
整備手帳にサイドバーをルーフチャリアスチールバーEB2内部収納を目的とした
車泊計画 パート14(サイドバーをスチールバーEB2内部収納)をアップしました。
課題解決
15×15のアルミ角パイプの寸法が大きくてタイトになるのでPIAA TERZO スチールバー / EB2の内部に収納できなかった。 (>_<)
アルミ角パイプ 2m 1.2x12x12mmを導入
脱落防止、簡易固定は、暫定的にゴムシート
15mmアルミ角パイプ2本使用時の接合部を水平を保つ強度を有する角パイプ内に収まる接合治具の作製。
残材の800mmの12×12mmアルミ角パイプを利用
サイドバーの材質にアルミ角材を利用した理由
プラスチックは、割れる(基本的に脆性材料)
鉄は、重く塗装がはげれば錆びる
アルミは、比較的軽い、長期的には酸化して錆びるが変形能がある(延性材料)
当方が、脆性材料が嫌いな理由
前職で、当時の研究所長がドイツの大メーカーの研究所で将来研究用のオールセラミック製の機械を見て感動して帰国。
それで、機械摺動部に、摺動特性に優れたセラミックス採用を検討せよと命が下る。
当方は、調査・実験等を行い、セラミックスは靱性が低いので、セラミックスよりは靱性がある当方が選定した特殊サーメットの採用をデータ付きの研究報告書で提案。
所長判断で却下され・・・セラミックスで摺動材を作って実機テストを行うことに・・・ (>_<)
セラミックスは脆いが圧縮には強いので、しかたなく鋼材で焼嵌した実機テスト用パーツを作製。
第一回目の実機テスト・・・金属製と比較して摺動性能、振動性能良好
第二回目の実機テスト・・・運転条件を厳しくして衝撃がかかる条件で・・・最初は良かったがその内破壊・・・ (T_T)
後日パーツ破壊の事故原因FEM解析で、セラミック表面の摺動部のある部分に引張力がかかることが判明・・・やはりあかんやん (>_<)
以後、当方は脆性材料の機械摺動部使用には懐疑的になり、サーメットを鋼にHIP(熱間静水圧プレス)で接合する実用化研究を開始。
これもサーメット層と母材金属の熱膨張の違いによる残留応力での部材の割れに苦心惨憺。
当時の上司(鋼の熱処理の専門家)から鋼の弾塑性はある温度で変化するアドバイスをヒントに冷却を工夫することにより何とかクリア! (^_^;)
ブログ一覧 |
車 | 日記
Posted at
2017/05/17 14:01:38