磨く前にスクラッチシールドとは?というところからいきます。
こちらから引用
スクラッチシールドとは、傷が付きにくい塗装技術のことで、東京大学やアドバンストソフトマテリアルズにより、共同開発され、日産自動車の自動車に採用されているほか、ドコモがライセンス契約しており、ドコモの携帯電話の一部の端末にも使われている。 スクラッチシールドは塗装表面に傷が付きにくいだけではなく、傷がついた場合でも、ある程度までは時間の経過とともに復元されるという機能を持っている。クリアーコートと呼ばれる最も外側の層に、特殊高弾性樹脂を用いており、高密度な結合により傷を低減させ、塗装の弾性により傷を復元仕組みになっている。 一方、携帯電話のスクラッチシールドは超分子構造になっており、表面に力が加えられても分散され、塗装がはげていくことがなくなる。これにより、携帯電話を長期間美しく使用することができる。
キーワードは特殊高弾性樹脂と高密度な結合というところですかね。
ここにもう少し詳しく書いてます。
一部抜粋
従来塗膜

従来塗膜は、結合点が固定された高分子(「ひも」状の分子)のネットワークでできています。通常、結合点間の高分子の長さはさまざまです。材料の外から力が加わると、短い「ひも」の部分に力が集中するため、そこから破壊が進行します。結局、材料は全ての「ひも」の強度を全て生かし切ることなく、小さな力で破壊してしまいます。
超分子ネットワーク塗膜

超分子ネットワーク塗膜では、外部から力が加わっても、高分子の「ひも」が「輪っか」をすり抜けるため、力が一部分に集中することなく「ひも」に均等に分散されます。このように、材料内の高分子の「ひも」の強度を最大限に生かせる構造となっているため、柔軟性に優れ、壊れにくいという特徴があります。
ここから個人的な感想なので、参考になるかわかりませんが”こんな考え方も有るのでは?”的な感じでお願いします。
表面が破壊されない限り元に戻ろうとする力が働き、結果キズが消える。
表面が破壊されないように高密度なクリア塗装になっていて、元に戻りやすいようにしなやかな樹脂になっている。(なんか矛盾しているような、でも両立できているのが凄い!)
キズが付く(残る)ということは表面が破壊されているからなんですね。
逆に磨くということは?
残ってしまったキズを消すわけなんですが、少し見方を変えるとキズが無くなるところまで滑らかに削っているわけです。
キズを消す為にはキズの最深部まで表面を破壊しなければいけません。
ここで攻防が発生!
破壊されないように必死に抵抗する塗装とキズを消すために表面を破壊する自分。
塗装が勝てばキズが残り、
自分が勝てば新車のような塗装に戻る。
高密度且つ高弾性で自分の攻撃をかわしている。
スクラッチシールドが磨きにくいというのはこういった所が原因ではなかろうかと思います。
スクラッチシールドは柔らかいのに磨けない?
この塗装の説明で高弾性樹脂を軟質樹脂という表現になっているところがあるのですが、これで柔らかいというイメージが出来上がっているのかな・・・
柔らかい塗装なら問題なく磨けます。
柔らかい塗装なら・・・
磨いた経験のある方だと解ると思いますが、磨いていてキズが消えないとそれは”硬い”と勝手に解釈します。(自分がそう感じるだけ)
キズが消えない=硬い
硬い物の多くは密度が高い物が多いのでは?
(こういう表現が正しいのか少し不安ですが・・・)
硬い=高密度
で、この塗装は高密度。
でも弾性があるので硬い訳ではない。
かといって柔らかい訳でもない。
どっちやねん・・・(笑)
複雑ですね♪
結論いうと
とんでもなく磨き難い
セルフリストアリングコートもおそらくこれに似た状態だと思います。
まとまりの無い文章でスミマセン
Posted at 2011/05/20 23:14:59 | |
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磨き | 日記