2013年03月11日
”ロデ足”シェイクダウン!
先週の土曜日に,ロデックスタイルオリジナル車高調のシェイクダウンとして,美浜サーキットに行ってきました。
今まで,足のセットアップの違いって,それほど感じなかった私。。。
正直不安なところもありました。
本当に感じ取れるのだろうか?と。。。
だって,今までのCUSCOの車高調だと,減衰を1~5まで変化させても,
「なんか違う・・・かなぁ?少し硬くなったかな?」
正直,そのくらいしか感じ取れなかったんですよ。
今回は,美浜サーキットの1クール(約17分)×3回の中で,減衰を弄っては走り・・・を繰返しました。
結果から言いますと,
「違いはきちんと感じ取れました。」(^-^)v
以前のCUSCOの足との比較を軸に,インプレしてみようと思います。
ちなみに,スペックでの比較は以下。
バネレート 減衰調整
CUSCO ZERO-2E F:8k/R:5k F:5段/R:5段
ロデックスタイル F:7k/R:4k F:25段/R:23段
※:念のため,ロデックスタイルオリジナルは,オーダー車高調のため,
バネレート等は車の仕様,ドライバー,用途によって変わります。
①ショックアブソーバーの硬さ
CUSCOと比べると,ショックアブソーバー(以下,ショックと記載)はだいぶ硬いです。
ロデックスタイル車高調(以下,ロデ足と記載)の最弱でも,CUSCOの最強(5段)より硬いと思います。
何が違うって,スプリングとショックの仕事の分担が違うというか・・・よく,
「スプリングはサスペンションの最大ストロークで受け持つ力を決めるもの。
ショックは最大ストロークまでのスピードを決めるもの。」
と聞きます。
この文章を読んで,どう解釈するかは人それぞれと思いますが,これまで私には,
「スプリングがメイン,ショックはそのサポート」
と読めました。
まだ,私の理解が浅く,仮説の段階なので,あまり詳しくは説明できませんから,
細かいツッコミはご容赦願いたいのですが・・・
サスペンションがストロークしていくときの反発力って,
スプリングとショックアブソーバーの2つから発生します。
その力の分担率が違うんですよ。体感的には,
【CUSCO】スプリングの反発力:ショックの反発力 = 9:1
【ロデ足】スプリングの反発力:ショックの反発力 = 5:5
くらいに感じました。
スプリングのレートは F:7k/R:4k と,すごく柔らかいレートなのですが,
フニャフニャはしません。むしろ剛性感はロデ足のほうがあります。
今まで,何種類か吊るしの足(オー○ンズ,H○S等)を使ってきましたが,
そのどの足よりも,ショックの分担率が高い気がしました。
なので,上の解釈も,
「反発力は,スプリングが半分,ショックが半分を分担する」
と大きく変わりました。
②ショックアブソーバーの減衰力調整幅の広さ
CUSCOの減衰力調整幅は5段,ロデ足の調整幅は25段。。。
そりゃ調整幅広いよね?となるのですが,問題は1段1段の変化の大きさ。
仮に全25段でも,1段の変化がものすごく小さければ,全体としては
調整幅は小さいことになります。
体感では,CUSCOの5段は,ロデ足での3段くらいでした。
ロデ足がすごいんだと思います。
5段も動かせば,大抵の人は大きな変化として感じられると思います。
それが25段もあるんです。
この調整幅の大きさは”武器になる”と思いました。
タイヤのグリップを引き出すには,如何に大きな力で路面にタイヤを押し付けるか?
にかかっていると思います。
その力とは,スプリングとショックによる反発力です。
ただ,その反発力を蓄えるのも,元を正せばタイヤのグリップです。
摩擦力の大きいドライ路面と,小さいウェット路面では,
サスペンションを縮められる(=反発力として蓄える)力も弱くなります。
そういった,路面状況などの変化をショックの減衰力で調整することができます。
となれば,調整幅は大きいほうがいろんなコンディションに対応できますよね?
また,前後の減衰力に差をつけることで,車をアンダー特性にしたり,
オーバー特性にしたりできることも,今回体感できました。
調整式のスタビライザーってこんな感じかな?とも思いました。
これも,減衰力の調整幅が広いからこそできることなんだと思いました。
③タイヤからのインフォメーション
これも驚きでした。以前よりもタイヤのグリップ感やヨレが感じやすいのです。
恐らく,CUSCOと比べて長くなった伸びストロークが効いているのではないかと推定しています。
今回,減衰力も大きく変更させましたが,
「あ,バンプタッチする前に,タイヤのグリップが負けちゃったな・・・」
とか,
「あ,今タイヤが潰れながらヨレたな・・・」
とか,タイヤの動きが前よりよくわかるのです。
結果,以前と同じペースで走っても,余裕が出て,より多くのことを
考えられたりするようになりました。
恐怖心が少なくなったとも言え,より攻められる車になりました。
以上,いつものように長文になりましたが,期待以上の好印象でした。
セットアップする楽しみが増えました。(^-^)
ちなみに,リアの減衰力が12段/23段の中間あたりで,少しスライドさせてみましたが,
やはりリアの限界は高く,動画のように少しギクシャクしている感じです。
因みに,ドリフト禁止のコースでこういうことすると怒られますのでご注意を。。。(^o^;
そして,気になるタイムなんですけど・・・
1クール目:48.300(+0.951)
2クール目:48.296(+0.947)
3クール目:48.147(+0.798)
と,ベスト更新どころか48秒すら切れず。。。
「足のフィーリングはいいのになんでかなぁ?」
「フィーリングがいいのと速いのとは違うのかなぁ?」
と悩んでしまいました。(´・ω・`)
ひとまず,足のセットアップの方向性は見えたし,今日はそれでよしとしますか。
でもやっぱベスト更新したかったよなぁ・・・と片付けも終わり,
帰ろうと運転席に座って気が付きましたよ。。。
ブーコンOFFだったし!!( ̄□ ̄;)
ブースト1.0kgf/cm2(ON時)と0.7kgf/cm2(OFF時)の違いは大きいわなぁ。。。
足回りの動きに集中していたら,そんなことにも気が付かなかったという。。。
なんともマヌケなお話でしたとさ。。。(^o^;
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Posted at
2013/03/11 23:56:57
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