■早川教授ありがとうございます。
東電中間報告をもう一度見直しました。
東電中間報告本体
性格はともかく(実際会ったことないけど)
往々にして、過去のデータの方が新しいデータよりも優れている今日この頃。
見直してみるのも非常に面白い物です。
・・・しまったバタバタしてキャプチャし損ねた。
詳細は後日として、特徴を拾うと
0)炉心が露出しない状態は、圧力が高すぎて水が入っていかない(例:3号機)
1)圧力により一部破損、等で炉心露出→
2)溶融すると、水は入るが・・・・
3)水が入った事によって、物凄く沸騰(破壊が進む)
4)ジルコニウム+水で水素大量発生。
(放射線+水でも水素が沸きますが、どの程度かは分りません)
3+4で漏洩+水素充満で極めて爆発しやすくなる。
このパターンでした、苦し紛れにベントするんですけど、
あくまで格納容器なので、限界があるようです。
■1号機はちなみに
普通に水を詰めたようですが・・・80トン=8万リットル
ものの見事に爆発します(汗)
■つまりは・・・一度炉心溶融すると、物凄い勢いで溶けて
水に触れた瞬間、沸騰しまくるわ、水素出まくるわで大変なことになる。
=破裂しかけの水素風船
になってしまいます。
結局はどれもベントに失敗して、
(3号機は何度が成功したような形跡がありますが)
色んな爆発(3号機)やら白煙(2号機)やらを出した訳で
もっともメーカーにとっては「そんな事前提にしていません」
と言う話ですけど、他ならいざ知らず原子力発電所
なので困った事になってしまいます。
■スリーマイル島も水素は随分格納容器に漏れたようなので
爆発しなかったのは幸いだったのかもしれません
燃料は溶融しない事が大前提ですが
溶融した後、どうも水素を吸い出すしか術がないという
現実が大きな課題といえるのかもしれませんね。
そして燃料溶融=電源喪失なので
うまくベントといわれても、電源がろくにないと言う
状況も発生します。
全く持って骨が折れる話です^^;
Posted at 2012/03/06 13:52:16 | |
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炉心の弱点【溶けたら終】 | 日記