８８Ｍのブログ一覧

べつに　深刻な悩み事では無いですが、最近想うことがあります。

自分は本当に　プロ(玄人)　なのだろうか？

このネット社会の中、玄人と素人の垣根は薄れて来ているように感じます。
情報がダダ漏れの現在、〝秘伝の…〟　など存在しない気もします。


「職人」　　がいなくなった日本　と酷評される昨今ですが、心配です。

第三国は　日本の物を　「目視コピー」　で作って売ってますし、技術も盗まれて日本企業も困っているようです。

技術伝承も無くなってしまった日本、一体どーなってしまうのでしょう？






表題の画像は　私の叔父です。

刀鍛冶で、「職人」　でした。

技術を伝承した　弟子　はもう　「無監査」　というレベルまで行っていて、ＤＮＡ　は受け継がれています。

私もかなりインスパイヤされました。








でも、日本の自動車業界はどーでしょう？

この方の　ＤＮＡ　はすでに薄れて、回れ右してとんでもない方向に向いているんじゃないでしょうか？
私的意見ですが、好きか？では無く、売れるか？　では絶対に　つまらないものです。


この方のこの語録は　好きですね。





この方の技術も　後世に受け継がれています。

左　森脇氏。



自動車業界も、今では　「チェンジニア」　はいても、　「エンジニア」　はいません。

他で出来ない作業をして、お客様にしっかりとしたご説明をする。
そして　十分な報酬をいただく。
自然な成り行きと思うのですが…




今の職場ではそれが出来ません。
技術、速さ、価格、　どれもちゃんとしたものじゃないのです。

しかも、私は　非正規雇用社員ですので、　本気　で仕事をする気がおきません。
もっと十分な報酬と、機材と、技術を導入すれば、納得出来るサービスと、報酬をいただく事が出来るのですが、この会社のトップは全く　トンチンカン　です。



自惚れる気はさらさらありませんが、ホントに　私ごときが　お金をもらう仕事をしているのだろうか？
他に負けない技術があるのだろうか？
ホントに　玄人(プロ)　なのだろうか？

毎日　「不発爆弾」　のごとく、自問自答　です。




きれい事を言う気は全くありませんが、お客様の　〝笑顔〟　と　「ありがとう」　を聞きたくて　今の状態(境遇)に甘んじています。

クレーム処理も一緒で、お客様の　〝心〟　のケアですので、かなりボランティアに近いです。


ただし、個人的にお受けした仕事はプラスαでやらさせていただきますので、　お友達で、ご賛同、ご理解　いただける方は、ちゃんとしたお仕事をいたしますよ。




〝職人がいない〟　などと騒がれる昨今の自動車業界ですが、こんな　馬鹿野郎もいると言うことで　ご容赦ください。

犬(ＤＡＸ)　の里親さんが決まりました。


この子は６年ほど前に制作した物で、結構気に入っていたのですが、強いお申し出があったので、お譲りすることにしました。


制作当初は　ドラッグレーサー風だったのですが、ツーリングにも使えるようにと、よく解らない形になっちゃいましたね。
形を取るか、走りを取るか、　難しいところです。

現在の主力は　こちら　ですので、だいぶ違いますね。





一台抜けて、寂しくなるので、もう一台作る事にします。

さて、次は　「昭和レトロ」　調でいってみましょうかね。


ベース車両は違いますが、この　「ＤＡＸ　エキスポート」　を基本に　どこまで現代風にアレンジ出来るか？

いつ始めるか？　わかりませんが、気長に見ていてください。

みんカラでも多くの方がバイクにお乗りの事と思います。

愛車紹介などで拝見させていただいたりすると　「良いなー」　と思います。
好きな車と、バイクで　「６輪」　生活は　理想ですね。



でも最近　こんな記事　を見ましたので、ちょっと心配です。

若者の車離れに続く　バイク離れ　です。

残念ながら、私的には　そうなって当然　と思っています。


この不景気で、不安定な社会情勢で、そこに追い打ちをかけるように少子高齢化も進んだ世の中ですから　先ず最初に切り捨てられる存在(バイク)でしょう。

それよりも、今１０～２０代の子供の親御さんは、あの天下の悪法？　「三ない運動」　世代なのですよ。(詳しくはこちら)



バイクに悪いイメージを刷り込まれた方々が大半です。
しかも、免許も、バイクも高額で、尚且つ　危ない　ときたら　普通の親なら反対しますね。
そりゃ　バイクなど買いません。

高校の間だけ我慢して、１８才になったら車の免許を取って　オヤジの　「お下がり」　をＧＥＴするのが今の若い子たちの行き方のようです。

カッコ付ける道具と言えば　携帯　だけ。

楽しいのでしょうかね？




そんな中、ちょっと勇気つけられたのが　この方のブログ



メーカー、ショップ、ユーザー　がみんな楽しめる、そんな自動車社会になれば良いと、心から願っています。

べつに　鬱憤や、ストレスが溜まっている訳じゃないですよ。

いや、ホントは有るから書いているのかも…

なんとも優柔不断ですが、〝独り言〟　です。





この職場に来てから、「変った」　お客様が多いので驚いています。

そういったお客様は、実にユニークで、お仕事をくださるのですが、お金は払わない！　というのです。

最初は　「冗談でしょ」　と思っていましたが、目がマジ　ですので、ガチです。


　



先日の事例。

ご予約の無い突然のご来店で、　「ブレーキが甘いので、点検してくれ」　との事。
車両はトヨタで一番小さい車。(ＩＱ除く)

最初に試運転をしましたが、特におかしくはないです。
それでも、ご用命なので、車両をリフトＵＰしてブレーキの点検をします。

パットも、ブレーキライニングも　特に焼けや、固着も無く良好です。
なので、ドラムブレーキ側の給油と調整をして　踏みしろ＆タッチを詰めておきました。

自分的にはスタンダードなメニューだと思うのですが、油断しました。





そして、いざ　お代金の精算です。

お客様に請求書をお見せすると…


「えっ！　金取るのかよ！」

こっちも　「えっ！」です。



色々ご説明を申し上げましたが、トラブルになりそうな気配でしたので、上役にバトンタッチ。

結局こちらが泣くことで　丸く収まったようです。



お金を払わないのが　最近の常識なのでしょうかね？

しっかり手抜き無く修理してもほとんど　「踏み倒されて」　しまいます。

どんなに良いサービスを提供してもこれじゃー　萎えますね。


これからは、受付時にオイル交換でも、ウオッシャー液の補充でも、見積もりを出さないといけませんね。








そんな事例がある中、こんな事も…

私が受けた車検ですが、電話の応対では　どーもヤバそうな感じです。
かなり警戒してお車の引き取りに行ったら、案の定　○暴の方でした。

お断りしようかと思ってお話をしていたら、なぜか？気が合ってしまいまして　お仕事をお受けしました。

かなりくたびれた　ホンダの軽箱バンでしたが、しっかりご説明＆お見積りをさせていただきまして、作業をして納車しました。


私　「すみません、ちょっと予算をオーバーしてしまいました」

客　「おう！　そんなのはいいんだ！　手抜きしねーで　ちゃんとやってあればいいぞ！」

客　「お前のとこは正直な商売をしてるから気に入ったんだ、何もやらないで金を取る車屋もいるのにこんだけやってくれたんだ、金は気にするな」




そして　緊張の瞬間です。
ご請求書をお見せしてお代金をいただきます。




私　「ちょうど２０００円のおつりです」

客　「おつり？　いらねーよ！　迎えに来たあんちゃんと分けろや！」

私　「困ります、おつりです」　(２０００円を出す)

客　「いいよ、出しちまったものは受け取れねーよ　取っとけや！」


なんか断ると怒られそうでしたので、もどって所長に渡しました。


その後　帰りぎわに　「これもってけ！」　と　〝チオビタ〟　もくれました。




いいですねー！


一般の　「小市民」　と違って、業界の方は気前が良い。
それよりも、社会的常識をわきまえています。





私的　意見ですが、○暴の方より　一般の方のほうが、暴力的ですね。
○暴の方は至極　ジェントル　で、一般お方は　クレージー　な感じです。

どーしてこんな世の中になちゃったのでしょう？




おとなしい人が人を刺したり殺したりする世の中ですから、解らないものです。

「小市民」　　ホント　文字のとうりです。

今の日本の自動車業界ですが、〝８６〟　景気で盛り上がってきています。
でも、ここ数年は車好きが欲しがるような車がどんどん消えて、低燃費で、優遇措置の利く　エコカー　ばかり登場してます。

しかも、この　エコカーが売れまくってます。




国のエコカーに対する優遇措置が追い風になっているのでしょうが、ここまで踊らされる国民性もいかがなものか？と思いますね。

古い車には増税をして買い替えを押し付ける国の政策も　大成功　なのでしょう。



自動車好きの間では、　「メーカーが良い車(スポーティーカー)を作らないからダメ」　とか、「若者が車に興味が無いからダメ」　と酷評が出てますが、これは　酷な事です。



先ず　メーカーですが、そんなにバカじゃないです。
ちゃんとマーケットリサーチをして、売れている車、売れない車　を把握してます。



トヨタなど、ＭＣ(マイナーチェンジ)をしてＦＭＣ(フルモデルチェンジ)　をしても売れない場合は名前まで抹消しちゃいますから、徹底してます。
(カリーナ、コロナ、クレスタ、ターセル、コルサ、まだあります)

ホンダにしても、売れる車(エコカー)を優先して作ってますし、ヨーロッパ向けにはディーゼル車も作ってます。


結論は、　「ユーザーが求めないから作らない」　ですね。



一般の小売店だって　売れない商品を何年も店頭に出していないのと同じに、メーカーだって売れなきゃ　そりゃ商品を下げますよ。

月に百台も売れない物をラインフル稼働では採算が合いませんもの。




メーカーを擁護する気は無いですが、　〝こだわり〟　はほしいですね。


ポルシェのＣＥＯ　がとあるモーターショーで言った言葉に　

「他のメーカーは　スポーツカー　〝も〟　つくるだが、ポルシェはスポーツカー　〝を〟　作る」と言ってました。

深いです。





若者の車離れですが、私は　どーも　〝ゆとり教育〟　にあるのでは？　と思っています。


自動車は、高度成長期には　〝比べる〟　物として取り扱われていたように思います。
こんなＣＭもありましたし…


ゆとり教育の前の世代は、良い学校に入って、良い企業に就職して良い家を買って、
「いつかはクラウン」 ですから、向上心に燃えていたのですね。

それを受け継いだ　現在３０代後半～４０代の方々は結構車好きが多いですね。



その後の競争意識を削がれた世代は、　車という物は他人と比べる対象では無くなってしまったのでしょう。
それより、ゲームや携帯、その他サブカルチャー系の多額の金銭がかからず、手軽に他人にひけらかす事の出来る物に走っただけの様に思います。


車好きからは、嘆かわしい感じですが、そのように世の中がシフトしていっただけで、良いとも悪いとも言えません。


様々な方の意見を拝見いたしますが、メーカーが悪い　とか、　若者が車を好きにならないから悪い　と言うものが大半ですが、こんな　自動車業界の状態は、私たちユーザーが作り出してしまったものの様に思われます。

メーカーに　ほしい物を出してもらうには、私たちユーザーが声を上げなければダメなんじゃないかと思います。



と言っても、私は　気に入った物は買い換えませんがね。