ALL Aboutより
『被災地に迷惑をかけない車とガソリンの使い方』
■ガソリン、あなたは“本当”に必要?
地震発生後、東日本地域でガソリン不足が発生している。主な要因は道路状況の悪化による配送の遅れと、一時的な需要増。ガソリンスタンドで売り切れの表示を見ると、一段と危機感が増す。本来なら急いで補給しなくてもいいような使い方をしている人達も、満タンにしたくなるのだろう。
今後どうなるだろうか? ガソリン在庫量に関しては心配不要。栃木県&茨城県以西は、15日にも供給が需要に追いつくと考えていい。ガソリンスタンドに行って売り切れでも、焦らず待つことをすすめておく。渋滞防止のためにも、落ち着くまで車での外出を減らすことをお願いします。
ただ福島県以北については当面入手難を覚悟しなければならないと思う。現在被災地への供給を最優先しており、需要が満たせるのは最短で週末(3月19日)。順調に進まなければ21日以降になる可能性も大。どうしても出勤や通院などクルマを使うなら、近所などに声を掛けて相乗りなどを勧めたい。
物資の配送のため被災地に近づくと、ガソリンスタンドの損壊などで極端に入手難になっていく。一般車に入れる燃料はないと考えてほしい。必ず目的地まで行って帰ってくる分の燃料は確保しておくこと。外部から入る車が地域の負担になることだけは避けてほしい。
■車を使うか否か、よく考えて行動を
灯油の容器の中にガソリンを入れて持っていこうと考えている人もいるようだけれど、消防法で禁止されているので注意してほしい。認可されているのはホームセンターやカーショップなどで販売されている専用の金属容器(赤色)。20L入りの容器が扱いやすい。
また、セルフのスタンドでは携行缶へのガソリン補給が禁止されている。携行缶に補給するならセルフサービスのスタンド以外を使うこと。もう一つアドバイス。車内に積む場合、かなりの臭気を伴う。携行缶の上にビニール袋をかぶせて密閉。さらに、その上からビニール袋をかぶせるくらい念入りに。
ちなみにガソリンの在庫は心配ないといっても、配送能力に限界ある。「ガソリン不足になる」と疑心暗鬼になった被災地以外の方が我先に満タンにしようものなら、やはり末端のガソリンスタンドで品不足になることは間違いなし。直近の2週間でいいから、日本全国でガソリンを大切に使ってほしい。
その他、交通への負担を低くするため、当面クルマの利用を最小限に済ます工夫をしたらいい。特に東京近郊は4月いっぱいは計画停電を覚悟しなければならない状況(梅雨明けの暑さが始まると、再び計画停電が必要になると思う)。電力事情に余裕ができるまで、みんなで譲り合って頑張りましょう!
【国産車ガイド:国沢 光宏】
みんカラユーザーの皆さん
東北では一般車両はもとより緊急車両、災害復旧用の重機の燃料の不足が続いています。
記事を読まれ良識ある行動を期待します。
Posted at 2011/03/16 07:17:01 | |
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