実現に向けて鋭意努力中ですが、実現すれば世界一怖い世界遺産になりそうですね~。




鐘楼堂は、希望するものなら誰でも鐘を突くことが出来、日頃の煩悩を祓います。。



その後も険しい岩場が続きます。。



一時は切断の危機に直面した左脚も、90度しか曲がらないハンディをどうにか乗り越えて無事動いてくれます。。






こちらは投入堂のすぐ手前の観音堂・・・

そして。。。




夢にまで見た投入堂が遂に目の前に現れました。。





座れないから左脚を90度曲げて記念撮影。。

いやぁ。

今回の三徳山登山は私の登山人生で1位・2位を争うほど感慨深い登山となりました。。

飽きる事無く、この場に30分ほど佇んでいました。。





三徳山の遭難事故は多くが下山中の事故という事です。。



ちょっとした懸垂下降を強いられる箇所もあります。。




事故の無いよう、下山は一層心を引き締めて、ゆっくりと脚を進めました。。



いやぁ、死ぬまでに自分の脚で投入堂に登れるとは思ってもみませんでしたので、下山すると涙が出て来ました。。

歳をとると涙腺が弛くなるものです。。

ブログ一覧 | 車で登山 | 日記
Posted at 2015/04/21 00:23:21

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この記事へのコメント

2015年4月21日 6:36
おはようございます
ここテレビでみて私も1度行ってみたいとこです。荘厳な感じですね(≧∇≦)
たまたま奥様に声かけたら二人じゃないとだめということで厳しい登山にフットワ〜ク軽くついてきてくれはる奥様も素敵です。いや、素敵な御夫婦すね(≧∇≦)
コメントへの返答
2015年4月22日 22:19
なんだか最近、俄かに注目度が高まった様ですね。

妻は絶対に山にはついて来ませんが、今回は投入堂他の変な建て方をされたお堂が沢山有るので、ただついてきただけです。

基本的に2人の行きたい場所が違うので、予め計画しての旅行は成り立たない関係なんですよ。。
2015年4月21日 6:55
制覇&復活おめでとうございます\(^o^)/

観てるだけでお腹いっぱいな景色ですね(^^ゞ

大峰山の登山を思いだしました(^^;
コメントへの返答
2015年4月22日 22:22
先日、義足でロッククライミングをする人の映像を見て驚きました。。

やる気になれば障害が有っても何でも出来るのだと思いました。

これでちょっとした岩場歩行に自信がつきました。。
2015年4月21日 8:27
奥様の協力、愛を感じました(((o(*゚▽゚*)o)))

コメントへの返答
2015年4月22日 22:23
いやぁ、これは愛ではありません。。

自分の行きたい場所に堂々と家計で行けると言う打算です。。

ま、2人とも利害関係が一致したわけです。。
2015年4月21日 11:10
私もTVで見たことありますが・・・
こんなに険しい道(道と言えるのか?!)を同行された奥様 素晴らしい!

90°まで可動域となると、
和式トイレは辛そうですね^^;

コメントへの返答
2015年4月22日 22:27
妻については↑↑↑をご参照ください。。

ここの岩場、ガイドブックにはかなり大袈裟に書かれていますが、あくまでも私感ですが、それほどたいそうなことは無い様に感じました。。

和式トイレは基本的にダメ。。

和式しか無くて火急を要する場合は基本的に立ち○○です。。
2015年4月21日 12:31
ええトコ行ってはりますね〜♪
ワタシも一度は行ってみたいと思ってるんです(^_^)
似たようなトコで、もっと難易度の低いトコなら行ったことあるんですが…(^_^;)
コメントへの返答
2015年4月22日 22:29
わーぉ

似た様な場所で難易度の低いところ、是非ブログであげてください。。

ちょっと自信がついたのでアウトドア活動再開かもです。。
2015年4月21日 18:44
綺麗ですね(*^_^*)

心がスッキリして気分が良くなりそうですね^ - ^
コメントへの返答
2015年4月22日 22:32
何とも形容しがたい素晴らしさが有りました。

確かにこんな所は日本でここだけだと思います。。。

世界遺産申請中だとかですが、もし認定されたら外国人の滑落者が多発するかもですね。。(怖)
2015年4月21日 22:59
こんばんは。
welcome tottoriです。

投入堂、実は行った事ないんです(^^;ゞ
死ぬまでには行かなくては。

しかしイイですね~、奥様と一緒で羨ましい。
うちのは大山に登ろうかと言っても行ってくれば~と言うだけです(泣)
コメントへの返答
2015年4月22日 22:34
お久し振りです。。

え~

鳥取県民もあまり行かない場所なんですか~。

確かにコアなマニア向け観光地?ですよね~。

妻との登山はホント20年振りで、妻が付いて来たのはたまたま頂上に変な建物が有るから来ただけです。。
2015年4月22日 0:03
自分もまだ写真でしか見たことのない場所です。
なんだか隣国の桂林の水墨画や床の間の掛け軸の画を彷彿させます。
膝間接の可動域制限、お互い辛いですね。受傷前までは余程でない限りは踏み出しの脚の左右は選ばなかったですが、考えてから登るようにしないと段差をミート出来ませんよね。
第三の脚、ポールも軽登山でも持ち歩いた方がいいかも知れません。
しかしデスクワークで座り続けたり、立ったままの仕事より間接の曲げ伸ばしをしていると、ムクミや腫れが出にくく無いですか?
自分は勤務時間中に座りっぱなしで大腿より下がムクミ初めて痛くなってくると、仕事場のある11階相当の建物の階段を一往復しています ^^;
コメントへの返答
2015年4月22日 22:39
確かに支那の山奥っぽい感じはしますね。。

膝関節の可動域が90度なので岩場の登山を諦めていましたが、先日見た義足でのロッククライミングの映像に刺激を受けました。。

どうせ一度しかない人生。。

しかも登山できるのはせいぜいあと20年も無いくらい・・・。

生きていたからには楽しまなければ損ですからね~。

三徳山は自然保護の観点から、杖とアイゼン等の使用が禁止されていました。。

脚が不自由な人にとっては要注意です。。
2015年4月22日 23:23
いや~、ホントにアグレッシブですね~!
今回は鳥取ですか?
感服いたします!
コメントへの返答
2015年4月23日 0:02
昔、布施明の唄にありましたよね・・・

「疲れを知らない子供の様に~」って・・・

今、まさにそれです。。

会社のストレス溜まっています。。
2015年4月23日 4:52
下から眺めた事は何度かありますが、登れると知ったのは最近です。

今度行った時はぜひ登ってみたくなりました。

膝が曲がら無いんですね。

大変だ。
コメントへの返答
2015年4月24日 0:40
手足が不自由な私でも比較的簡単に、1時間程度で登れましたので、リアーノさんなら余裕だと思います。
ただ、単独登山ほ禁止は本当でしたので要注意です。。

膝は最大90度、肩は水平に上げるのがやっとです。。

まあ150mの墜落では軽傷な方だと思います。
2015年4月24日 8:13
投げ入れ堂、あんな場所にどうやって作ったのか、ホンマに不思議ですね〜

ボクも一度は行ってみたい場所です。
コメントへの返答
2015年4月24日 23:41
まあ、今の技術ならありかもしれませんが、遥か大昔に建てられたなんて・・・

日本は大昔から技術立国だったんだなと今更ながらに痛感です。。

プロフィール

「福島県:ジュピアランドひらた・桜峠ほか お花見【Mercedes-E で60歳になる前のお花見超ロングドライブ①】 http://cvw.jp/b/860472/47675964/
何シテル?   04/24 22:34
ラスト サンバーです。よろしくお願いします。 サイドに大きな六連星を施し、ヒサシ(国鉄・上越型EF58の氷柱切りとも言う)を取り付けたデザインのサンバーは、主...
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