もう30年選手の USA・DYNACO<STEREO70>

昔の若い頃、これに憧れて、もがいても購入できず、
10年ほど前に中古で購入しました。
YAHOOオークションですが、諏訪湖のほとりのリアルSHOPからでした。
うちに来る連中、いつも使っているトランジスタ系統のAMPや、
このごろのデジタルAMPを聴き慣れているので、
この<STEREO70>を稀に聴かせると、その音に魅了された!
有名な真空管:KT88、300B、2A3、6550...etc.
トランジスタAMPよりも力感を求めるあまり、
ダルマ型のKT88を買ってしまう人が多いのです。
しかし、逆に力が有り過ぎて、コントロールしきれずに・・・
<STEREO70>には<EL34>がプシュプルで35w/ch
「癖が無くて優しい音」
実は、4年前に自分で改造&修理しました。
タンノイ:ARDENⅡ(38cm2way:デュアルコンセントリックHORN)を鳴らしていて、
低域がブカブカ(エッジがセーム皮に修復)なのに、とても締りの有る音で、
調子に乗って聴いていたら突然音が小さくなった!
慌てて調べたら「ガラス管ヒューズが飛んでいる。電源トランスがチンチンに熱い!」
冷やしてから修理を試みる・・・ヒューズの容量が消えて読めないので、
分解してヒューズへの配線を付け替え&延長してCAR用MAXIヒューズにしました。
ついでにRCAピン入力端子がショボイのと、左右の間隔が狭いので、
このごろのピンが斜めに刺さるのを根元から延長してRCAピン受け口を取付けました。
この故障~修理の効果で、電源強化並み(?)に音が良くなりました。
ピン入力の効果もプラスされ、今までよりも更に低域に締りと躍動感が加わりました。
この時は幸いに目に見える部分の故障でしたから直せましたが、
違う部分の焼損だったら、修理をあきらめていたかも?
それでも、未だに電源トランスの異常発熱を回避する為、
扇風機で冷やしながら使用しています。
このAMPの様な「ビンテージ品」は、あたりまえに<16Ω出力>を備えていますが、
近代AMPは対応できないのが残念です。

もう一つ僕の大事な「お宝」 DYNACO・MKⅢです。
これも中古で名古屋のHI-Fi堂で購入。

この「TUNG-SOL社製」6550(USA)が付いていたのですが、
馬力が有り過ぎて、ALTEC・605Bの背板を閉められずに
半年ほど吸音、制振、補強に悩む・・・<KT90>って真空管を手に入れて差し替えたら、
あっさりとバランスが良くなりました。
長々と書いてしまいましたが、この様に
AMPの真空管を交換して「音の変化を楽しむ」こともできますし、
真空管のメーカーの違いもしかり。
3極管、5極管・・・オーバーに言うと無限の変化が試せる=楽しめる♪
さながらLPレコードのカートリッジ交換、ARM交換・・・それも楽しい。
古き良き時代の機器、未だまだ大事に使用したいですね!
Posted at 2013/12/04 18:27:53 | |
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