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2015年06月12日

日光(゚Д゚;) その2(フルムーン北海道・最終日) 

日光(゚Д゚;) その2(フルムーン北海道・最終日)  さて、いよいよフルムーン旅行も大詰め・・・・

最終日の午後を迎えてしまいました。。




今日中に和歌山の自宅に帰着しなければなりません。。


5日間の日程のうち4日半は妻の要望に応える形で行き先を決めましたが、最終日の午後だけは私自身が行きたいところに設定しました。。


で、日光旅行の午後からの行き先は。。。



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足尾銅山。。。

ご存知、足尾地区には日本の経済成長の土台を形成した銅鉱山が有りましたが、酷い公害問題が発生し、私が小中学生の頃の社会科の教科書の中で、四日市や水俣と並んで「公害の町」と紹介されており、記憶に深く刻まれました。。


今やそんな鉱山も掘り尽されて閉山となり、徐々に自然を取り戻していますが・・・・。

私の幼少期はちょうど国内でも公害が最も酷かった時代で、至る所で煙がモクモク・・
真っ黒なドブ川が悪臭を放つのが当たり前の風景でしたので、ある意味、足尾銅山の衰退に私の人生がラップしているとも言えなくもないですね。。





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足尾銅山見学には先ずご覧の様ななんとも形容し難い黄色いトロッコ列車に乗ってスタート・・・


乗客は私達夫婦と、もう一組、ご老人のご夫婦のみ。。

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のんびりと川辺を走行してなんだか遊園地の乗り物みたいな感じですが。。。。

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この鉄道をたかが観光遊覧用トロッコと嘗めてはいけませんでした。。

よく見ると、尋常でない急勾配にスイスの登山鉄道の様なラックレールが敷設されています。。。

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しかも300m程走行した平地で、前方の機関車が切り離され・・・

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運転士さんが客車に取り付けられた簡易運転台でノッチ操作を行い進行・・・

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いかにも「鉱山の現場」らしい素掘りのトンネルに入り・・・

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湧水が滴り落ちる行き止まりが終点になっていて下車させられます。

もうここだけでも鉱山採掘現場の雰囲気は充分に感じられる設定ですが・・・


さらにここからは徒歩で坑内の見学をします。

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昔の日本人に合わせて天井が低いので、頭上注意な場所ばかり・・・・・


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この手の施設にはお決まりの蝋人形が展示されていますが、それが妙にリアルです。。

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先程のトロッコ線路には多数の支線が有り、こちらは手押し簡易軌道でした。。

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「日本」という国の坑内らしく、神様をお祭りする神社まで有ります。。

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旅に出ると出来る限り訪問地の神社に参拝するようにしていますが、今までこんな地下坑道にある神社を参拝したことは有りません。。

しかしこの神社こそが足尾の街を見守り続けた歴史の証人と言えるでしょう。。。

神社は日本人の心を一つにする不思議な力を持ち合わせています。。



さて、そんな興味深い坑道ですが、やはり気になるのは鉄分の方で。。。

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ポールトロリーを装備した機関車が展示されていました。。


・・・という事は、遥か昔の坑道軌道には架線が張り巡らされていたということですね。。


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こちらは野外に展示されていた客貨混合トロッコ列車です。。

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昔の人はこんな劣悪な車両で仕事現場に向かったのですね。。

あっ、でもこの旅の最初に訪れた端島(軍艦島)では坑道へは徒歩で入っていましたので、こちらの方が条件は良かったかも知れません。。。


さてさて、フルムーンの旅も全てのメニューをこなし、お腹いっぱいで日光駅へ帰ろうとしていた時・・・


クネクネ道で思わず本道を逸れて脇道に入り込むと・・・・






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おおっ。。。

偶然にも元国鉄足尾線・足尾駅・・・・・

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今も「わたらせ渓谷鐵道」として残っていて、ホームには列車を待つ老人が・・

なんだか今にも向こうから小さな気動車がコトコトとやって来そうな感じです。。




そしてさらに驚愕したのが・・




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なんと、旧国鉄のキハ30&35型が居るではありませんか・・

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いやあこれには驚かされました~。

しかし、近くでよく見ると・・・


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見るのも痛ましいくらいの惨状・・・


朽ち果てていくがままに身をまかせ・・・

思わず目を伏せてしまいました。。


またここでも「消えゆく昭和」・・・・・・

この車両、是非とも再整備し直して欲しいですよね~。

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そして駅構内には謎のカバーを掛けられた大変気になる小型機関車が居ました。。



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さてさてもうここからは本当に帰り道・・・

往路とは異なる塗装の日光線電車でしたが・


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室内はやはりロングシートで味気なく。。。


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宇都宮で途中下車して最後の夕飯を宇都宮ギョーザのお店で頂きました。

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東京駅で700系A型に乗り換え・・・

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毎日グリーン車の贅沢旅行の最終列車に揺られて・・・

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無事和歌山の自宅に帰宅しました~。

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この記事へのコメント

2015年6月13日 1:00
ラックレール・・・碓氷峠を思い出されます(^^

まあしかし贅沢な旅でしたね
うらやましすぎます!

コメントへの返答
2015年6月14日 20:42
この鉱山鉄道、現役当時もラックレールを使用していたのかとても気になります。。

贅沢な旅をしたのはいいですが、休み明けの仕事で地獄を見ました。。
2015年6月13日 1:30
お疲れ様でした
足尾、、、
あれ、北海道、、、
からの(≧∇≦)
関西線にもいた35気になりますね🎵

なぜかビ〜ルの写真がしっくりきますね〜

トロッコもいいですね
気が向いたら三重の温泉トロッコにでも

あ〜羨ましい(≧∇≦)
コメントへの返答
2015年6月14日 20:52
大自然の北海道と鉱山の足尾の対比がいいでしょ~。

まさか足尾でキハ35に会えるとは思っていませんでした。。

ロングシートのキハ35・・・
ガキの頃は何の興味もありませんでしたが、久々に幼なじみに会えた気分です。。

紀和町の湯ノ口温泉のトロッコなら3年位前にルポしていますよ〜。
2015年6月13日 3:23
足尾銅山、私も教科書で公害問題と田中正造議員の名前が記憶されています。ラストさん、こんな意味深い場所も訪れるとは、恐れ入りました。
しかし、今回の旅行内容全工程は満腹だったのでは?楽しいブログありがとうございました
コメントへの返答
2015年6月14日 21:12
実は、小学生~中学生の時の趣味に「公害研究」というのを細々とやっておりまして、ここ最近、水俣市の水俣病記念館やイタイイタイ病の神通川等、定期的に研究行脚しています。

いまでも「公害マニア」です。。

やっぱ5日間は短いですね~。
2015年6月13日 4:14
キハの外吊りドアがなんとも言えませんよね!
宇都宮では「餃子像」を見てきましたか?


ボクも同年の嫁さんを見つければフルムーンが使えることに気付きました(汗)
コメントへの返答
2015年6月14日 21:06
キハ35の外吊りドアと、車端部の2人掛けクロスシートが大好きでした。。

フルムーン切符を買うときに夫婦であることを証明するチェックは有りませんでしたので、尾根遺産と。。。。
2015年6月13日 6:43
お疲れ様です(*^_^*)

充実した北海道旅行でしたね^_^

僕も鉄道の旅をしてみたいです^ - ^
コメントへの返答
2015年6月14日 21:07
最近は朝晩通勤に電車を利用・・・

休日も電車を利用でなかなかサンバーに乗る機会がありません。。。

富山には北陸新幹線が来たので、ぜひ。。
2015年6月13日 6:59
お疲れ様でしたm(__)m

足尾銅山、なかなか雰囲気良さげですね…

かなりマニアックなトロッコ列車が素晴らしい\(^o^)/

本物の鉱山ですね。

足尾銅山の公害は、まだ終わって無くて、奥にある立ち入り禁止の広大な池は、真っ赤な鉱毒水が溜まってます( ̄~ ̄;)
コメントへの返答
2015年6月14日 21:11
私は旅行前にあまりネットで行先を検索しないタイプですので、まさか足尾銅山にこんな濃いトロッコが存在するとは思ってもみませんでした。。

鉱山であった当時の姿を忠実に残してくれています。。

足尾の酸性雨で植物が枯れ、大雨ごとに今でも土砂崩壊事故が頻発するようですね。。

鉱毒水で真っ赤な池・・
ぜひ見てみたかったです。。
2015年6月13日 8:08
なるほど!足尾鉱山でしたか!
日光からトンネルを越えて行くと割と近いですもんね♪
そのトロッコは乗ってみたい気にさせられます(^^♪

キハ30系は草津線にSL撮影に行くときいつも見ていた頃は、こんな面白くない車両って思ってましたが、今となってはまた走ってほしいような気にさせられます。
この塗装がイイんでしょうかね~?

ビールの飲める宇都宮餃子のお店、イイなァ~♪
ワタシが先日行ったところは、ビールはおろか御飯も無い、餃子オンリーの店でした(^_^;)
コメントへの返答
2015年6月14日 21:17
美しい自然と公害の町がこんなに近接していたとは意外でした。。

足尾は日光のすぐ近くというイメージは全くありませんでしたが、実際は車で30分くらいで行けてしまいます。。

私もキハ35は現役時代は大嫌いで、関西本線や紀勢本線のローカルはすべてこれでしたが、たまに近郊型キハ45や急行型のキハ58が連結されていると、先を争ってそちらの車両に乗車したのも今となってはいい思い出です。。

宇都宮は時間が無くて駅構内のお店でしたがとても良かったです。。
2015年6月13日 9:53
おお、足尾駅のシブさが良いですね( ゜Д゜)

キハ30にステップが付けられているので日によっては車内が見られたりするのでしょうか…
コメントへの返答
2015年6月14日 21:19
足尾駅こそ昭和の香りがプンプンする駅でした。。

キハ30にステップが付けられていますが、車内には塗料や工具等が多数置かれており、さながら「物置小屋」でしたので、一般人が車内に入れることは無さげな感じでした。
2015年6月13日 10:16
お疲れ様でした。

トロッコいい感じです♪
作業員を運ぶから、「人車」なんですね。

保存車両の朽ち果てる姿というのは、
自分が興味ない車両であっても、悲しいものです。

餃子はやっぱり「焼き」に限ります(笑
コメントへの返答
2015年6月14日 21:23
「人車」っていい響きですよね~。

客貨混合列車なのがさらにいい雰囲気ですね~。

炭鉱トロッコのジオラマが欲しくなります。。

キハ35も引き取ってはみたものの、整備を続けるお金が無いっていうのが現状なのかも知れませんね。。

私も餃子は「焼き」派ですが、ここの「水餃子」も美味しかったですよ~。
2015年6月13日 12:22
いや〜、凄い!

全席グリーンの旅ですか。

長崎から北海道まで乗り尽くされましたね。

どこが?か、どの列車が?なのかわかりませんが、1番印象に残った所ってどれでしたか?

コメントへの返答
2015年6月14日 21:27
グリーン使いまくりって普段なら絶対にできない旅ですよね。。

しかも私は「青春18きっぷ」の極貧旅行派なので、妻がいないと絶対に実現しなかった旅とも言えます。。

今回の旅行はほぼ全てが以前に行ったことのある場所でしたので、私個人としましては「北斗星」号と「はまなす」号が最大の魅力でした。。
2015年6月13日 20:35
ついに最終回。

水滴の滴る足尾銅山坑内はちょっと怖い位の雰囲気でしたね。
宇都宮の餃子、4種類全てを注文するとは流石です!水餃子・焼き餃子・揚げ餃子までは写真を見て解りましたがもう一つは…?メニューを見てフライ餃子と判明。やりますねぇ、宇都宮(笑)

全8回にわたるフルムーン北海道旅行記、大変充実した旅行でしたね。
とても楽しく読ませて頂き、一緒に旅行気分を味わわせて頂きました。お疲れ様でした。
コメントへの返答
2015年6月14日 21:32
足尾銅山は今まで行った展示系の鉱山の中で一番現実に近い形で残されている場所だと思います。。。

暗いのも天井が低いのも、昭和がそのまま残っていて素敵でした。。

フライ餃子は流石に私も驚きましたが、今度、ぜひ家庭で試してみようと思いました。。

旅行後はネタが無いので8回もシリーズを展開してしまい申し訳ありませんでした。

駄作を長期ご覧いただき恐縮です。。

車社会な現在・・

たまには鉄道の長期旅行もいいかもですね。。
2015年6月13日 22:49
北から南まで,素敵な旅でしたね~。

楽しく拝見させていただきました(笑)。

羨ましいです。

さぞ奥様も,お喜びだったことでしょうね。
コメントへの返答
2015年6月14日 21:36
最終回以外は殆ど妻の好みの行き先を選びましたので、不満は無いと思います。

一番のお気に入りは北海道大学のポプラ並木と日光の中禅寺湖&華厳の滝の俯瞰ウオッチだったそうで、普通の人とはかなり感覚が違いますが、「1日中居て油絵を描くのに最高な場所」が基準だった様です。。

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何シテル?   04/15 22:36
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