楽子(ラッコ）@晴れ神様 (自称)のブログ一覧

昨日、我が町の花火大会がありました。
私が子供の頃、花火は、２０日海の記念日、同時に楽しい夏休みの始まりの日と決まっていました。このごろでは祝祭日が曜日固定になり、この法則も絶えていますが、子供達には、楽しい夏休みの一大行事です。
娘が小さい頃は、我が家でも一大行事でした。
娘に浴衣を着せ、お爺ちゃん、お婆ちゃん全員揃って花火大会に行きました。
大きな音で打ち上げる花火に、娘が驚き泣き出して急いで家に帰った事も良い思い出です。
今年の我が家では、妻と二人で・・・・
楽：「花火、見に行く？」
妻：「あなたは・・・」
楽：「暑いし」　「蚊に刺されるし」
妻：「じゃあ、私だけ行く」
楽：「うん、いいよ」
妻が出て行った後、福岡に行った娘の部屋で、昔楽しかった娘との思い出に浸っていました。一人、思い出に浸りながら、娘の成長を喜ぶ自分と娘が離れてゆく寂しさを感じる自分の狭間で揺れる親父の心境でした。もう、子供ではなく娘も大人になったんだと理解は出来ているのですが、親にとっては、何時までも、娘は娘、自分の子供なのですね。
遠くに聞こえる花火の音は、何故か、胸に響くものがあり、ちょっと湿っぽかったです。

rakko（楽子）の夢実現をする為の道具＝オープンカーを購入しようと決めたのは、この８月ですが、どの車種にするかは、決まっていませんでした。

バルケッタ・アルファスパイダー・MG-F・S-2000・Roadster・M3など候補車は、多く有りますが、さーてどれにしよう状態でした。
＜夢見てた当時(30年前)の車は、トライアンフTR-4でしたが、旧車ですから購入は出来ても維持できそうにない状態なので、これは選択肢から除外になりました。＞

取り敢えず、国産のRoadsterでもと思い、山口マツダのHPのアクセスしました。目に付いた車が有ったので見たいと山口マツダに電話し、目当ての車を見たのですが、あまり気に入らず、帰ろうかと思った時に、今回購入した車を営業の方から勧められました。

その車が、テンロクのSG-Limitedでした。見た際、「まあまあかな」と思える程度の印象でしたが、その車を勧められた営業の方が、NAのオーナーで20年近くRoadsterに乗り続けてらっしゃる方でしたので、車よりそちら(人)に興味が湧きました。
「何で、そんなに長く乗り続ける事が出来るのかなあ」と疑問に思いながら、三次での20周年の話やRoadsterに対する思い入れを聞いている内、自動車だけを売りたいのではなく、Roadsterを通じて思い出や人の輪や楽しさを知って欲しいと言う事を、語られていると気付きました。

「単にrakko（楽子）の個人的な夢＝妻と一緒に高原をオープンカーで走る夢の相棒としてだけでなく、もっと色々な物が詰まった、もっと人と人との繋がりを持てる車が、Roadsterなのだ。
そう、Roadsterに乗っている者同士、同じ目的を持った仲間なのだ。
その仲間が、車を通して結びついてゆく、その楽しさに気付いて欲しい」と言われているようで、rakko（楽子）は、ハットしました。
なんだか、自分の夢を実現する事のみに汲々としている自分が恥ずかしくなるような感覚でした。

まさしく、オープンカーとは、幌を開いて外の世界と結びつく＝人で言えば、心の幌を取り払って、心を開いて人と人が結びつく。そういった気持ちを持っている人同士が、オープンカーを媒体にして結びつく、そんな車なのだ。

そのためのきっかけ作りをしてくれる車が、オープンカー＝Roadsterなのだ。

次の瞬間、rakko（楽子）は、オープンカー＝Roadster購入の契約書に判を押していました。


当然、ｒakko（楽子）は、妻と一緒に秋吉台を走り、その後、この車をきっかけにMTG・TRGなどに参加し、新しい人の輪に入り、多くの人との付き合いの広がりを持とうとしています。

そうなのです。きっかけは車（Roadster）ですが、人生の幸せを感じるのは、心を開いた人同志の付き合いなのですよね。(^_^)v