2024年10月05日
TRUST製?のOS技研DualCoreLSD逆1.5way。
どうなん?ってよく聞かれるので。
一応慣らしもついでに…
慣らしは何処のLSDも共通で、8の字は寿命を縮めるだけなので私はやりません。
何かグワッと踏みたくなるし(笑)
ゆっくり低速でやる分には然程問題とはなりませんが、そんなに頑張らなくても街乗りをゆっくり燃料タンク1杯分も走っていれば充分すぎる程に当たりが出るかと思います。
鉄粉が気になるので150kmから300km程度で一度オイル交換かな。
わかり易く例えるなら、クラッチやブレーキが分かりやすいかと思います。
いきなり蹴ります?半クラで揉んで急加速します?
いきなりフルブレーキ掛けますか?
やりませんよね?
当たりが強い部分を擦り合わせて面を出すように慣らす訳ですから、いきなり8の字を行ってちょっと踏み加減を間違えて即高負荷となってしまうと一部分だけ擦れてディスク面が溶けます。
酷いと歪みや焼き付きが起きます。
8の字はFFの場合、ドライブシャフトにも負荷が掛かります。
勿論走行風はなく、ディスクを滑らせる訳ですからオイルの温度がかなり上がり更に焼き付きリスクが高まります。
そんなことより、優しくゆっくり下道をくねくねロングドライブして美味しいものでも食べに行きましょう。
クラッチも同時交換ならば尚更ゆっくり優しくやりましょう。
で本題。
OS技研バージョンの逆1.5wayではなく、TRUSTバージョンの話となります。
何でもそうですがメリットとデメリットに納得できれば入れたら良いのよ。
まず、デメリットから書こうかね。
・高い。
結局の所、スペックXなので高いOS技研のLSDに一万円くらい上乗せです。
エンジンブレーキの強化が必要なので軽量フライホイールは必須。
足廻りもご多分に漏れず仕様変更が必要です。
・タックインがない。
タックインが弱いです。ですので、ジムカーナは不向きなんじゃないかなと思います。
ミニサーキットはかなりいい仕事をすると思いますが、タックインを使用して急激に向きを変えないといけないジムカーナには向いていないと思います。
・悪天候に弱い
これはTRUST様にも匂わせられてはいたのですが、TRUST曰く…
一応、街乗りは可能です。って言われております。
悪天候に弱いんですよ。
自分が下手くそなだけかもしれませんが、悪天候のスポーツドライビングが非常に難しくなります。
正直、雨や雪は苦手です。
雨と雪で飛ばさずちゃんと制限速度以内なら問題は無いです。
仮に140kmで片側が水溜りに入っても殆どブレません。
しかし、スポーツドライビングの曲がりとなると急に頼りなくなります。
ヘビーウェットとなると踏む気が起きません。
タイヤのグリップを出すには、ドライ路面のように舵角を多めとして、大袈裟に抉らないと減速側でLSDが中途半端に作動してグリップしない事があります。
セオリー通り緩く丁寧に操作すると、全然手応えがなくズルズル膨らみます。
舵角がある程度確保できないとターンインで膨らみます。
ですので、高速のジャンクション等は下手に飛ばして行くと壁に吸い寄せられます。
これが圧雪、凍結路は運転すら怪しくなるほどに更に弱くなります。
片側だけ乗る分には、夏タイヤでもある程度の減速姿勢を保てて、スタッドレスならなんら問題はありませんが…
逆1.5と言っても要は2wayなんで、完全な圧雪や凍結路となるとスタッドレス装着でもグリップ限界を超えた瞬間にコントロールを失い怖い瞬間があります。
3年物とかだと少し荒く操作するだけでコントロール不能になります。
一度ロックしてしまうと、クラッチを切ってカムロックを緩めても瞬間的には復帰しません。
雨は舵角多めで効くんですが、雪は非常に丁寧に静かに正確に操作する必要があります。
ですので悪天候には非常に弱いです。
スタッドレスで過ごせる雪国でもチェーンが常時必要となる可能性があります。
正直、自分はビビリなんでチェーン無しでは怖くて雪道乗れません。
だって路面凍結なんて年に一度あるかないかの地域なので…
雪道を走って練習することもありますが…練習と言うよりはチャレンジな雰囲気になります。
スタッドレスでも正直怖い動きをするので、このLSDを載せてからはやってません(笑)
雪道に不慣れな自分が言うので、雪道に慣れている方からしたら、こんなん滑ってるとは言わん!とか、コントロールができない?下手くそかよぉ〜(笑)と大した事ないのかもしれませんが…
一応雪国の方は要注意(笑)
・限界まで使い切るのが怖いです。
コレはメリットで説明します。
デメリットはそんなもんかな。
タイヤの減りとかは、アライメント調整をミスってる方が酷いのでLSDを入れたから著しく減るって感じはない。
メリット。
・装着がバレない。
と言っても、運転されるとトルクステアが強いのでバレると思います。
しかし、そこさえ乗り切れれば自然な効き具合ですので全く違和感がありません。
チャタリングも殆どありません。
後退時にハンドル全切でカンッてたまに鳴るくらい。
オイルが劣化していると、カカカカカッと鳴きますけど。
舗装が荒れている路面で止まる時にケースがカチャカチャ鳴る時があるくらいです。
・ブレーキがめちゃくちゃ楽。
ブレーキの減速は直線のみで行います。
左右にブレにくいです。
そして、ブレーキを半分くらい戻しながら舵を当て、向きが変わり始めればスッとブレーキを戻せます。
あとは、LSDの抵抗と軽量フライホイールのエンジンブレーキで曲がるブレーキと荷重移動が可能です。
高速コーナリング中のアクセルOFFが怖くありません。
アクセルOFFでスライドしても、ズザーッとブレイクしにくいのでリカバリーが非常に楽で安定しています。
進入から立ち上がりまでの姿勢制御の難易度が劇的に下がります。
・ポンと入れて速い。
減速が楽になった上に安定性抜群なので、ブレーキとアクセルが今まで踏み切れなかった領域まで突っ込めます。
減速姿勢が安定するのでより強く短い減速でコーナーへ入れます。
ボトムスピードが飛躍的に上がります。
怖いです。
あいつブレーキ壊れたんか?ってくらい奥まで行けます。
そして、エンジンブレーキとLSDの抵抗で結構減速するので、それを見越した速度で突っ込みますからLSDを入れる前と後ではコーナー進入時のスピードが全く違います。
勿論、足廻りをLSDと好みの乗り方に合わせてセッティングする必要はありますが、オープンデフの設定そのままでも私個人としては1wayよりも速く走れます。
セッティングが決まれば…
立ち上がりも、盛大にスライドしたい雰囲気のリアを絶妙な巻き込み量に抑えた状態で引っ張って立ち上がれます。
極度なオーバーステアもありません。
プッシングアンダーも舵角で消せるので殆ど無いと言っていいと思います。そもそもアクセルのタイミングを間違えているわけですけども…
加速減速共に効いているため、ハンドルとアクセル操作でリカバリーするのが非常に楽です。
何より効き具合がブーストアップから200馬力辺りのハイフロータービンと、絶妙なバランスが取れていると思います。
効きすぎない減速側でブレず、加速した瞬間にリアを振り回してしまう程の効きではなく丁度いい引っ張り具合です。
200馬力を超えてくると車側のトラクションが足りませんから、ちょっと物足りなく感じるかもしれません。
・もうコレは2wayではない。
不思議なんですが…
2wayって感じがしません。
めちゃくちゃ曲がります。
加速中のタイヤの向いている方にグイグイ曲がる挙動が、減速側でも安定したまま出ます。
エンジンブレーキを上手く使うと、すぅ~っとインに向かって巻き込む様に向きが変わります。
安定感のあるタックインの様な感じ。
コレの塩梅が絶妙でアンダー知らずな車になりました。
正直、2wayと思って乗っていません(笑)
それくらい、2wayは曲がらないってイメージとは違う鋭いコーナリングをします。
と言うことで、ドライであればFFのLSDはコーナリングパーツって言葉を痛感します。
路面状況が悪くなると途端に頼りなくなりクソ車に変わります。
ただ、大人しく流れに乗って走る分には至って普通でございます。
雪国の方は要注意ですが、非常にオススメできるLSDではあります。
エンジョイ勢には非常に楽しいLSDで長く使えます。
でも高いんだよなぁ〜
後悔はないけどもね。
雪道走らないから不満もない。
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Posted at
2024/10/05 09:17:17
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