
昨日は、台風の影響で延期になっていたGeo(ジオ)パイプの埋設でした。全部見届けたかったけど会社に行かないといけないので途中まで。
この白いアルミ製の筒(長さ5m)を2本、垂直に埋設します。はじめにドリルの親玉見たいので地面に5mの深さの孔を掘り、そこに挿入します。ここ某県A市は一般に地下水位が高いそうで、湧き出た地下水の浮力でパイプが浮いてくるのをユンボで押さえつけ、水を一旦注入して浮力をキャンセルしその間に砂で周りの孔を埋め戻します。固定した後は水を抜き取ります。
完成後はこのパイプを通して外気を家の中に吸入します。パイプの中には少し水を貯めておき、そこを一旦くぐらせることで埃や花粉を取り除きます。またその際、空気と土壌の間で熱交換がなされます。地下の温度は年間を通してほぼ一定なので夏は外気温より冷やされ、冬は暖められて室内に導かれます。さらにヒートポンプによって昇温/冷却し、床下の蓄熱材(割栗石)を暖める/冷やすことで家全体の空調を行います。
どれほどの空調効果があり、どれくらい光熱費が節約できるのかはまだ判りませんが。ちなみにお願いしているハウスビルダーさんの事務所にも同じシステムが入っていて、今夏の猛暑の中での打ち合わせ中も通常のエアコンは無しで過ごせました。電気機器の発熱量とか室内にいる人数を考えると、一般家庭なら結構快適なんじゃないかと期待してます。
Posted at 2010/11/03 00:06:37 | |
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