Gトレのブログ一覧

色褪せて来たので黒色艶ありか艶消しで塗装するか悩んでいたのですが、昨年のトヨタ博物館オフ会で「シゲロクさん」から「この色は塗装では絶対に出せない色だね」と言われ、「そうだ劣化も味なのだ」新しくすれば良いのでは無いと気付きこのままで行く事にしました。

後何年このままで行けるか分かりませんが、最後まで行きたいと思っています。

右側も同じ様な色になっていますよ（笑）

朝晩はまだまだ寒いですが、自然界は既に春を迎えています。

菜の花ですよ。
これはカブから茎が伸びて花を咲かせています。
今年もこれから種を取って秋に播種し冬に収穫です。

今回も上は小松菜、下にはカブの新種の突然変異を夢見ていますが無理だろうな。

ヘッドが終わったので腰下の洗浄の準備です。

ブロックとオイルバンを切り離すために、ボルトとナットを外しシールカッターを叩き込みますが上手く打ち込む事が出来ないので社長に代わってもらいました。

オイル管理の悪いエンジンでしたので覚悟はしていましたが、あまりの汚さに驚いてしまいました。
オイルバンは勿論バッフルプレートにまで、焼き付きが伺えます。
オイルバンの底面はオイルがヘドロの様にこびり付いていて逆さにしても垂れてこない状態になっています。
このままオイル交換をしても、すぐにヘドロと混合してしまい意味のない物になってしまいますね。
オイル管理の大切さを改めて実感しました。
皆さんも早めの交換をお勧めします。
１０％の洗浄液に漬け置き後、洗いましたが黒塗装と同じ色になってしまいました（笑）

ブロックは汚過ぎたのでお風呂に入れてやりました。
半入浴しか出来ませんので、途中で交代です。
漬け置きだけでしたが思ったより綺麗になっています。

次はブロックを洗浄するためのバラシに入ります。
先ずはコンロッドナットからです。
１４㎜ですので、１/２ラチェットで十分と判断して取り掛かりますがビクともしません。
社長に話すと「その部分はトルクが大きいので、それでは無理」と言いながら用意したのは長いスピンナーハンドルでナットを支点に軽く回すとガキッとの音と共に簡単に緩んでしまいました。
テコの原理ですね。
やはりプロは道具が違います。
教わった通りに全てのナットを外し終えたので、シリンダーとクランクに注意しながらピストンを優しく抜いていきました。
今度はクランクキャップを外側から内側に向かって緩めて外して行きましたが、センターのキャップがどうしても動きませんし左右にも動きません。
再度、社長に相談すると「その場所はコツがあるよ」とボルトを入れて左右からハンマーで叩くと、不思議な事にキャップは上がって来ました。
見るとキャップには４枚の半円状リングが付いています。
私　「これは何？」
社　「クランクが左右にズレない様に、この４枚で押さえているの」
凄い、やはりエンジンは精密機械ですね。

重いので注意しながらクランクを洗浄台に運び丁寧に洗ってその後、穴の中を高圧エアーを吹き付けながら洗浄しました。

ほぼ私の仕事は完了ですので、組付けはプロである社長にバトンタッチです。

今回の作業は非常に勉強になり、とても良い経験になりました。
ここまでやらせて下さった社長には感謝の気持ちでいっぱいです。

この経験を生かして、次は予備ヘッドの作成です。

フロアマットのフロント側です。

ホコリを落とすついでに撮って見ました。

やはり運転席は汚れが酷いですね。
一部ハゲている部分は左足踵部です。
が、裏側のイボイボは触ると痛い位に残っていますよ。

一度も水洗いした事が無いので暖かくなってきたら洗浄してみようと思っています。

部品を整理していましたら、この剥がれたシールが出て来ました。

いつ、何処で剥がれた物なのか全く覚えがありません。

何方か分かる方がおりましたら教えて下さい。