• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2013年05月29日

アンテナ強化関係とか

アンテナ強化関係とか 色々と作業しながらも更新してなかった5月の作業。
その2つ目だ。


クルマとは全く関係ない件でネットを徘徊していた際に目に入ったのが「スリーブアンテナ」。
今までワイヤレスドアロックのアンテナに色々と細工をしてきたが、そこそこ手間が必要な分だけ効果も上がりそう、それでいて自作するにはちょうどいい程度の難易度だ。
3C-2Vの同軸ケーブルがあるので、これを使ってやってみようと思い立った。

スリーブアンテナの詳細はネットで山ほど情報が掘れるので割愛。
肝心なのはシールド編組線とスリーブ部分との間に適度にクリアランスを取らないと共振しない点だ。

なので、
・1/4波長より少し短めに芯線を露出させ、シールド線は裏返して数センチ残してカット
・同軸の外径にピッタリな内径で、かつ3mm厚ほどの樹脂パイプを同軸にかぶせ、裏返したシールド部分を樹脂パイプの外側に出す
・その樹脂パイプの外径に合った内径を持つ1mm厚ほどのアルミパイプを樹脂パイプにかぶせ、その際に樹脂パイプの外径側に出しておいたシールド線を挟んで噛み込む様にして固定

つまり樹脂パイプの厚みで同軸のシールド線とアルミパイプ(スリーブ部分)間に適度にクリアランスを持たせ、パイプとパイプの間隙にシールド線を噛み込ませる事で、シールド線をスリーブに接触させアンテナとしたワケだ。

出来上がったら一重巻きでクルクルとハーネステープを巻き上げて絶縁し、アンテナ本体は助手席側Aピラー内へ、同軸ケーブルはオーディオ裏を通しながらワイヤレスレシーバ内にてアンテナラインとグラウンドパターンにハンダ付けした。

本来スリーブアンテナは水平方向には無指向性であるのが売りで、出来ればBピラー内に直立設置できれば最高だったんだが、時間の関係でAピラーとなってしまったのだった。
効果のほどが判らないのでとりあえずって事で、効果があれば移設を検討しよう。

同時作業で、以前に設置した後席搭乗者用の電波時計にも手を加えるコトにした。

と言うのも、室内のルーフ付近でアルミパネルに設置され、近くにはドライブレコーダだのETC受信ユニットだの地デジアンテナだの、決して良好な受信環境とは言えず、好条件が揃わないと標準電波を受信しない。

実際のところウチの契約駐車場では立地条件などもあって受信できず、早朝時間帯に毎日自動実行される更正処理では受信できた試しが無い(この電波時計は前回の受信実行時に成功すればアンテナバーアイコンが表示され、失敗した場合にはアイコンが消える)
それでも数日に一回はどこかで受信出来ている様子で、それぐらいの頻度でも標準電波で更正が出来ていれば時計としての精度は全く問題が無い。

しかしほぼ常時、無料で垂れ流されている標準電波を、単にこちらの都合で常に拾えないのはもったいない。
そこでネットで電波時計について調べてみると、家庭用の電波時計を受信環境の悪いマンションなどで良好に受信できる様に改造している話が幾つかあった。
改造といってもやってる事は至極当然で、受信用のバーアンテナを配線延長してベランダなどに設置するものだ。
それならスリーブアンテナ設置と一緒に、Aピラー内に内蔵してみようと同時作業をしたのだった。

小型の電波時計はそのほとんどがバーアンテナを内蔵しており、この時計も6cmほどのフェライトバーにエナメル線みたいな極細線が巻き付けてあった。
これを基板からカットして取り出し、代わりにブラインドコーナーカメラの設置に使用した残りの2芯シールド線をハンダ付け。

これをルーフ経由で助手席側Aピラーまで配し、ピラー下部で折り返してから上向きにバーアンテナをハンダ付けし、ハーネステープと熱収縮チューブで固定&絶縁。
スリーブアンテナの同軸などとタイラップで固定して設置完了した。

で、結果である。

スリーブアンテナ
最大到達距離はあまり変わらず、ただし車両に対する角度によってはヤケに届いてしまう角度もある。
助手席Aピラーに内蔵した為か、車両の左側には多少の死角的な部分もあるけど、車両から3m以内に近寄れば全方位から明瞭に受信は出来るし、総じて元よりは良好な受信状況。
劇的では無かったけど、いずれは運転席側のBピラーあたりに増設してみたい、な感じだった。

電波時計のバーアンテナ
もう劇的を通り越してブットビ。
エンジン始動中は室内ノイズが飛び交う環境なので多少受信感度が落ちるが、駐車中ならよほど遮蔽・妨害物(地下駐車場やビル群など)が無い限り電波を拾いたい放題。
今まで全く受信できず、乗り始めはバーアイコンが消えていたウチの駐車場でも、早朝の自動受信が確実に電波を拾ってくれるので最近はバーアイコンが消えている事が皆無になった。


一つだけ不思議なのは40kHz/60kHz両対応の電波時計なのに、我が奈良県においては60kHzを一度も拾えたコトが無い点だ。
40kHz送出の「おおたかどや山標準電波送信所」からも、60kHz送出の「はがね山標準電波送信所」からも、奈良県はほぼ同じ距離にある。

送信出力も同じで、標高やアンテナ効率については「はがね山標準電波送信所」の方が優れているにも関わらず、である。
電波と言うのは様々な環境や条件に左右されるとは言えど、60kHzでは全く受信出来ないのは不思議でならない。

まあシエンタに標準搭載されている電波時計は40kHzのみ対応なので、これさえ受信できればいいのだが、気になって夜も眠れないコトは無いからサッサと寝よう、寝よう。

※同軸ケーブル名を誤記したので後日修正
ブログ一覧 | 電子回路 | クルマ
Posted at 2013/05/29 02:53:24

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

ホンマかいな⁉️🤭😅
うらあきさん

花が好きな人💐
mimori431さん

今日のサラメシ2025 No.15
Red Bull Dogさん

D1グランプリ2025
*yuki*さん

にゃんこdiary 7
べるぐそんさん

生存報告 2025 GW
jukouさん

この記事へのコメント

2013年5月30日 1:11
これはまたタイムリーなネタ!

じつは予約ロック付けたらリモコン受信感度が悪くなったような感じだったので何としたいなーと思っていました。
なるほど、スリーブアンテナですね。
ちょっと調べてみて分からないことがあったらまた聞きに来ます。
ちなみにリモコン電波の周波数って何Hzですか?


電波時計もちょっと妄想ネタがあって、ルームミラーに時計を表示できないかと考えていました。
まずは既製品を探したのですが、ミラーにムリヤリ7セグをブチ込んだお粗末なものしか見つからず(;^ω^)

さらに調べていったらみんカラでミラーモニターにPICで作った時計のビデオ映像を映している人かいて、それがすげーcoolで真似したいなと思っていました。
その人は時計を秋月で売ってるRTCモジュールを使っていたんですが、そこを電波時計IC使った受信モジュールに改造できないかな、と。

ただやるとなると電波時計IC仕様の勉強、16bitPICの使い方の勉強、ビデオ映像規格の勉強、と実生活ではクソの役にも立たない知識を大量に詰め込まねばならず、なかなか行動に移せません。
もしかしたら妄想のままかもしれない・・・(;^ω^)
コメントへの返答
2013年5月30日 3:50
どもども。
なんかobZenさん的にストライクだった様で何よりです。

周波数に関しては明確な資料を見付けられずに難儀しました。

2000年式以前あたりではMOPなら60から80MHz帯、DOPなら300MHz帯と明確な違いがあった様ですが、現在はワイヤレスドアロック機能はほぼ標準装備となっていて、それでも70MHz前後であるとか315MHzだとか情報が混在しています。

実際に分解したトランスミッタキー基板を見ると78.587MHzのクリスタルが載っているんですが、これを基準に使いIC内部で4逓倍しているとまさに314.348MHzとなって、決定打になり得ませんでした。

最終的に、ここ最近の車種に至って70MHz前後の情報が出てこない事や、以前の別体リモコン型予約ロックシステム(315MHz帯)を搭載した際に激しく電波障害が起きた事、加えて効果が見えなかった場合には長さを詰めれば無駄にならないことを根拠に315MHz帯で決め打ちして、1/4波長から更に5%引きの226mmでアンテナを製作しました。
なのでアンテナ長としては45cmほどにもなるのでピラー内蔵となっています。

秋月のRTCモジュールは、
・500円と安価でデータシートやアプリケーションノートも公開されているから事前に検討できる
・サイズが小さい上に省電力設計、DIPサイズ基板なのでユニバーサル基板でも使える
・I2Cで確実に通信ができる
などから、これ以外の選択肢は無いんじゃないかと思いますが。

アナログビデオ信号(もちろんNTSCですが)は一通り知識として勉強はしたものの、ハードのデバッギングに本格的なオシロが無ければトラブルシュートすら行えないので、挑戦しようと思った事すら無かったですねえ。
せいぜいビデオ信号切替ICやアンプICが関の山です。
そもそも高周波やアナログ系は苦手なので(笑)

私がやるなら高輝度LEDをバックライトに使った薄型ドットマトリクス液晶(ってのが見付かれば)をPICで制御して、鏡面裏から強制透過式ってトコでしょうか。
これだけでも発色や表示の仕方で個性を出せると思うんですが。

追伸:
アンテナ長の根拠に、レシーバ内のループアンテナの全長がほぼ24cm程度(1/4波長のモノポールか)だったのもあります。

プロフィール

自分のシエンタ用、備忘録 主に自作電子回路の話とパーツレビューなど 整備手帳の存在を知らぬままブログだけで書き綴ってきてしまったので、移行するのも面倒だ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/5 >>

    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

愛車一覧

トヨタ シエンタ トヨタ シエンタ
2005年8月に追加された前期最終型のXリミテッドです 乗っていたEXZ10ラウムが急 ...

過去のブログ

2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation