さて、前々回までは大阪・堺のチンチン電車、阪堺電気軌道さんのモ162型電車のことを書きましたが、あと少し画像が残っていたので続けます。。。
この日のモ162型の運用は上記地図の右上の天王寺駅前電停から中央の大和側の北岸・あびこ道電停までです。
この区間で行ったり来たりいていますので、あびこ道電停でまたまた折り返しの天王寺駅前行きを待ちます。
阪堺電気軌道さんで最も新しいヨーロピアンデザインの「堺ムーバー」が通り去った後、車庫の柱の陰で待機していたモ162型が入線してきます。
本日は未だ終点の天王寺駅前電停に到達していないので、大阪市・南の繁華街・天王寺の路面を走る天王寺駅前まで乗車してみました。
専用軌道の松虫電停を発車すると、「あべの筋」と呼ばれる府道13号線と合流し、路面電車特有の道路との併用軌道を走ります。。
運転席の正面に日本一高いあべのハルカスが見えます。
まさか昭和参年製・90歳の電車の窓からハルカスを見ることが出来るとは夢にも思っていませんでしたし、この電車自身もここまで使われるとは思ってもいなかっただろうと思います。
この道は軌道が合流するまでは片側2車線の道路ですので、1車線になるこの区間はいつも大混雑です。
大阪の車はすばしっこく動くので、チンチン電車と阿吽の呼吸でうまく避けて走ってくれます。
あべの交叉
併用軌道なのでモチロン横断歩道での信号待ちもあります。
ここは昔、私が4歳まで住んでいた西平野電停へと続く平野線(昭和55年廃線)が交叉していた思い出の深い場所です。。
画面の右の黒い車が侵入してくる方向が平野方面で、左が恵美須町方面・・
平野から来て画面前方へ右折する天王寺駅前へ行く電車によく乗りました。
このあべの交叉からはつい最近に移設された、芝生敷の真新しい線路上を走り、ハルカスと相まって近代的な風景となります。(旧線は右側のカラーコーンと柵で遮断されているところです。)
そして、新駅となってもY線単線式の天王寺駅前電停に到着しました。
旧線と同様、電車を2台、縦列に留置できる有効長があります。
昔、手前が廃線となった平野線電車の発着スペースで、奥が上町線の停車スペースでしたが、その習慣は平野線が廃線となった後も脈々と受け継がれ、未だに上町線電車は改札口から遠いところに止まります。。
電車が遠くに止まらず、改札口に近い手前まで来た方が何かと便利なのに、もうこのスタイルが永年続いて来たので、乗務員もお客さまも何も言わないのでしょう。。
真新しいホームに古豪電車。。
いやぁ、この電車、文化財などに指定して、未来永劫、動く状態で保存し続けてほしいです。。
ある「みん友」さんから「この真鍮製の手摺に掴まると独特な金属臭い匂いがしました。」
とのコメントを頂きましたが、本当にその通り!
確かにこの真鍮製の手摺を握ると何だか甘酸っぱい匂いがしたものです。。
あ~~
そのことを忘れていました (>_<)
次回乗った時は今も尚その匂いがするか、必ず試してみますね。。
そんなこんなでまたまた吊掛モーターの音を聞きながらあびこ道電停まで戻ってきて、今や珍しくなってしまった商店街を少々徘徊。。。
停留所に戻ると、ご覧の様な看板が掲載されていましたので、折角だから堺市内も乗車してみることにしました。。
やってきた電車は最大派のモ707型!
新しいタイプの電車は前面の窓が大きく、展望もよくききます。。
この電車で明治時代からの大和川橋梁を渡って堺市内に入ります。。
こちらは浜寺駅前終点で佇むモ707型です。。
このホームもY線単線式です。。
このモ707型にはご覧の様に、鉄ちゃんは涙が出るほど喜ぶ運転席真横の超がぶりつき席が存在します。。
実際にその席に座ってみるとこの様な展望が得られます。。。
そしてこの電車で天王寺駅前へ出て、最後に古豪電車をハントしようと思っていた矢先。。。
後続電車が先ほどの「堺ムーバー」であることを発見!
後ろ髪引かれる想いでモ707型から降りました。。
さて、こちらがその「堺ムーバー」の車内。。。
路面電車なのにクロスシートを備えていて、床も低く、お年寄りや身体のご不自由な方にも優しいユニバーサルデザインです。
製造は近代的路面電車の先駆けである欧州のシーメンス社さんかと思っていたら、意外と阪急さん系の「アルナ車両」さん謹製でした。。
「アルナ」ってちょっと怪しい名前だと思われるかも知れませんが、「アルミの難波(ナニワ)」って言葉の略号だそうで、アルナさんは昔ナニワ工機→アルナ工機と変遷してきた関西生まれの関西育ちの会社です。。。
さて、この電車でも一見最前部で眺めが良さげながぶりつき席に腰かけましたが・・・・
前方窓が非常に小さく、やられた感がいっぱいでした。。
さてこの電車で離合するモ162型をハンティングしていましたが、とうとうあべの交叉まで離合することが有りませんでした。。。
つまりこの電車のすぐ前の電車がモ162型だという事が判明しましたので、すかさずあべの交叉で下車。。。。
しばらく待っていると。。。。
やっぱり来ましたモ162型!
あべの橋歩道橋をバックに新線区間を走る車体を捉えることが出来ました。。
そして。。。
再度、ハルカスにより近い場所で、古豪電車と日本一の最新超高層建築物のランデブー画像も撮影することが出来ました。。
阪堺さんにも新型電車が増えましたが、どうも私にはこの古豪電車が一番しっくりと来ます。。
扇風機すら無く、夏場は熱中症を誘発するとの理由で運休してしまうモ162型。。
運用効率が悪く、しかも製造後90年が経ち、部品もかなり古いのでいつ淘汰されても不思議ではない車両です。。
でもこの木でできた室内が与えてくれる安らぎと暖かい感覚は他の度の電車にも無いものだと思います。。
柔らかい日差しが差し込む木製の車内。。。
もう次は秋にならなければ会えないかもしれませんが、その時にはまた乗りに来て、真鍮の甘酸っぱい匂いのする手摺を握ってみようと思います。。
それまで元気で走っていてね!
お爺ちゃん!
土曜日は大阪・江坂にある専門店に妻車Aのオイル交換&エレメント交換に行ってきました。。
お店は、大先輩の某会社の社長さんのご紹介の場所で、今回で3回目となります。
社長さん、今回もこのお店にお世話になりました (*^^)v
お店には10時の開店と同時に到着!
店内の雑然とした雰囲気が大好きです。。
妻の愛する特別な車ですから、それに見合った特別なオイルで。。。
いやぁ、妻車はヴィヴィオGX-Tから始まり、⑧→Aと個性的で世話の焼ける子ばかりです。
1時間くらいの作業時間で、近くのエキスポシティにやってきました。。
妻がどうしても入りたいというお店で昼食と相成りましたが。。。
ここは和歌山の片田舎ではないので、人が多く、入店するのに寒風の吹き荒ぶ屋外で30分待ち。。。
店舗内にはカヌーが飾られていますが、どういうお店なのか全く見当がつきません。。
メニューは妻に任せて出てきたのが。。
!?
うわ~。。
なんじゃこりゃ。。。
こんなん甘すぎて食えまへんがな。。
甘いものは昼飯にはなりません。。
店員さんが、私たちの険悪な雰囲気を察知してか、
近づいてきて記念撮影をしてくれましたが、
私は芋の部分しか食べれず、空腹のままお店を出ました。。
正午を過ぎると、気温も少し上昇し、人工芝の広場で遊ぶ親子連れも見られるようになりました。。
妻はあと3時間くらいショッピングモールを徘徊するというので、私は妻をショッピングモールに放置して、独り、万博記念公園の梅を観に行くことにしました。。
万博記念公園の「顔」、「太陽の塔」は我々「エキスポ大阪」を知る世代にとっては、高度経済成長時代の象徴でもあります。
3月末には、再び内部にも入れるようになるらしいですね。。
その広大な万国博覧会跡の敷地には、広大な梅林があります。。
昨年なら今頃がちょうどいい見ごろだったようですが、今年は未だ「ちらほら咲き」・・・
来週の土日辺りが最大の見ごろではないでしょうか。。
全体的には満開にはまだまだ程遠いといった感じです。
膨らみ始めた蕾がとても可愛いですね~。
濃いピンクの梅は、全体的に早咲きな様ですので、この梅の開花を見たい方は、来週末では遅いかもしれませんね。。
太陽の塔と梅のコラボです。。
お花見だけで帰まだまだ妻は徘徊中なので、さらに脚を公園の奥まで進めてみました。。
なんと、公園内に「足湯」が有ったのには驚きました。。
そして「ソラード(森の空中展望台)」という何やら気になる表記が。。
吸い寄せられるように歩いていくと、なにやら木製のタワーのようなものが。。
なんと、森の中に掛けられた「橋」でした。。
滝などもあり、ここが都会のど真ん中であることを完全に忘れてしまいます。。
木製橋は延々と続き、彼方には何やら塔のようなものが見えたので、勢い、そこまで歩いてみました。。
こちらが塔の頂上からの俯瞰風景です。。
万博記念公園にこんな自然が有ったなんて初めて知りました。。。
それにしても「太陽の塔」がかなり遠くに見えるところまで来てしまったことに我ながら驚き&、少々焦りを感じます。。
こんな青森の「青池」顔負けの人口池?まで有ります。。
さてさて、急いで帰り、妻と合流した後は、全く方向が違う「東京インテリア」へ行きたいと言うので。。。
大阪のウオーターフロントまで車を進めました。。
今まで数回来ていながら、全く行ったことがなかった「東京インテリア」さんの倉庫。。
巨大商品を自動的に取り出す風景を見ることが出来ました。。
その後は妻の「お気に入り」を見て回りましたが、私のお気に入りはこれ!
フルリクライニングするチェアーです。。
こんなの自分の部屋に欲しいです。。
前方に大画面を置いて、両サイドを書棚で固めると、もう1日中この椅子の上で過ごせてしまえそうです。。
そして日が暮れると、こちらへ移動。。
ライトアップされた大阪城。。
大阪人は光物が大好きです。。
なんだか、なにもかもごちゃ混ぜで、コンセプトがぼやけているところもいかにも大阪らしい!(笑)
なんのこっちゃかサッパリ解りません。。
取り敢えずお金を払った分、楽しまなきゃ損!っていう感じ。。
なぜか「猿回し」などもやっていて・・・・
豊臣秀吉が「猿」と呼ばれていたからかな???
とてもミラクルでお好み焼きみたいなイベントでした。。
締めは、変な昼食のせいでお腹が減っていたので、「びっくりドンキー」さんの300gハンバーグを頂きました。。
さてさて、前回のブログでは90歳の古豪チンチン電車に乗って、私の故郷の出身中学校を訪問したことを書きましたが、今回はその続きです。。
中学のある北畠電停で2本後の電車を待ち、古豪電車を追いかけます。。
折しも専用軌道から併用軌道に進入してきたのは阪堺電気軌道さんの電車の中で、最も多いタイプのモ601型です。。
私の心の中ではまだまだピカピカの新車ですが、平成8年製でもう22年も経っています。。
私の実家が有った場所から最寄りの帝塚山3丁目電停で下車して古豪電車を待ちます。。
モ601型の次にやってきたのは昭和33年製のモ501型!
昔はボディ全体に白い入道雲が描かれていて、よく似合っていましたが、今は残念ながらオレンジ色一色です。
その次の704型が走り去っていくと、その向こうに162型の姿が!
同業者のおじさんも道路脇でカメラを構えています。。
90歳のお爺ちゃん電車!
いやぁ、実に貫録があります。。
撮影後、直ぐに帝塚山3丁目電停からこの電車に乗り、次の目的地、松虫電停に向かいます。。
松虫電停は北畠電停から専用軌道を走ってきた上町線のチンチン電車が、また道路との併用軌道に出る部分。。。
ここは私が是非とも写真にしておきたかった構図が撮影できる場所です。。
その撮影をするために、まずは次に来た503型を撮影。
そして・・・
私が小4の頃~中学生の時まで剣道を習っていた阿倍野警察署も40年振りに訪問してみました。。
そしていよいよ、天王寺駅前へ行ったモ162型が帰ってきました。。
私が是非とも撮影したかったのがこの構図!
あべのハルカスと、モ162型のツーショット!
まさか故郷の「あべの」に高さ300m、60階建ての日本一のノッポビルが出来ると思っていませんでしたし、まさか昭和参年生まれのモ162型が平成時代が終わろうとする今まで生き残るとも夢にも思ってもみませんでした。
これぞ正に夢の共演!
モ162型は私が幼少の頃と全く変わらないスタイルで、松虫の急カーブを曲がっていきます。。
この電車はもう地球を何周分走ったのでしょうか。。
そして、またまたこの電車に飛び乗り、次に向かった先が。。。
初詣でも訪れた住吉大社さん。。
大阪生まれの大阪育ちの私が幼少のころから参拝していた神社です。
酷寒の2月だというのに凄い数の参拝客です。。
参拝後はいつもここに来ると購入する「たこやき」で簡単な腹ごしらえ。。。
吊掛けモーター音がすると思い振り返ると、折しもあびこ道から折り返してきたモ162型が鳥居の前を通過する場面でした。。
そして、住吉交叉を右折して天王寺駅前方面に走り去っていきました。。
次は、モ162型の走る上町線から離れ、大阪市民時代、かつて通っていた阪堺線の北天下茶屋電停の喫茶店へ行ってみることにました。。
電停の中にある直結の喫茶店。。。
その名も「コーヒールンバ」・・・・
なんとも昭和チックな名前!
それに電停と直結しているという下町情緒たっぷりな珍しい形態に惹きつけられてしまいます。。
サービスタイムが午前7時~午後1時という点も大阪の下町ならではです。。
これぞ「The 喫茶店」!
「カフェ」ではないぞ!
店内もタバコの脂で黄色くなった昭和時代そのままのいでたちで、哀愁を誘い、オヤジの心をくすぐります。
コーヒールンバさんの西側も、下町情緒たっぷりな狭い路地の北天下茶屋商店街ですが、今日は休日につき、シャッターが下りています。。
ホームと線路の高さがほぼ同じというチンチン電車ならではの風景。。。
恵美須町行のモ353号が来たので、これで恵美須町へ出てみます。。
現在の阪堺線は列車回数は15分に1本に削減されていますが、シートが満席になるくらいの乗客は居るようです。。
こちらが終点の恵美須町電停で、電器屋街「日本橋筋」に直結しています。。
ここも構内に「喫茶店」があります。。
モ353型は昭和38年製!
私より1歳年上です。。
私が子供の頃はそれこそピカピカの新車に映りました。。
夏は前方がぶりつきの席で、この様に窓を全開にして風をいっぱいに受けて走るのがセオリーでした。。
大きな1枚窓は大阪の昭和中期のチンチン電車の特徴で、古豪のモ162型に比べると、ずいぶん近代的な運転台だと思っていましたが、今こうしてみるとスピードメーターも装備されておらず、かなり古典的な運転台であることを改めて痛感しました。
。
前面に、堺市の古墳ヘッドマークを付けたモ353型。。。
夕暮れまでもう少しチンチン電車と戯れることといたします。。。
続く。。。
大阪の恵美須町と天王寺駅前から、堺市の浜寺公園へ至るチンチン電車・阪堺電気軌道さんに製造後90年も経つ古豪電車が冬季だけ運行されているということで、もう余命いくばくもないだろう、この電車に乗ってきました。。
スタートは地元の駅から早朝に南海さんの6000系急行電車に乗車。。。
こちも製造後55年を経過した古豪電車です。。
車内は片開きドアで、窓も2段上昇式。
72両が製造され、今でも全車両廃車になることなく残存しているという奇跡の車両です。
堺東駅で各駅停車に乗り換えて、我孫子前駅で下車。
阪堺電気軌道さんのあびこ道電停に向かいます。
15分ほど歩くとあびこ道電停に到着しました。
折しも浜寺公園行のチンチン電車が発車していく場面でした。。
チンチン電車の踏切らしく、遮断機と遮断桿がありません。。
そして直ぐ南側にはこのチンチン電車唯一の車庫があり。。。。
浜寺公園行きが去っていくと。。。
居ました居ました!
モ161型!
近代的なマンションに囲まれた風景の中、昭和参年生まれで90歳の古豪電車が佇んでいました。
7時13分の出庫であることは既に調査済み。。
間もなく入線してきます。。
そしていよいよ、古豪電車が動き出します。。
威風堂々の入線です。。
そしていよいよ乗車!
この電車、冬季のみの運行とされている最大の理由は、冷房装置はおろか、扇風機すら装備されていないご覧の様な古典的な車内であることです。
シートがえんじ色から明るいオレンジ色に変更されていますが、私は以前のえんじ色のほうが好きでした。。
カーテンは装備されておらず、ご覧の様な鎧戸式の日除けが備えられています。。
最近の車両だと、この様な指を怪我する恐れのある構造は採用されることはありません。
あえてそれがこの現在に残されていることが奇跡です。。
鎧戸を上げるとこんな風になります。。
ワンマン化された時に取り付けられた降車ボタンも今となってはかなり古典的です。
製造は昭和参年・神戸川崎車輌會社謹製
もちろん、日本最古参の旅客営業用電車です。。
この車両は私が0歳~4歳の時まで住んでいた平野区内を走っていた平野線(昭和55年廃止)でもしばしば運用されていて、天王寺の近鉄百貨店へ買い物に行く際、母親に手を引かれてよく乗車したものです。。
母親の生まれた年の同じ昭和3年製造なので、この電車に乗るとなんだか亡き母親に会うことが出来たように思います。。
真鍮製の握り棒。。
幼くて小さかった私は母親に見守られながら、外の景色を見ようと必死でこの握り棒に掴まろうとしますが、最下段に掴まるのが精一杯。。。
母親は「ごはんいっぱい食べて早く大きくなったら、一番上の棒にも届くよ。」ってにこにこ笑いながら言いましたが、一番上の棒に掴まることが出来るようになった頃には
もう母親が他界して居なかったことが今となってはとても悔やまれます。。
柱にはとてもほのぼのとした標語が。。。
ドアの表記も昭和時代なフォントです。。
装飾品もアンティークですね。。
この日は御覧の1日券を購入しました。
1回の乗車が210円ですので、3回乗り降りすると元が取れます。。
チンチン電車なので、もちろん客室と運転の仕切りもありません。。
幼少のころは運転士さんの横に立って、警笛や「チンチンチン」と鳴るゴングを踏ませてもらいました。。
おおらかな時代でした。。
厳めしい古典的なA弁ブレーキハンドルです。
車掌さんが乗って肉声で停車駅を案内し、扉の開閉を行っていた場所には古い電車には似つかわしくないICカードの機器が積載されていました。。
さあ、いよいよ天王寺駅前へ向けて出発です。
普通の鉄道と変わらない専用軌道で、昭和38年製造のモ351型とすれ違います。
こちらの電車ももう製造後55年が経過していますが冷房が積載されていますので、年中運用されています。。
おなじみの住吉大社前の道路との併用軌道を行きます。
最もチンチン電車らしいところですね。。
そして住吉交叉で進路を上町線・天王寺側にとります。。
直進すればそのまま併用軌道を進んで恵美須町へと至りますが
天王寺行きはまた専用軌道へ進みます。
南海高野線を越える神ノ木電停の上り坂では、モーターが重苦しい音になって止まってしまいそうな速度まで低下します。
帝塚山四丁目~北畠間はまた併用軌道を走行します。
この辺りは私が5歳のころから26歳まで過ごした、一番思い出深い街です。。
天王寺のタワーマンションを背景に、今度は昭和33年製造・還暦のモ502型がやってきました。。
あべの橋へ買い物に行く子供たちも乗ってきました。。
降車ボタンを押すと「つぎ・とまります」の赤いランプが点灯し、「顔なじみ今日も載ってる阪堺電車」の行灯等も点灯します。。
なんかいい感じだな~
そんなこんなで、電車は天王寺駅前電停に到着しました。。
Y線型の1線両端式ホームです。
電車は折り返しあびこ道行きとなります。。
折り返しの電車にすぐ乗車。。
浜寺公園方の標語は「笑顔ふれあいチンチン電車」です(笑)
そうだ!
この電車に乗って、懐かしい私が通っていた中学校に行ってみよう・・・
って閃きました。。
そして中学校のある北畠電停で下車します。。
閑静な住宅街をチンチン電車がのんびりと走っています。。
この電車は市民を乗せてこの道をもう90年間も走り続けています。
私が幼かった頃から全く変わらない風景!
このチンチン電車の走る街並みが
私の心の中の原風景です。
停留所のすぐ近くの校舎でチンチン電車の走行音を聞きながら授業を受けていたのが昨日のことのように思い出されます。。
校舎は新しいものに建て替えられていましたが・・・
裏へ回ると私が学んでいた校舎も現存しており、一安心しました。。
続く。。。
この土日は、関西では初の鉄道模型業者の出展となる「うめきた鉄道模型博」と、南紀の岩代&南部梅林に行ってきました。。
先ず、土曜日はいつも出勤する電車と同じ時間帯の電車で大阪・梅田へと向かいました。。
お目当てはグランフロント大阪北館で開催された「うめきた鉄道模型博」!
関東では横浜で催行されていますが、関西では初の催事となります。
予想通り、会場は多数の鉄道ファンで埋め尽くされていました。。
有名鉄道模型会社が出展し、その会社のスタッフさんと会話ができるというのがこのイベントの醍醐味でしょう。。
一方、5階の各社ブースでは。。
各社さんのグッズを求めて将棋倒し寸前の押すな!押すな!の大混雑。。
正に「阿鼻叫喚」という言葉がピッタリの状況です。。
こちらはJR西日本さんの大人気商品、「りかちゃん新幹線パーサー」で、お値段はなんと4,800円!
これが飛ぶように売れていました。。
あと、KTMさんの販売コーナー。。
やばすぎます。欲しくて仕方ないけど30万円~40万円台。。
阪急さんのHOゲージ、欲しすぎます。。
結局、暗くなるまで徘徊してしまいました。。。
そして衝動買いしてしまったのがこちら。。。
KATOさんの381系「ゆったりやくも」
JR西日本さんに残る、最後の国鉄型特急車両です。。
あまりにも出来栄えがよかったので、ついつい2万円近い衝動買いでした。。
そして、本日は。。。
妻と昼からサンバーを走らせて、岩代梅林へ。。。
しかし残念ながらご覧の様に「ちらほら咲き」・・・・
蕾のまの梅もよく見るととても可愛いです。。
去年はこの時期に満開でしたが、今年は大きな寒波の流入で開花が遅れているようです。。てか地球温暖化が始まる前は3月になってようやくの開花でしたが。。
その後、比較的早咲きの樹も植えられている南部梅林へ向かいます。
駐車場は満杯でしたが、どうにか1台止めることが出来ました。
南部梅林は駐車場から少し歩きますので、少し脚に負担がかかります。
やはりここでも梅はちらほら咲でした。。
来週末くらいが最も見ごろだと思いますが、
休日出勤の販売会なので、本日以外に来ることは出来ません。
自然がお相手なので、それはそれで良しとし、ちらほら咲の梅を楽しみます。
幸い、早咲きの梅が有りましたので、それなりに楽しむことが出来ました。。
夕暮れ時に来ても結構な人が居ましたので、朝から来ていたらかなり混雑していたのではないかと推測できます。
そして、寒い時ほど食べたくなるソフトクリーム。。。
水仙の花が可愛いです。。
そして今日の締めは。。
田辺市のうなぎ処、「川よし」さん。。。
私は「大」で。。。
妻は「小」でグラスビール付きをば。。。
近い将来、絶滅危惧種となったうなぎが食べれなくなってしまうそうなので、うなぎを食べるなら今のうちに限りますよね。。
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