売名だなんて言われている真央さんも
思いっきりステージⅣの模様。
経過観察中に陽性になって、すでに転移
と言うのは、基本的に手術適応外なんだよね。
小さいうちから飛び散る癌の
原発巣を切っても、統計上
延命は望めない。
実際その辺りは、家族として
説明を受けたこともあるし
ガイドラインにも書いてある。
それだけの事で、この人は放置しようとしたわけではない。
患者よガンと戦うなの近藤センセがいるけど、
切らなくてもいいがんを切ると余命が縮む。
切っても、余命は改善されるだけで
顔が悪ければ切っても、切らなくても助からない。
どれ選ぶ?という話なので、
(当時は抗がん剤治療は副作用が強く
実験的側面が強くて、タキソとかもなかった)
実験台の多数の犠牲があって
今の治療成績がある。
敢えて実験台になっても
QOLが下がるだけだから
大人しくした方がまし
(統計的な側面)
という時代も昔はあったんだよね。
TBSの食い物にされ映画にされたあげく、
AV出演歴を出されちゃった人もいるので
ガンというのは
結構残酷な病でもある。
さて、ステージⅣは色々ある。
例えばこんなの、
うん、素晴らしい人間性?
続いてこんなの。
また、こんな名人もいる。
何も知らずにこの店にいったら
鱧の本物は韓国だとなぜわからないかバカ!
この低脳が、高尚な僕が
鱧のようにさばいてやる。
って言われていたかもしれない。
ま、よくあるステマだけれど、
一般的にステージⅣはジャンルを問わず
不可逆な場合が多く
治療は極めて難しい。
人の思考にも似たような要素がある。
親切とお節介と押付は
紙一重なので、統計上の事実を言うべきか
可能性を言うべきかは難しく、
またその区別や意味合いの違いを
理解できる人も意外と少ない、
また、患者やその家族にとっては、
生きるか死ぬかにどうしてもなる。
統計的に、大体が五年内に死にます、と言うのは、
その場合には割り切れない問題になる。
尚、浸潤性の乳癌の場合、
転移がなくても、直線的に
生存率が下がり、転移があれば
さらに予後が悪い。
(遅らせることはできても、完治は難しく、
経過観察は一生続く)
多くの人は、非浸潤性との統計的差異を
認識することなく、あの人は生きている
あの人も、売名だと騒ぎ立てる。
人を支えることは意外と難しいのかもね。
Posted at 2016/09/21 21:19:48 | |
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常識の嘘 | 日記