2012年06月19日
どの業界でも 〝神〟 と呼ばれる方々がおります。
かなり破天荒なお話しもありますが、基本的に真面目です。
その 〝道〟 を極める人は、愚直で、誠実な方が多い気がします。
整備士の世界でも やっぱり同じで そう言った方々が存在します。
私の場合、この方

〝鈴鹿8耐のライオン丸〟 こと ギー・クーロン氏。
この方に憧れてこの業界に入った訳ですが、 未だ遠く及ばないのが 現実です。
赤熱したエキパイで火傷をしながらのピット作業は壮絶です。
そこまで行くと 肉体を超越した超人的精神が感じられます。
私は、未だ精進です。
でも、そこまでいかなくても、整備士 として最低限のモラルは必要です。
やってはいけない事は、どの業界でもあると思います。
まったくもってして、私の私感ですが、整備士としてやってはいけない事を上げますと、
① 嘘をつくこと
当たり前過ぎて説明するのも恥ずかしいですが、当然です。
② 言い訳
その場を取りつくろうと、言い訳や、話のはぐらかしなど をして逃げたり、誤魔化したりしても、ユーザーは解りますよ。
素直に非を認める謙虚さが重要ではないでしょうか?
技術力が無い、設備が無い、人が居ない、 どれも お客様に言っても何もならないのですよ。
出来なければ 出来ないと ちゃんと言う勇気は必要です。
③ 車を傷つける
これが一番です。
どんな車でも、お客様の財産です。
いくら金で治るからと言っても 大切な思い出や、 各部の思い入れ があるはずです。
交換部品だって、お客様の財産ですから、私は 「こちらで処分しても良いですか?」 と聞きます。
自分が ゴミ だと思っても、お客様から見れば そーじゃないんですよ。
また、回送中で、ぶつけても、ぶつけられても当方の責任です。
お客様からしてみると、愛車が傷ついて手元に戻ってくるなど、有り得ない事ですから…
「真面目」 と言いますと融通が効かないものですが、基本的に、 「誠実」 でなければならないと思います。
なぜ? こんな どこかのオヤジみたいな講釈をたれているかと言いますと、先日より我 〝小型一般特務課〟 に来ました 57才のおじさんが 『大変』 なのですよ。
今日は、お客様の車をぶつけて シカト です。
当然、お客様から苦情があって 発覚したのですが、私が休みも取らず、今日稼いだ分が全て パー になってしまいました。
やったなら やった と言ってくれれば、騒ぎは大きくならずに済んだのですが、もーどうしようもありませんので、後日私と部長で謝罪に行きます。
しまいには、ブレーキパッドの交換をお願いしましたら、 「ネジを舐めたので出来ません」 だって。
それでも何とかするのが 「整備屋」 でしょう?
「お客に 言ってみろ!」 です。
30年も前の会社で何をしていたのでしょうね?
先ず、この会社、何でこんな人を雇ったのでしょう?
いくら人が来なくても、こんなおかしな人を雇うなら 私一人で十分ですので、どっかにやってください。
いや、 もう 57年も生きたんだから、死んでください。
明日も同行で 出張整備です。
さて、どーなる事やら。
私ゃ 頭の悪い人とは あまり付き合いたくないんですが、同じく頭の悪い私が 引き寄せて いるんでしょうね。
この世の 摂理ですかね?
Posted at 2012/06/19 22:36:24 | |
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