■食事について突っ込んでいきたいと思います
基本人間の体の中には沢山の放射性物質があります。
つまりほっておいても1秒に4000個のベータ線が出ている訳です。
そしてその代表がカリウム40といえるでしょう。
カリウム40
存在 [編集]天然カリウム中に0.0117 %の割合で存在し、カリウム1グラム当りの放射能強度は30.4 Bqである。カリウムは地殻の岩石中では主に長石の形で含まれるため、特に花崗岩中に高濃度で存在する。またカリウムは動植物の必須元素であり、体液や組織中に多量に存在する。このためカリウム40は内部被曝の最大の要因となっている。カリウム40の放射線エネルギーはトリウムやウランと比較して弱いが、カリウム自体の存在量が普遍的であるため、
カリウム40の放射線はトリウムおよびウランと共に自然放射線量の約1/3にも達する。また岩石の放射発熱量はカリウム40、トリウムおよびウラン共に含有率が高い花崗岩が高い値を示し、地熱の主因となっている。特にカリウム40およびウラン235は半減期の関係で地質時代の過去において発熱量の主因となっていた[2]。約46億年前の地球創世時には現在の約12倍のカリウム40が存在していた。
人体での内部被ばく線量 [編集]カリウムは、岩石に大量に含まれるほか、動植物にとって必要不可欠
な元素である。食品中に含まれるカリウム40の濃度はかなり高く、白米1kg中の放射能強度は33ベクレル(Bq)ほどになる。外洋の海水中には1リットルあたり12.1ベクレルが含まれる。カリウムは水に溶けやすくナトリウムと似た性質を持ち、経口摂取するとすみやかに全身に広がる。生物学的半減期は30日とされる。人体が持つ放射線強度は、
体重60kgの成人男子で約4000ベクレルである。これによる年間の内部被ばく線量は、0.17ミリシーベルト(mSv)となる[5][6]。天然に存在する放射能の中で内部被曝による線量が大きいものの一つであるが、
カリウムの経口摂取量の大小にかかわらず、カリウムの体内量は常に一定に保たれているため、食事による被曝量の変化はない。人工放射性物質の経口摂取量と比較するのは誤りである。人間は体内に常に数千ベクレルの放射性物質を含有しているという事実を理解する。
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■正直、カリウム、ウラン238系列
これらは放って置いても土地や色んな場所に根付いていて、
基本的には私たちの体には、お守り機能がついているわけです。
ようやくカタのついた比放射能の方でも、カリウム40は
比放射能(ベクレル/g) 2.6×10の5乗=260000ベクレル
要するに1グラムないのですが0.025gくらいが体内に存在します。
一方でウラン238は
比放射能(ベクレル/g)1.24×10の4乗=12400ベクレル
こういった部分から、一見、内部被曝なんて恐れるものではない
というのが安全派の根拠となる訳ですが、
そこは、何故安全なのかを考えた方がいい、という話を避けて通れません。
逆に言えば、
人間の体は
住む所の放射線バックグラウンド
によって平常時の、
人体の放射線バッググラウンドが左右されている、
といえるでしょう。
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■要するに・・・地元で長い間住んでいれば
放射線に特別弱い人は
自然と淘汰される、とも言えますし、
そういった元々の放射線耐性は
地元の、放射能によって培われているといえます。
■またウラン238について言えば、崩壊系列に従って
ラジウム、ラドンが生じる訳で、その平衡は14倍に達します。
閾値の範囲内であれば問題はないでしょうし、
半減期が44億年と、気が長くなるほど遠いので
私たちは「ラジウム、ラドン」を通じてウラン238に関っている
というのが現状です。
生体に対する影響
アルファ線による内部被曝が問題となる。同じ放射能強度のウラン-238を摂取しても、化合物の種類と吸入か経口かの区別によって予想される被曝線量は大きく異なる。
不溶性の二酸化ウランの10,000ベクレル(ウラン量、0.8g)を吸入した時の実効線量は57ミリシーベルト、経口摂取した時の線量は0.076ミリシーベルトになる。発射された劣化ウラン弾が鋼板を通過した時に生じる酸化物を摂取しても二酸化ウランの場合と同じ線量になると考えられる。可溶性の硝酸ウラニルの10,000ベクレルを吸入した時の実効線量は5.8ミリシーベルト、経口摂取した時は0.44ミリシーベルトになる。
精製したウランから放出されるガンマ線の強度は低いが、ウラン鉱物からの線量は低くない。1kgのピッチブレンド(ウラン量、0.7kg)が1mの距離にあると、1年に18ミリシーベルトの外部被曝を受ける。天然物であっても、ふつうの場所には置けない。
ウランについては、
1g以上を摂取した時の健康影響が問題なので、放射線被曝の影響とともに化学的毒性も考慮すべきであるが、現在のところ決定的なことはいい難い。
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■じゃあ安全なのか?
と言うとそれもまた言いがたいのが現状です。
と、いいうのも空間線量が上がっているという事は、
どこかに放射線源があって、そこから取り込んだ場合には、
強烈な内部被曝を起こす恐れがあります。
(いわゆるホットパーティクル仮説ですね)
それもこれも
放射性物質の、臓器特異性が明らかではないからです。
例えば、カリウムについて言えば、体の色々な所に「偏在」せず、
問題はないのですが、
何らかの要因で「偏在」した場合、
そこが集中的にダメージを受けるのです。
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■つまり、放射線の総量よりもむしろ、
集中「偏在」こそが問題になります。
とは言っても、総量が過度に増えては意味がありません
要するに:
1)偏在物質を取り込まない
2)総量管理を試み
体内のバックグラウンドを減少させる
単純ですが、この2点が重要になります。
尚、偏在物質の取込が避け得ない場合は、
その割合を出来るだけ減らす事が当たり前ながら必要となります。
カルシウムであれば、良質のカルシウム、とかそういうしょうもない話になります
カリウムであれば、良質のカリウム、ですね。
しょうもない・・・表現しかできませんが
そう考えると、山さんが
落花生やら、ヨーグルトを測っている意味合が見えてくるかと存じます。
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■甲状腺とヨウ素は
ヨウ素が甲状腺に集中するから、問題となるのです。
■もうちょっと視点を変えると
薬とは毒を特定の疾患細胞に偏在させる事です。
ヨウ素による放射線治療が何故甲状腺亢進に有効なのか、
それは偏在性があるからであり
また可能性を指摘しているラジウムホットスポットの
ガンへの有効性も、ラジウムを取り込みやすいフェリチンが
鉄を確保する意味合いで、
がん細胞が多く取り込む
偏在性に
あるわけです。
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■私としての判断目安では
ヨウ素:甲状腺に強い偏在性
セシウム:子供に対する偏在性(ゴメリ大)<心臓、小腸、膀胱>
ラジウム:フェリチン由来ホットスポット(但し原発由来でない)
ストロンチウム:骨への偏在性(カルシウム代替)
プルトニウム:フェリチン?
ウラン:フェリチン?
カリウム:偏在性なし
トリチウム:水の同位体なので偏在性なし
(次位にフェリチンネタはもう一度少しひねって、出ます)
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結局はこの2点に集約されてきます。
カリウム:カリウム40のバックグラウンドが低い、
良質のカリウムを程よく大量に取るのが望ましい
↑お米も同様
秋田在住なら戦略はシンプルです。
例:)青森、秋田りんご
例:)秋田のお米
野菜も同様。(野菜は量が限られるので西日本「優先」で十分かと)
乳製品:生物濃縮されやすいので、
ヨーグルトのような付加価値の高い物(+プロバイオティクス)
できれば、明治十勝の様なバックグラウンドの低いと想像される
(ただし十勝も微量に影響がある・・・かも)
で、カルシウム、の摂取を試みる。
例)LG21、びえい牛乳、
というか牛乳よりは乳製品(ヨーグルト中心)が望ましいと思います
この2大戦略が大事になります。
後は水(今は湧き水中心、検査済みが望ましい)
(↑放射性物質まで時間がかかるから)
牛豚・・・量は限られているから、適量で
誤解してはいけないのは、
医薬のバリデーションや
アメリカのFDAのように、
ガチガチの管理をしている食材が
良いのではなく、
大地に怪しげな物質が撒き散らされているが故に
製品の品質管理が硬い会社の方が、
「ハズレが少ない」という事です。
ここは誤解して欲しくなくて、
今震災を機に、そういった食品大企業は
系列化の締付を強めているはずで
個人的には、そういう物作りは好きじゃないんだけど
今は、子供がいれば優先した方がいいとおもいます。
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後は悪いことは言わないので
ラクトフェリン系の補助食品をとってみて下さい。
ラジカルの発生を抑え免疫を高める働きがあるのは
ほぼ間違いないですし、(BY法医研の研究結果)
(特に免疫面は確実な効果です)
基本的に無毒です。
足しになる程度でしょうけど、
外食分のベクレル分くらいは働いてくれるかと思います
そして、大事なのは、
情報を間違っても広めない事です(笑)
怪しげな噂になるとどうしようもありませんので^^;
そして広まれば広まるほどお金がかかります
ちなみに「旦那は普通の食事」
でも差し支えないと思います。
子供の分だけ加工食材を
無害と思われる物に、さりげなく差替える
基本食材はとりあえず無害と思われる産地とする。
とりあえずの対策はそうなるとしか言いようがありません。
生物濃縮は、基本的には進む方向ですので
基本戦略はそのようになるかと思います。
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そしていい齢した大人は、
水と米に気をつければいいと思います。
福島産でセシウムを検出した米は、
カットしてしまえばよかったのですが
全出荷しましたので、
もったいない事をしたと思われます・・・
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そして実は気をつけるべきは来年です。
激しく汚染されている地域を含めた福島の食材が
今以上に出荷され市場に紛れます。
理由は今年ほど検出管理体制が
とられないからです。
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しゃくですが国産だからといって、
安売りスーパーで安心の食材が
手に入る時代は終わってしまったのかもしれませんね。
逆に言えば、今の内にまじめなメーカーを
ピックアップしておこうというのが
山さんの戦略なのでしょう。