久々の更新。ここのところドライブばかりでちょっと疎かになってます。今日の地震はびっくりしましたね。今でも余震が続いていますが、本震の時はちょうどコストコにいました。
店内放送で「地震が発生しています。店内中央の衣料品売り場に避難してください」的なことが流れて初めて知りました。南関東では大した揺れではありませんでしたが精神衛生上よくないですね。
ちなみにコストコに居るとき、大きな地震が発生したら衣料品売り場が一時避難場所みたいです。確かにあの高いところにある重そうな商品が落ちてきたら一たまりもないですもんね。あそこなら高い棚が周りにないので安心です(照明は屋根についてるから気を付けないとヤバそうですけど)。
さて、話は本題です。
昨日は友人宅に行くため、群馬へカプリスさんでドライブ。友人と一通り遊び、近くにあるショッピングセンターへ。
買い物も済み(欲しいのが無かったんですけどね)、カプリスさんのエンジンを掛けようとしたところ、セルが回らない(@_@)
この手の年代のGM車に乗っているとご存知かと思いますが、例のPASS KEYが上手く読めなくなってしまったようで。
ちなみにPASS KEYとはイモビライザーが出る前に使われていた盗難防止装置です(V.A.T.S.キーとも言うそうです。Vehicle Anti-Theft Systemの略)。カプリスさんにはPASS KEYⅡが装備。エンジンキーに黒いポッチがあり(これが抵抗器)、抵抗値が合わないとエンジンが掛からないシステム。15種類ほど抵抗値があり、そのうちの1つが設定されているワケです。
盗難防止には当時画期的だったのかもわかりませんが、時が経つと抵抗値が上手く読み取れなくなり(汚れてきて抵抗が増してるのかな?)、今回のようにたとえ正しい鍵を挿していてもエンジンが掛からないという素敵な事態になるんです・・・
そうなるとメーターにPASS KEY FAULTとイラッとする表示が出ます。
実は以前からキーが読めないという事態はタマーに起きていたのですが、1回キーを抜いて待っていると、そのうちメーター内のPASS KEY FAULTが消えるので、消えてから掛けなおせば普通にOKという感じでした。
購入時からずっとこの症状はあったのですが、修理から帰って来てからかなり頻発。
しかし今回は普段と違い、キーを抜くとPASS KEY FAULTの表示がすぐに消え、差し込むと表示が点滅して全くセルは周らない。これはどうしようもないパターンと思いバッテリーを外すことにしました。
ショッピングセンターの一番店側に近いところでボンネットを開け、工具は何が合うか確認してから、手持ちがないので友人宅から持ってきてもらう流れに。
目立つところでそんなことをしていたので恥ずかしかったです・・・
すると何処からともなく見知らぬ青年が「バッテリー上がりですか?」と声を掛けてくれました。
鍵のセキュリティが悪さをしている旨説明すると、「工具持ってるんでバッテリー外しますよ」と。
聞けば、太田自動車大学校(悪いことじゃないから名前だしますよ)に通う20歳の生徒さんだそうで。
目立つところで盛大にボンネットを上げてガチャガチャしていたので声を掛けてくれてみたいです。
手慣れた手つきでバッテリーの端子を外し、間を開けて再度取り付け。
祈る思いでキーを捻りますが、それでも掛からない・・・
今度はヒューズの方などもチェックしてくれましたが、問題無い。
どうすべきか行き詰った状況に。
接触が悪いのが原因だとは当初から見当がついていたので、私がキーをガチャガチャしていたら
ブゥーンっと素敵な音をたててエンジンが掛かりました(゜_゜)
何で掛かったのかよく分かりませんが、手伝ってくれた人もいるのに呆気ない解決の仕方。
ちなみにエンジンが掛かった後もPASS KEY FAULTの表示は点きっぱなしです。
私の職業柄、人の嫌なところを良く見るので、正直人間なんてどうしようもないのばっかりと思ってました。ブログを見ていても暗い話が多いですけど、こういう困っている姿を見て声を掛けてくれる青年が居ることを知り、とても心温まる思いです。乗っているクルマの性格上、出先でのトラブルというのチョクチョクありましたけど、知らない人から声をかけてもらって手伝ってくれるというのは初めての経験ですね。
自分の時間を割いて、友達に電話までして解決方法を導き出してくれようとしてくれたんですが、お礼もソコソコに別れてしまったので、ロクに謝礼も何もできなかったことが心残りです。
よく「今どきの若者は」的な話がありますけど、そういう偏見は良くないですね。私自身も彼の行いを見習いたいと強く思います。
忘れもしない(昨日の話ですけど)、黒のエブリィに乗っていた青年でした。
可能性は低いですが、もし見ていたら
ありがとうございました(*^_^*)